半数の4店を制覇しましたが、残り4店からどれを選ぶか・・・。
まずはしシンガポールからの出店という「豚骨王けいすけ」へ。
店主が黒味噌らーめん、海老そば、真っ黒ななしょうゆ味の肉そば、渡り蟹の味噌らーめん、つけめん渡り蟹の滴・伊勢海老の滴などの甲殻系テイストのつけ麺など、次々と創作ラーメンを発表していく竹田敬介氏。
今回の出品作は「つけ麺とんこつブラックスパイシー」。
具は表面にも浮いているネギ、沈んで隠れていますがチャーシューです。
麺は中太でウェーブはほとんどなし。
つけダレはご覧のとおり、白濁した豚骨に背脂を浮かせ、山椒を利かせた黒い香味脂が浮かせてあります。
この香味油の存在が単なる豚骨味でなく、また唐辛子でも胡椒でもない辛さが利いていて、インパクトのある味に仕上がっています。
ですが、「初代けいすけ」「NEW OLD STYLE肉そばけいすけ」などもそうですが、ここのラーメンは濃厚さを出そうとすると塩味が強くなる傾向があるように思えます。
(海老そばや、一部の期間限定ラーメンはそうでもありませんが。)
一口目は豚骨と背脂、山椒の香味油とパンチのある味が印象的ですが、食べ進むと塩辛さが気になってきます。スープ割りのサービスはあったかどうかわかりませんが、つけダレはしょっぱくて飲めません。(飲めたとしても背脂が多いのでちょっと引いてしまいます。)
自分は最初の一口から数口だけ美味しいつけ麺という評価になってしまいますね・・・。山椒の香味油のインパクトと豚骨の相性が良いだけにもったいないと思ってしまいました。
続いては岐阜県の豆天狗。
なんと創業63年の超老舗。
出品作は「魚系醤油つけ麺」。
シンプルで、見た目も古きよきつけ麺という感じです。
麺は中太の平打ち麺を使用。
つけ麺はどちらかというとつけダレの味を通常のラーメンよりも濃い目に作るお店が多いですが、そのためか麺は太めだったり、ウェーブを少なめにする店が多く、平打ち麺もそこそこ見かけます。
極太麺の歯ごたえにはかないませんが、食感や麺の味を楽しむのに適した麺ですから、太麺と並んでつけ麺に用いられるのは解る気がします。
つけダレは魚介のうまみたっぷりのだしに醤油ダレ。
具はネギにメンマ、チャーシューとオーソドックスで、魚介系醤油によく合う海苔が良いです。
実はつけダレは酢を利かせてさっぱり感を出しています。
ちょっと大勝軒っぽいですね。
全体的にバランスが良く食べやすい味に仕上がっていると思います。
スープ割があると嬉しいですが、時間等々の関係上確認しませんでした。
※ほとんど並ばないお店を選んだので業務には支障ないことを付け加えておきます。
明日はいよいよ期末最終日なので、残り2店に行く時間があるかどうかまだわかりませんが、第一章は8店中6店は試すことができたので、まずは良しとします。
9月は16食目で、今年通算98食(61すすり・35つけ・2まぜ)となりました。
ダブルスコアだったつけとすすりでしたが、つけが猛追中です!
目標達成まであと13食・・・。
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