カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

緒方サヨナラ 阪神惜敗!

2004年05月05日 17時56分00秒 | ☆阪神タイガース
あ、似顔絵ごめんなさい。(最初にご両人に謝っときます。)

しかしサヨナラホームランというのはなんと美しいものでしょうか。
こどもの日に鯉の悩める1番バッターがレフトスタンドにドンと一発。
恥ずかしそうなガッツポーズ、緒方のサヨナラホームラン。
去年同様4月から不振で苦しんでいたベテランの一発で10対8。
広島の勝利です。

いや、サヨナラホームラン直後のお立ち台っていいですね。
「最高です!」(←巨人・阿部のをパクった)
「まだ打った感触が手に残っています」
ファンと緒方本人の興奮が広島市民球場を幸せな雰囲気いっぱいに包んでいました。
阪神・安藤は8回から「さすが」という内容でよく頑張って投げていたんですが…

まあ、今日の敗因は間違いなく井川の乱調。
風に押されたとはいえ、いきなり初回にシーツから被弾。
打たれたヒットは全部で8本。押し出し四球も含む3回5失点で降板…

これはエースとして問題外。
同じくカープのエース・黒田が8回こそ大きく乱れたものの、悪いなりに159球という球数で終盤まで踏ん張ったことを考えると、かなりふがいない内容です。
しかも黒田は球速がほとんど衰えなかった。解説の達川さんもビックリのすごいスタミナです。

そして代わった杉山も2本のホームランで2回3失点。
ああ…杉山もいやらしさのない素直なピッチングすぎますね。

阪神としては桧山がかなり調子がでてきたことが救いでしょうか。まあ面白い試合ではありました。
きょうはカープに花を持たせましょう。

あ、似顔絵ごめんなさい。念のためもう一度あやまっておきます。

オリックスとイチロー選手の想い出

2004年05月05日 02時22分00秒 | ☆野球
このオリックスのユニフォームを着たイチロー選手の姿を自分で描いていて、なんだかしみじみとしてしまいました。

ぼくはあの阪神大震災のころ、本当に強かったオリックスが大好きでした。
震災で傷つき途方にくれた神戸の街に、あの「がんばろう神戸」のロゴを右袖につけた選手達がグランド狭しと暴れまくり、ついにはその95年、念願のリーグ制覇を達成してしまう。
まさに小説のような奇跡。
プレーを通して勇気付けらた被災者の方は数知れなかったでしょう。

ぼくはよく球場にも足を運びました。
市街地・三宮から電車で20~30分
山間にぽっかりと口を開けた天然芝のとても美しい球場。

そこにイチローはいました。

彼が試合開始前のベンチに姿を現すだけで、球場の空気はふわっと放たれたように一気に華やいだものです。
「どれがイチロー?」
「ほら、今屈伸してる人」
そんな親子やカップルの会話が満員のライトスタンドのあちこちから聞こえてきます。

そしてイチローがこちらにむかってくる。
もうそれは至福の瞬間。
得意の背面キャッチ・観客席にいるグラブを持った子供とのキャッチボールで場内を大いに盛り上げてくれました。

「一番、ライト・フィールダー・・・・イチロー・スズーキ!!」
巻き上がる大歓声。
胸に右手を当てて紳士のように軽く会釈する背番号51。

確かにイチローはそこにいました。

脇を固める選手だって負けてはいません。
田口・大島・ニール・D.J・福良・高橋智・藤井・本西・馬場・中嶋… 野手だけ思い出してもすらすらとでてきます。

さて、高いレベルで走・攻・守がそろった本当に魅力的だったオリックスが、なぜ一気に弱体化していったのか?

原因はやはり選手年俸の高騰による球団経営の圧迫。
それによりイチローはもちろんのこと、先ほど名前を挙げた選手のなかで大島と藤井と福良意外は全て他球団に放出されました。

さらにドラフト1位で指名した新垣(現ダイエー)・内海(現巨人)の入団拒否が影響したと思われる、スカウト戦略の方向転換。
とにかく弱気になり、球界初の「契約金なし」選手を誕生させ、「金がかからないそこそこの即戦力」に的をしぼった補強に邁進した結果、ここ数年の著しい弱体化…。
当然ファンは愛想をつかし、観客動員もどんどん減少。
また金がなくなり、という絵に描いたような悪循環。

しかし、この球団は今変わりつつあります。
元阪神監督の中村GMがチームを統括し、監督には強いライオンズを支えた伊原春樹氏を招聘。
今年からパ・リーグに導入されたプレーオフへの進出を本気になって目指しています。

はたして強いオリックスは再生されるのでしょうか。
今シーズンでは結果がでないでしょうが、数年後には是非ともそうなっていて欲しいと心から願っています。

あと、イチロー選手の想い出については以前の記事でも少し触れています。とても楽しい想い出です。もしお暇な方はそちらもご覧くださいませ