メラニン色素は、深さと密度によって
色が変わって見えます。
たとえば、皮膚の深いところに多く沈着すれば青く見え、
浅いところに沈着すると茶色、褐色、黒色に見えます。
■異所性蒙古斑について
身体にできる青あざのことを言います。
自然に消えてゆくものもありますが、
10才ぐらいで残存しているものは
生涯残る可能性があります。
経過を見ないとわかりませんが、
色調の濃いものは治療をした方が
望ましいと考えます。
■Qスイッチアレキサンドライトレーザー
青色系のあざのレーザー治療。
アレキサンドライトレーザー光は、
皮膚の中のメラニン色素のみに吸収されて
熱を発生し、周囲の正常組織を損傷せずに
色素のみを破壊します。
照射スポットは、約3mm。
メラニン色素の大きな粒をレーザーで
細かく砕いて、生体が異物として
認識できるようにする治療です。
照射前
半分照射
全照射(この間の治療時間は、約1分と短時間)
■治療のポイント
○照射時は、輪ゴムをパチンと弾いた程度の感覚があります
○ご希望により局所麻酔薬を使用することもできます。
○小さいお子様の場合には、照射前3時間の食事はお控え下さい。
○治療後経過としては、約5~7日で薄いカサブタになります。
○約2週間、当炎症を抑えるクリームを塗ってください。
○治療部位のお化粧は4~5日程度はさけて下さい。
○シャワー・入浴・洗髪・洗顔は翌日より可能です。
○治療部分は、日焼け止めクリームを塗り紫外線から防いでください。
○3~4ヶ月間隔で繰り返しレーザー照射を行う必要があります。
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