茗荷谷方面に足を伸ばす用事がありまして。
茗荷谷と言えば、広いキャンパスを持つお茶の水女子大学を始めとして、中央大学、筑波大学、拓殖大学、放送大学、跡見学園女子大学などが校舎を置く学生の街。
ちょっと歩くと広大な小石川植物園や護国寺など緑を併せ持つランドマークもあり、地上を走る電車や高速道路が無いことから閑静な街のイメージでしょうか。
そんな茗荷谷で、用事は朝からお昼過ぎまでで、間に結構時間が空くのでお昼を頂くことに。
11時30分オープンのこのお店に、開店10分ちょっと前に着いたら一番乗りでした。
茗荷谷駅は特にラーメン処でもないのですが、ミシュランガイドビブグルマン掲載歴もある人気ラーメン店「生粋花のれん」です。
茗荷谷でラーメンを食べるなら、多分ここ一択になると思います。
なので、並びがないのはラッキー。
開店を待っていたら、お店のスタッフが「どうぞ~」と開店時間より早くお店に入れてくれました。
おぉ、素晴らしい。
オーダーはタッチパネル式自販機でキャッシュレスで払うか、席での現金でのオーダー。
もちろん、キャッシュレスで自販機で購入し、席について待ちます。
席はカウンターのみ6席で小ぶりなお店ですが、奥に広めの厨房があり、カウンターの中はラーメンを提供するための小さなキッチンになっています。
現金の場合は対面で払うようなので、席にもメニューがあります。
これは限定麺のようですが。
デフォルトのメニューがこちら。
「旨味鶏だしらーめん(1,150円)」が基本メニューで、醤油と塩から選べます。
醤油が左にあるので、今日は「旨味鶏だし醤油らーめん」の醤油と、「いろいろチャーシューご飯(450円)」をオーダー。
そして、ほどなくして着丼しました。
結構醤油の色濃い感じの和風なルックスのラーメンが着丼。
もう少し寄ってみると・・・。
チャーシューはロース肉と思しき肉が2枚、菊の花があしらわれて見た目のアクセントにもなっており、九条ネギの下は鶏チャーシューでしょうか。
白ネギは四角く刻まれて少量散らしてあり、シンプルで上品な佇まい。
ではスープを。
結構鶏油の油膜がほど良く浮いて、スープも芳醇な鶏の旨味、そこに丸みのある醤油の旨味と風味が加わって非常に美味しいスープです。
麺を頂きます。
歯切れの良い細麺にスープがしっかり絡みます。
おぉ、これは美味しいなあ。
どことなく和風な味わいで、鶏の純粋なうまみがふわっと広がって麺がするする進みます。
チャーシューメニューにも書いてある通り、2種で手前に乗っているのは半分に切ったロースチャーシュー2枚。
肉質がきめ細かく、噛み締めると良い香りとともに旨味が感じられる美味しいチャーシューです。
味付けは割としっかり目かな。
もう1種のチャーシューは鶏もも肉。
こちらもほど良く味が染みて肉が柔らかくて美味しいです。
麺を食べきったら「いろいろチャーシューご飯」。
ラーメンに乗っているのと同じ、ロース肉の角切りと鶏もも肉かな。
醤油ダレでちょうど良い感じの味になっています。
残ったスープを頂きながらご飯を食べると、麺を食べた後でもすいすいと箸が進みます。
鶏もも肉も入っていますね。
あれ?バラチャーシューも。
どうやら、「特製」がチャーシュー3種になっているので、そちらで使っているものの端っこなのですかね。
ご飯も美味しかったですが、やはりラーメンのクオリティの高さは流石でした。
少しお値段が高いせいもあってか、土曜日にもかかわらず列ができてはいないですが、自分の後も3人の家族連れや2人連れのお客が来て6席のカウンターはすぐに満席になりました。
この芳醇な鶏の出汁を塩で食べたらどうなるかも気になりますね。
また足を運ぶ機会は多分しばらくないと思いますが、この界隈はラーメン屋さんが少ないので、次回茗荷谷に来たら一択でここの塩ラーメンにすると思います。
8月は12食目で、2024年通算104食(80すすり15つけ9まぜ)になりました。