きょう、東京都写真美術館で開催されている宮崎学さんの、
『イマドキの野生生物』展に出かけてきました。
宮崎さんは永年にわたって野生生物の写真を撮り続けています。
先日、NHKの日曜美術館の再放送で、宮崎さんの最近の活動を見ました。
そんな折、同じ番組を見ていたMちゃんから写真展へ誘われたので、
ランチ付きならOKと返事しました。
30年ほど前には、宮崎さんの写真展や講演会に何回か行っていました。
宮崎さんの野生生物に対する情熱はすごくて、
あるときの写真展の懇親会でイナゴの佃煮が出されたときは、
びっくりもしましたが、納得する気持ちも強かったです。
全ての自然をありのまま受け入れる、
長野県の伊那で暮らしている宮崎さんには、
イナゴの佃煮は、おしゃれなクッキーよりも、
おもてなしの心が詰まっていたものだったかもしれません。
NHKで見た再放送の宮崎さんは、以前と少しも変わらずに、
精力的に撮影活動をされていて、神がかりのイメージはそのままでした。
あるとき、撮影していると、
野生生物たちが自分のレンズに気がついている・・・、そう感じた宮崎さんは、
赤外線の特殊センサーや小型ストロボなどを組み込んだ無人の自動撮影装置を開発して、
たくさんの作品を生み出しました。
当時、カメラマンが実際にシャッターを押さないなんて邪道だ!
という批判も多かったように記憶しています。
でも、作品の動物や鳥や昆虫たちには、生き生きとした生命の力強さを感じました。
今回の写真展の作品も無人の自動撮影が多くありました。
とくに冬に死んだ二ホンジカが完全に骨になるまでを、
7ヶ月にわたって撮影された20カットの作品には心を打たれました。
雪に埋もれていた1頭の二ホンジカの死は、
大小さまざまな生物によって食べられ分解され、
次の生命に繋がっていき、大地へと帰っていく。
そんな風に死んでいけたらといつも思っています。
でも、人間には無理、それならできるだけ静かに去って行きたい。
いつもにも増してそう思った宮崎さんの写真展でした。
恵比寿はほとんど行ったことがないので、ネットで探していきました。
ナポリに本店があるというこのお店のピザは、ナポリ風の薄い生地。
30㎝以上もあるマルゲリータはMちゃんとシェアして、
アンティパストの盛り合わせも一緒にいただきました。
たいへんおいしかったのですが、2人でもちょっと多かった💦
わたしは少し残しました。
ホントに食べられなくなりました、悲しい・・・。