もむでんブログ

劇的なアディショナルタイム弾2発! 広島発戴冠!! 第30回ルヴァンカップ決勝 セレッソ大阪1-2サンフレッチェ広島

やって来ました!!

新国立競技場!!

今日は第30回Jリーグカップ「ルヴァンカップ」決勝戦、セレッソ大阪対サンフレッチェ広島の一戦が行われました。

 

ルヴァンカップ(旧ヤマザキナビスコカップ)はJリーグ発足が決まり、前年の1992年から行われている、Jリーグ主催のカップ戦。

1995年にJリーグが14チーム2ステージ制のホームアンドアウェーで52試合行われたためカップ戦は開催されませんでしたが、それ以外は毎年実施され今年で30年目。

1回スキップされたのでJリーグの開催回数と並んでいます。

この30回の歴史の中でもやはり鹿島の優勝5回は抜けていて、他に創設から3連覇したヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)が続き、他一時代を築いた磐田、ガンバ大阪、浦和、柏などのチームでも2回、他リーグ優勝がないチームとしては2連覇を達成した千葉やFC東京なども2回等々・・・。

また、連覇達成もV川崎以降、2005・06年の千葉、2011・12年の鹿島のみで連覇の難しい大会でも知られています。

過去は「ナビスコカップに勝つと数年後J2陥落」というジンクスもありましたが、オリジナル10のJ2落ち経験がないチームが鹿島と横浜のみになったことでなくなりましたが・・・。

昨年は名古屋が初優勝して、天皇杯2回とJリーグ1回に次ぐ三大タイトルを成し遂げました。

今年は広島が先週の天皇杯と今週のルヴァンカップに決勝進出したことで、三大タイトル制覇かと思っていましたが、天皇杯史上最大のジャイアントキリングで涙を飲んだのがわずか1週間前。

広島のモチベーションの高まりは想像に難くないですが、対するC大阪も昨年は4年ぶりの戴冠を狙うも名古屋に屈し、今年はJリーグで広島に勝ち点4差の4位で先週広島が勝てばACL出場権がぐっと近づいたものの、広島が敗れたことで大逆転の3位しかない状況で、ちょっと因縁めいた対決となっています。

 

席は事前抽選で少し安めの席を選んだらコーナー付近になりました。

空席は結構あったので、普通に前売りで買えばよかったですが、そこはまあ仕方なし。

チップスター記念パッケージ付きの席にしました。

事前に特典付きチケットを買った人だけの特典です。

ですが、写真撮り忘れましたが、入場者全員プレゼントの「プライムクラッカー」は、30回大会記念で各大会のMVPの写真入り。

そう、第一回のカズ、二回・三回のビスマルクから昨年の稲垣選手まで。

 

試合開始のセレモニーが始まりました。

右の人文字は第30回記念大会の30です。

 

ファイヤーとスモークの演出の中、両チーム選手入場!

しかしこれ、煙くないのかな・・・。

ファイヤーはスタンド前列にいると結構熱いですが、今日は遠かったのでそうでもなかったですw。

 

今日は斜め裏からで残念・・・。

 

国歌斉唱は木村カエラさんです。

 

 

カップの前あたりで歌っているはずですが、写真が粗くてわかりませんね(苦笑)。

 

そして、先ほど書いた大会MVPと言えば、2013年柏レイソルの2度目の優勝の際に決勝点を挙げて受賞したのは工藤壮人選手。

本当に残念ですが、昨日急逝されました。

広島にも2017・18年に2年在籍し、多くの選手が一緒にプレーした間柄。

返す返すも本当に残念です。

 

先発選手はセンターサークルで黙祷。

もちろん会場全員も。

ご冥福をお祈りします。

 

試合は私から見て右広島、左C大阪でキックオフ。

 

広島は先週の布陣から何人か入れ替わっているものの、サブ含めてベンチメンバーはほぼ同じで、システムはおなじみ3-4-2-1、そしてC大阪は4-4-2とやはりおなじみの布陣。

広島はGKや3バックは同じですが、1トップがナッシム・ベン・カリファの他、野上や松本が先発して3名を入れ替え。

セレッソはものすごーく久しぶりに見るので、選手はほとんど知らない選手ばかり。

清武はサブにいますが、清武以降代表に呼ばれた山口、扇原、柿谷らが2017年の二冠以降移籍しちゃいましたからね・・・。

それでも今年はリーグで上位をキープし続けているので、実力派の選手が揃っていることは間違いないでしょう。

 

試合は前半を通してみるとボールの保持率は広島が多かったように思えます。

ファーストシュートは広島、その後も3バックでボールを回しながら機を見て再度に展開し、クロスをターゲットのナッシム・ベン・カリファを練らす戦術が徹底した感じ。

少し攻撃が左サイドよりでしたが、クロスを上げる機会やCKは広島が多かったように思います。

 

ペナルティエリア右のFKのチャンスも壁に当たります。

 

一方でC大阪はボールカットやクリアからのカウンターで広島を脅かしますが、枠内シュートはお互いに少なく、全体的に広島優勢で前半終了。

 

しかし、後半は開始後数分で思わぬ形で先制点が入ります。

53分に広島の3バック左の佐々木がパスの出しどころが無く、GK大迫にバックパスするとパスがやや弱く、前半から精力的にチェイスしていたC大阪FW加藤がダッシュ、大迫の目の前でインターセプトするとそのままスピードで大迫を外し、無人のゴールへシュート!

先制点を挙げ、サポーターの下へ駆け寄る加藤。

 

沸き立つC大阪サポーター。

 

この後、1点を追う広島が前半同様にボールを支配する時間が多く、佐々木らの攻撃の機会も増えてスピーディな展開とスリリングな場面が増えます。

そういう意味だと、前半のプレーが様子見というかお互いに大きなリスクは侵さない試合運びだったなあと思えますね・・・。

 

一方で大阪も前半同様にカウンターから広島を脅かし、あわよくば2点めを狙う姿勢を見せながら広島をけん制。

広島は62分に右からの低いクロスにナッシム・ベン・カリファがニアに飛び込んでヘディングしますが、C大阪GKキム・ジンヒョンが横っ飛びでクリア。

そして直後に広島MF松本に代えてFWピエロス・ソティリウを投入し、2トップに切り替え。

佐々木のオーバーラップの回数も増え、リスクを負って攻める場面が増えました。

 

一方でC大阪は69分にFW加藤に代えて清武、上門に代えて北野と前線をリフレッシュし、前線へのプレッシャーとカウンターでの追加点を狙っての交代を敢行。

 

71分にはC大阪のCKから今度は広島がカウンター、右サイドクロスからピエロス・ソティリウがヘディングもバーを越え、少しずつゴールが近づいてきているようにも見えました。

 

そんな中、広島が再びカウンターから中央にくさびのパスを出すと、C大阪のDFのかなめマテイ・ヨニッチがファウル。

一旦はイエローカードでしたが、急遽VAR判定となり、確認の結果手が相手選手の顔面に入ったことで一発レッド、広島が数的優位となりました。

この直後、広島は野津田に代え柏、C大阪はMF為田に代えてDF西尾とそれぞれカードを切ります。

試合はこの一発レッドでややヒートアップして、広島MF野上やC大阪北野にもイエローが出て、やや荒れ気味に。

試合終了目前の広島のシュートもバーを越えると、更にDF塩谷に代えてMF柴崎、野上に代えて茶島と、総攻撃の様相のカードを切ります。

恐らくVARでアディショナルタイムが増えることを想定してのことと思いますが、直後に広島のシュートからCKを得ます。

その一連の攻撃は、クリアしきれなかったボールを広島がシュート、ボールはバーを越えました。

しかし、広島の選手はハンドをPR。

 

VAR判定の結果、これがPKとなり、土壇場で同点のチャンス。

時間は96分を経過、キッカーはピエロス・ソティリウ。

シュートはGKの逆を突いて、土壇場の同点ゴール!

6日前の悪夢を振り払った瞬間でもありました。

 

そして、試合はVAR判定を挟んだことで更にアディショナルタイム続行。

100分過ぎて再び広島の右CK。

 

ゴール前中央、フリーで合わせたのはまたしてもピエロス・ソティリウ!

これが鮮やかにGKを破り土壇場の勝ち越し!

時計は101分を超えていました。

 

直後C大阪はキックオフから前線にボールを出すもすぐにタイムアップ。

この瞬間広島がカップ戦決勝8連敗の呪縛から解き放たれ、ルヴァンカップ初制覇を成し遂げた瞬間となりました。

 

オーロラビジョンに映し出される優勝の二文字。

 

これも裏側からで残念・・・。

 

そして、先週浴びることのできなかった黄金のテープファイヤー!

 

MVPはもちろんアディショナルタイム2得点のピエロス・ソティリウ。

実はこの選手、キプロス代表なんですね。

2012年からコンスタントに選出され、最近ではゴールも多く決めている代表のエース。

キプロス代表と言えば、2014年のワールドカップブラジル大会前の壮行試合兼強化試合として、仮想ギリシャの位置づけで行われた試合を思い出しますが、ピエロス・ソティリウも代表選手として来日し、スタメン出場していました

仕事で銀座を歩いていたら、キプロス代表に会って記念撮影させてもらいましたが、その選手ではなかったですが・・・。

代表の乗ったバスも見たので、その中にいたのでしょうね。

 

そして、再びWINNERの文字。

おめでとう、サンフレッチェ、そしてサポーターの皆さん。

 

表彰式後に選手が挨拶に来てくれました。

サポーターサイドを取って良かった・・・。

 

ゴール裏のサポーターにも挨拶。

2週連続で広島から来た方も大勢いたと思いますが報われましたね。

本当におめでとうございます。

 

こうして2週続けてのファイナルを見ましたが、サッカーの面白さと怖さが存分に詰まった2試合を見ることができ、最高の一瞬を過ごすことができました。

 

そして、今年は変則日程で三冠の最後はJリーグ。(いつもは天皇杯ですが。)

残り2週で優勝争いは首位の横浜と2位の川崎に絞られました。こちらのドラマにも期待です。

観戦するかどうかは決めていませんが、両チームサポーターで完売になるのかな・・・。

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