昨年だっただろうか? まだ私が発病する前だったか?
実習で外科病棟に行っていたときのこと。
なんと、以前臨床で先輩だった方が患者として入院していた。
元来、元気で気丈な方だったが、病気になってもそれは変わらなかった。
しかも直腸がん。手術を終え、無事退院し、一時的に人工肛門を造設していたがそれも閉鎖する手術も終えていた。化学療法もやったはずである。
しかし最近、肝臓に転移してまた手術であるという噂を聞いた。
先日、たまたまその病棟に行くことがあり、これもたまたま、顔を合わすことになった。
そして話すことが出来たのだが、肝臓の部分切除も無事終わり、明日退院なの、というときであった。転移性の右卵巣がんでも手術したと言っていた。
でも今度は呼吸器に問題がありまた入院になるそうだ。
「じたばたしても仕方ないから、年内に皆やっつけていい正月を迎えようと思って」
「病気になったら治療費は馬鹿にならない。癌になったら○○○万っていう保険なんかに入っていたほうがいいね」
患者としての実感。そしてなんと前向きな言葉だろう。
私も婦人科の手術をして、今は更年期の症状と闘っているんです。と言ったら、逆に励まされた。
数々の困難にぶつかり、さらにまだこれから乗り越えようとしている。どうしてあんなにも気丈で居られるのか?
私なりに考えてみた。
他者にはっきりと自分の病状を言うことで自分の中で気持ちの整理をしているのか?
確かに一人でうじうじしていたら余計に気分が滅入る。
人に言うことで自分にも言い聞かせることができる。
先輩の言葉だけに、何時までも心に残る。
更年期症状ごときで凹んでいられないな。
もっともっと大きな手術をして、大変な思いをしている人もいるのだから、ぼやいていたら恥ずかしいわ
実習で外科病棟に行っていたときのこと。
なんと、以前臨床で先輩だった方が患者として入院していた。
元来、元気で気丈な方だったが、病気になってもそれは変わらなかった。
しかも直腸がん。手術を終え、無事退院し、一時的に人工肛門を造設していたがそれも閉鎖する手術も終えていた。化学療法もやったはずである。
しかし最近、肝臓に転移してまた手術であるという噂を聞いた。
先日、たまたまその病棟に行くことがあり、これもたまたま、顔を合わすことになった。
そして話すことが出来たのだが、肝臓の部分切除も無事終わり、明日退院なの、というときであった。転移性の右卵巣がんでも手術したと言っていた。
でも今度は呼吸器に問題がありまた入院になるそうだ。
「じたばたしても仕方ないから、年内に皆やっつけていい正月を迎えようと思って」
「病気になったら治療費は馬鹿にならない。癌になったら○○○万っていう保険なんかに入っていたほうがいいね」
患者としての実感。そしてなんと前向きな言葉だろう。
私も婦人科の手術をして、今は更年期の症状と闘っているんです。と言ったら、逆に励まされた。
数々の困難にぶつかり、さらにまだこれから乗り越えようとしている。どうしてあんなにも気丈で居られるのか?
私なりに考えてみた。
他者にはっきりと自分の病状を言うことで自分の中で気持ちの整理をしているのか?
確かに一人でうじうじしていたら余計に気分が滅入る。
人に言うことで自分にも言い聞かせることができる。
先輩の言葉だけに、何時までも心に残る。
更年期症状ごときで凹んでいられないな。
もっともっと大きな手術をして、大変な思いをしている人もいるのだから、ぼやいていたら恥ずかしいわ
