涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

たまにはHIVの記事も書いてみる:献血とHIV

2008年01月23日 | HIV

大学生の時に初めて献血に行きました。

三十三間堂の前にある京都日赤センター。
大学のボランティアで400ml献血をしました。

献血が終わると、看護婦さんから
「ねえ、あなた。体大きいから次から成分献血していただけませんか?」
そう誘われて20回くらい成分献血や血小板献血をしました。

その当時は「献血手帳」でしたが、今は「献血カード」になっているようですね。

こんな手帳何枚も持っていました。

血小板献血をすると、HLAっていう遺伝子(?)を調べるらしいのですが、
時々電話がかかってきて、
急に血小板がいるんです、とか、白血病の人が輸血を必要としているのですが、とか
要請が来るんですよね。

今は昔の懐かしい思い出・・・

今日のニュース

献血でHIV判明100人超 日赤「検査目的やめて」

 献血時にエイズウイルス(HIV)感染が判明した人が07年に
初めて100人を超えたことが23日、日本赤十字社の調べで分かった。
感染者増に加え、検査目的で献血をする人が後を絶たないためとみられる。
日赤は「感染直後は検査をすり抜けて輸血で感染してしまう恐れがある。
検査目的の献血はやめてほしい
」と呼びかけている。

 07年の献血者総数延べ493万人のうち、
HIVが検出されたのは102人で前年比15人増。
献血者10万人あたり2.065人で、初めて2人を超えた。

ちょうど一年前のニュースでは

HIV陽性率が17年ぶりに減…献血用血液

 献血された血液のエイズウイルス(HIV)検査で、
陽性となる割合が昨年、1988年以来、17年ぶりに減少に転じたことが、
26日にわかった。

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会血液事業部会で報告された。
日本赤十字社の報告によると、昨年の献血件数約531万件のうち、
HIVの遺伝子や抗体が見つかったのは78件。
献血10万件中の陽性率は1・468で、前年の1・681を下回った。
背景には、献血時の問診強化などがあると見られる。

この一年間でまた増えたんですよね。

どうもHIVの検査はしていても、HIVの結果は当人には知らせていないそうです。
検査目的の献血が増えるのを防ぐために。

でも、結果が陽性であることがわかっていても、放っておく、
ちょっとそれもどうかな~と思っちゃいます。

B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HTLV-1は教えてくれるらしいですけれど。



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9 コメント

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そんなことがありましたね (やじ)
2008-01-24 23:32:00
>takeさん
こんばんは。
CJD、そんなこともありましたね。

通常行われるHIV抗体検査は、
抗体が生産されるまで時間がかかるため、
血液中にウイルスが居ても抗体が検出できない
ウインドゥピリオドが有るそうです。
特殊な検査を導入して、一般に検査されるよりもウインドゥピリオドを短くはしているようですけど。

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感染告知 (やじ)
2008-01-24 23:27:47
>M.Iさん
希望者に結果を告知すると、
検査目的の献血が増えて、
輸血HIV感染の可能性が増えるので、
痛し痒しですね。

献血した後でも感染の危険があると連絡すると、
結果の如何にかかわらず破棄されるようですね。
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こんにちは (take)
2008-01-24 10:02:35
私はHIVである以前に献血が出来ません。
それは「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」の問題からで、
献血センターでも下記のように記しています。

(1)英国に昭和55年(1980年)から平成8年(1996年)までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方は、安全が確認されるまでの間献血をご遠慮いただいております。
(本当は、この項目だけでも(6)までありますが省略しています)

私はこの最後の1996年に10日程滞在していました^^;
これって案外知られていないんじゃないでしょうかね?

HIVを告知しない(出来ない)のは、本人がHIV目的で検査したかどうかが定かではないからではないでしょうか?
HIVの抗体検査は本人の意思により行われるものですから。
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感染告知 (M.I)
2008-01-24 08:55:12
前にテレビで献血された血液がどのように病院に届けられるかという番組を見ました。

検査結果表と血液パックの番号を照らし合わせ、いくつかを捨ててしまいます。

何らかの病気に感染しているため使用できないそうです。

病名はたしか明らかにされていませんでしたが、たぶん肝炎やHIV。

最近では使用出来ない血液が増えているそうです。



せめて希望者には結果を告知するシステムが出来れば(実施してる自治体もあるみたい)感染も少しは減るかも知れませんね。
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身近な問題 (diaspora)
2008-01-23 23:46:38
もはや性交渉をもつ人なら誰でも感染の可能性がある状況ですので、わざわざゲイ男性を拒否しなくてもよいと僕も思いますが。
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差別ではなくて (やじ)
2008-01-23 23:18:03
>shziziさん
2007年9月末までの男性HIV感染者について、
MSM(男性とsexをする男性)つまり同性間の性的接触での感染者は3976人、
異性間の性的接触での感染者は1619人。

どうみても、MSMのグループはハイリスクです。

血液の安全性を確保しないといけない日赤としては、
やはりそうせざるを得ないんですよね。
ただ、ゲイであっても1年間男性と性的接触がなければ献血はOKです。
でも、男女間でも感染することはあるわけで、
とすれば、男女間でも危険性はかなり低くても安全ではないのですけれども。

ちなみに、長野県では、高齢者の異性間の性的接触での感染ルートが主らしいですね。
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患者の増加 (やじ)
2008-01-23 23:08:53
>タロウさん
HIVの動向については、
http://api-net.jfap.or.jp/htmls/frameset-03.html

http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/331/kj3311.html
に公式の数が報告されています。

やはり若年者でのMSMでの陽性者が増えています。
そういう点を考えると、やはりゲイコミュニティーをターゲットに検査を進めるのがいいんでは?と思います。幸いゲイコミュニティーには様々な支援団体がありますから。

知らずに発病する怖さのほうが大きいとやじは自分の体験から思うのですが。どうでしょう。
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ゲイ男性の献血禁止 (shzizi)
2008-01-23 22:13:49
日本では(でも?)、「男性の方でこの一年間に、男性と性的接触があった方」は「献血をご遠慮!」ということになってますね。

僕たちは血液の感染症にかかってないのに、なんでこのような差別を受けるのか全く理解できません。
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yahoo (タロウ)
2008-01-23 20:35:40
yahooニュースでも出てましたね。
献血でもそのくらいの人数がいると言うことは、その他の人口を合わせるとかなりの人数になりますね。
今日ゲイ友と話してたんですが、やっぱり検査して結果を聞くまでが怖いのでなかなか踏ん切りがつかないって言ってました。
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