涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

秋の奈良:正倉院展もいいですが、

2007年10月17日 | お薦め

すっかり涼しくなりました。
来月には紅葉が楽しめるとか。
今からどこへ行こうか思案中。

奈良を紹介する写真の多くは、入江泰吉氏か土門拳氏の写真でした。
中学校時代にその写真に魅せられて、吉野の山奥から奈良まで何度か出てきました。
朝一番のバスに乗り、だれも乗っていない近鉄電車にゆられて。

その入江泰吉氏の写真を中心にコレクションしているのが、
前にも紹介した入江泰吉記念奈良市写真美術館です。

ここに収蔵されている写真の一枚、談山神社の紅葉です。

談山神社、大学時代に何をトチ狂ったか京都女子大学の女学生と
一緒に行ったんですね。
いわゆる合ハイ?
男5人女5人。
ま、もちろん何も起きませんでしたが・・・

今この美術館では12/24まで、
「入江泰吉と奈良を愛した文士たち」
という特別展が開かれています。

 写真家・入江泰吉は、戦後すぐから約半世紀にわたって奈良大和路を撮り続けてきました。それほどまでに入江を魅了したのは、大和鑽抑の文学作品の影響が挙げられます。戦後間もないころに読み感銘を受けた亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』をはじめ、和辻哲郎、會津八一、志賀直哉らの作品に引き付けられたのです。作家の感動に共鳴しながら作品を読み返し、また東大寺観音院住職の上司海雲を通して志賀直哉や會津八一、亀井勝一郎らに私淑し大和の美意識を学び続けました。そして入江独自の大和への歴史観を育み、四季豊かな表情を見せる堂塔のある風景や古代びとの息づかいが残る万葉歌への世界、さらには先人たちの祈りが込められた仏像の表情などの撮影に取り組みました。作品には「大和の美」や「祈りの心」を余すことなく表現し、大和路のイメージを写真に定着させてきたのです。
 今回は近代の作家たちが何度も訪れ歩き表現してきた大和の新しい美の発見と感動を綴った名文の一節を取り上げ、影響を受けた入江のカラーとモノクロ作品で紹介します。

正倉院展にお越しのときは、是非訪れてみてください。
新国立博物館を出て「県庁前」から循環バス、あるいは高畑町行きのバスで、
「高畑町」あるいは「破石町」で下車、徒歩10分ほど。
車で行くと駐車場もあります。

會津八一の歌集や、亀井勝一郎の大和古寺風物詩なんかを持って。



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