これ、どのタイミングで観たのか思い出せないんだけど、10年以上前に観たのは確か。いくつかのシーンは覚えていたから。
実在のピアニスト・シュピルマンの半生を描いた作品で、ナチス・ドイツのユダヤ人虐殺の事実を静かに、でも強烈に突きつける。
ユダヤ人をドイツ兵がなんのためらいもなく殺していく現実。
戦争とはこういうものかと改めて思い知らされる。
シュピルマンをかくまい助けてくれた人達もいたけど、いつ殺されるかわからない危機感はものすごいものがある。
それでもピアニストとしての誇りを捨てずに生き抜いたシュピルマンのビアノの旋律に心を打たれました。
目を背けることなく向き合わなければならない史実を描いた貴重な作品の一つ。