涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

リフォーム詐欺

2006年03月03日 | Weblog
いろいろありますね~。こまめに情報チェックしないとね。

姉がオレオレ詐欺に会いそうになったのは、
それがまだ話題になっていた頃。
あの有名な「ご主人がある女性を妊娠させて…」にひっかかりかけたんですね。
幸か不幸かあまり裕福でない姉は、母親に理由を話してお金を振り込んでと頼んだ。
母は「今流行りのオレオレ詐欺じゃないの?一回電話してみなさい。」
とアドバイスし、その通りであったのでなんとか難を逃れた。

今度は俺がリフォーム詐欺にあいかけた。
(いえいえ、そんなものにひっかかる私ではありませんわ。)

相棒と部屋でくつろいでいた夜8時頃、突然の訪問者。
笑顔のかわいい青年。俺の事を「ご主人様」と呼ぶ。
せめて「兄貴~」って呼んでくれよ。
「マンションができて11年にもなりますし、そろそろ浴室の水周りに
トラブルの出る頃なので皆様1件1件チェックさせてもらっています。
他の部屋のお客様はもう先々週までにすませたのですが、
ここはいつ来てもお留守だったので今になりました。」と。

じゃあ、どうぞチェックしてくださいと浴室へ。
作業ズボンをまくった脚、毛がいっぱいで、ムチムチ。
う~ん、おいしそう。
するといきなり浴槽の壁面をはずして(お~っ、そんなところ簡単にはずれるんだ!)
「ほら、見てください」
その状況ビックリ。カビだらけ!
「一度も掃除されていませんね」
あたりまえじゃん、そんなところ掃除するどころかはずせるって知らんかったし。
「最初に教えてもらいませんでしたか?」
誰にも教えてもらってません!
「大体ユニットバスは10年前後が寿命なんですよ。そろそろ交換しないと。」
そんな話聞いた事無いわ。本当かよ!
「残念です。先々週までなら割引あったのに。でも上の人に聞いてなんとかしてもらおう。」
あやしい…。
そういって一旦部屋をでていった。

程なくして二人目の男登場。この人は全然タイプじゃあない。
同じような話をし、カビだらけの浴槽、さび付いた水道管の写真を見せる。
挙句の果て、
「こんな状態だと水漏れが起こって下の階に迷惑をかけますよ。
そうなると、200万はかかりますから交換すべきです」
そんなこといっても今日そんな100万もする契約をするはずないじゃないか。
答えを渋ったふりをしていたら、
「じゃあ、このひどい状況を写真にとらせてもらって、
それを製造会社の説明用に使わせてもらえるならお安くさせてもらえると思います。
担当者を呼びます。」
という言葉を遺しまた一旦部屋をでていった。

第三の男登場。ちょっとタイプだが、煙草臭いのと唇の色が悪いのが残念。爪も汚い。
この人は俺のことを「兄さん」と呼ぶ。どうみてもあんたより年下なんですけど(怒)
第一の男によると、ユニットバスには浴槽が浴室と一体成型のものと
浴槽スペースに浴槽を置くだけのタイプがあり、
今後このような状態にしないためにはもう一体成型しかできないということだった。
なのにこの男は、
「値段が気になるのならこういうのもお薦め」
といって浴槽を置くだけのタイプを出してくる。
だがこれでも75万円。
「なんならローンを組んで。」キター。
「あの、俺今脳腫瘍で仕事も辞めたし収入ないんですけど
ローン組んでくれるんですね。よかったー。」と答えると、
「それはできないので…。あのお父さんは?」と、オロオロしだした。
「月7万の年金暮らしですけどね。ローン組めます?
でも下の階に迷惑がかかるっていうならどうにかしないといけないですね。
あ、そうそう、父親は工務店やってたので一度その見積書をくれます?」
というと、そそくさと何枚も持っていた見積書を回収し、
ナショナルの立派なパンフだけを置いて帰った。

(後日談)翌日管理人に問い合わせてみると、
「知りませんね~そんな会社。それにそんな工事あったらわかりますしね。」
ということで、やっぱりリフォーム詐欺なのね。

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