【造化三神】とは1
⭕最高神 天之御中主神
天地初発の時に、高天原に出現した最初の神。
独神となって身を隠した。別天神の第一の神で、続く高御産巣日神・神産巣日神を合わせて「造化三神」とも称される。
天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神の三神は、『古事記』序文で「参はしらの神、造化の首と作れり」と括られていることから、「造化三神」と呼ばれる。
「造化」の意味は万物を生成する作用のことと解されるが、この語は道教系の書物に頻出することが指摘されており、この三神の神格や配列には道教思想の影響があると考えられている。
『日本書紀』においては、天地開闢の七つの伝の殆どが、最初に生まれた神を国常立尊か可美葦牙彦舅尊としていて、『古事記』の造化三神は一書四で「又曰く、高天原に生れる神」として補足的に挙げられているに過ぎない。
こうしたことから、造化三神の伝は、記紀ともに他の伝に対してより新しく付加された部分であろうと考えられている。
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