女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

追い詰められる心理②

2021-05-10 23:14:55 | 日記

 

本音と建て前を使い分けて、上手に社会を歩いて行くのが大人でしょうか。

いつも本音しか言えないわたしはそれができませんでした。

そのせいでいろいろな人とぶつかったり、気まずくなったり、

でも、今は少なくなったように思います。

ただ、それは人間関係が狭くなってきているせいかもしれません。

 

前の仕事は3年間続けました。

初めは戸惑った人間関係にもどうにか慣れて、

夏の汗だくの作業を少し我慢すれば、

定年の70歳までは働けると思っていました。

わたしと同じ時間帯で働いている男性はひとりで、

その人は旅行好き、東アジアや南の島へ出かけていました。

その人が出かけた場所には、わたしも行ったことがあり、

旅行の話は時々していました。

でも、会話がキャッチボールにならない、

いつもその人が一方的に話す内容はとても退屈。

ほんの2、3分の空いた時間に少し話すのはいいけれど、

職場以外の場所で旅行や他の話をする気にはなれませんでした。

ハッキリ言って、その人はつまらないのです。

 

そのまま無視すればよかったのかもしれませんが、

旅行へ行くと言われれば、気をつけてね、とか、

帰って来たと言われれば、どうだった?、とか、

ついつい言ってしまっていました。

わたし以外の人は旅行の話を聞いてくれないみたいで、

その人にとって旅行話ができるのは楽しかったのかもしれません。

わたしが思うほど深刻なものではなくて、

仕事帰りにばったり会ったことにして、

旅行の話をしたかっただけかもしれません。

でも、3ヶ月以上続いた偶然で、

わたしは追い詰められる切迫した感情になりました。

自分で自分をさらに追い詰めていたのかもしれません。

 

正社員で働いていた時は、組織の中で人並みに我慢をしてきました。

だから、60歳を過ぎて働き始めたとき、

本音と建て前の使い分けはよそう、

イヤなことがあったらすぐに仕事は辞めようと決めていました。

作業場所のビルや就業時間の変更など、

会社はいくつか提案してくれましたが、もう決めていました。

 

66歳の高齢女性には男性関係は無縁だと考えていましたが、

もしかしたら、高齢者施設でも男女の問題が起こっているかもしれません。

これから男女問題が自分には無関係だと思わずに、

残りの人生を過ごすことにします。

 

  

アジュカもビオラも花の盛りが終わりました。

切っていろいろな場所に飾っています。