きょうは2年ぶりに友人たちと会いました。
いつもなら1年に2、3回一緒にランチしていましたが、
コロナ禍でなかなかタイミングが合いませんでした。
友人たちは一番最初に勤めた会社の同期です。
その同期会は7、8年前までなんとなく続いていましたが、
ここ数年は沿線が同じ3人で会うようになりました。
21、22歳のころ、海やスキーや飲み会、その他の催しで、
いつもワイワイガヤガヤと一緒に行動していました。
わたしとNさんのそのころの記憶は曖昧ですが、
記憶力のいいFちゃんのおかげで、思い出が次々によみがえってきました。
「〇〇さんと△△さんが廊下ですれ違ったとき、ふたりが目で挨拶するのを見たんだ。
ふたりは他の人には分からないと思ってたと思うけど、社内恋愛って分かっちゃうよね」
「うちの課の◇◇さんが△△さんと付き合ってて、
結婚のことを親に話すって聞いてたから、〇〇さんと結婚したときはびっくりしたわ」
「△△さんが◇◇さんに電話して、今だれといると思うって聞いたんだって。
それで、〇〇さんといるのって言ったって! それpakuさんから聞いたよ」
「それってひどいよね。でも、そのこと覚えてないわ」
「△△さんってとってもきれいだったよね。今でも充分通用するぐらいだし、
なんとも言えない色気があったよね」
「あの当時髪をあんなに明るく染めてる人って社内にはいなかったわ」
「だから、うちの課では、夜の銀ぎつねって呼んでた」
「あ~、それで銀ぎつねだったのね」
怖かった先輩たちのこと、社内のダンスパーティーでドレスを新調したこと、
コピーとお茶くみは仕事の一部だったこと、女性社員の立場がとても低かったこと、
45年も前のことをきのうのことのように思い出して、頭も気持ちも少し熱くなりました。
歳を重ねていくと昔の日常は忘れてしまう、そう思いがちですが、
記憶力のいい友人のことば、古い写真や手紙などの、
ちょっとしたきっかけで古い記憶は現れる。
あれやこれやと思い出して、思い出の回路が活性化するのだと思います。
高齢者にとって思い出話をすることは、
ただ昔を懐かしむというの感情だけではなくて、使っていなかった頭の神経を使い、
少しだけかもしれないけれど、老化防止になるのではないでしょうか。
自分や他人の老化ばかりを気にしていましたが、元気だったころの自分を思い出して、
少し若返るようで頭も気持ちもすっきりした感じがしました。
また、古い友人たちと昔話がしたいです。
クリスマス気分が盛り上がる夕暮れのホテル前。
たくさんの人が写真を撮っていました。
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