追い詰められる心理②

 

本音と建て前を使い分けて、上手に社会を歩いて行くのが大人でしょうか。

いつも本音しか言えないわたしはそれができませんでした。

そのせいでいろいろな人とぶつかったり、気まずくなったり、

でも、今は少なくなったように思います。

ただ、それは人間関係が狭くなってきているせいかもしれません。

 

前の仕事は３年間続けました。

初めは戸惑った人間関係にもどうにか慣れて、

夏の汗だくの作業を少し我慢すれば、

定年の７０歳までは働けると思っていました。

わたしと同じ時間帯で働いている男性はひとりで、

その人は旅行好き、東アジアや南の島へ出かけていました。

その人が出かけた場所には、わたしも行ったことがあり、

旅行の話は時々していました。

でも、会話がキャッチボールにならない、

いつもその人が一方的に話す内容はとても退屈。

ほんの２、３分の空いた時間に少し話すのはいいけれど、

職場以外の場所で旅行や他の話をする気にはなれませんでした。

ハッキリ言って、その人はつまらないのです。

 

そのまま無視すればよかったのかもしれませんが、

旅行へ行くと言われれば、気をつけてね、とか、

帰って来たと言われれば、どうだった？、とか、

ついつい言ってしまっていました。

わたし以外の人は旅行の話を聞いてくれないみたいで、

その人にとって旅行話ができるのは楽しかったのかもしれません。

わたしが思うほど深刻なものではなくて、

仕事帰りにばったり会ったことにして、

旅行の話をしたかっただけかもしれません。

でも、３ヶ月以上続いた偶然で、

わたしは追い詰められる切迫した感情になりました。

自分で自分をさらに追い詰めていたのかもしれません。

 

正社員で働いていた時は、組織の中で人並みに我慢をしてきました。

だから、６０歳を過ぎて働き始めたとき、

本音と建て前の使い分けはよそう、

イヤなことがあったらすぐに仕事は辞めようと決めていました。

作業場所のビルや就業時間の変更など、

会社はいくつか提案してくれましたが、もう決めていました。

 

６６歳の高齢女性には男性関係は無縁だと考えていましたが、

もしかしたら、高齢者施設でも男女の問題が起こっているかもしれません。

これから男女問題が自分には無関係だと思わずに、

残りの人生を過ごすことにします。

 

　　

アジュカもビオラも花の盛りが終わりました。

切っていろいろな場所に飾っています。

 

 

追い詰められる心理①

 

両目の白内障の手術をしてメガネができるまでの間、

手元のものしか見えず、いろいろなこともできなくて、

テレビも見えにくいので、スマホでYouTubeばかり見ていました。

とくに『アメリカズ・ゴット・タレント』のシーズン13の、

コートニー・ハドソン(13歳)のパフォーマンスに、

すっかりはまってしまい、

その後も毎日コートニーのYouTubeを見るようになりました。

自分の孫のような年頃の少女の歌と踊りにくぎ付けになったのは、

きっとファン心理というものでしょうね。

散歩のときや、家事の合間には、コートニーの歌を口ずさんでいます。

でも、ファン心理が煮詰まっていくと、

つきまとい行為にもなっていくかもしれません。

幸いにコートニーはイギリスに住んでいますし、

英語も話せないわたしが、彼女のストカーになる可能性は低そうです(笑)

 

去年の９月半ばごろから、仕事が終わった帰り道に、

同じ職場のパートの人(♂)に会うようになりました。

その人と同じ路線でしたが、使う改札口が真逆なので、

３年近く改札口付近で会うことはありませんでした。

ちょっと不思議でしたが、偶然なのだと思って、

そのたびに声をかけたり、おしゃべりをしていましたが、

２か月めになるころに、なんか変だなと感じるようになりました。

帰りの電車で座っていると、斜め前にその人が立っていたり、

わたしが乗車する位置にその人が立っていたり、

その人がいつもなんとなく近くにいることに気がつきました。

 

その人がロッカールームを出てしまうのを待って、

しばらくしたから、わたしもロッカールーム出るようにしました。

（男性ロッカーは女性ロッカーの隣で、

パーテーションの上が開いているので様子が分かりました）

そんなことを続けていましたある日、ロッカールームを最後に出たわたしは、

きょうは安心だと自分に言い聞かせながら、

でも、なんか、背中に重いものを感じたので、改札口近くで振り返りました。

すると２０メートルぐらい後ろで、

その人が歩きながらわたしに軽く会釈をしたのでした。

そのとき初めて自分が待ち伏せされているのだと知りました。

 

上司にその人がいつも待っているような気がする・・・、

と報告すると、上司はその人につきまとい行為を、

やめるように注意すると言いました。

でもそれは、逆効果になると怖いのでやめてもらい、

代わりに毎日早退させてもらうことにしました。

そうすれば改札口やホーム、電車内で会わないですみます。

そして、１ヶ月程して、そろそろ大丈夫だと思って、

早退するのをやめました。

でも、仕事が終わり着替えをして電車に乗ろうとしたとき、

わたしがいつも乗車する位置にその人がいたのです。

頭に血が上ったわたしは、

「なんで、いつも、ここから乗るのよ！」

「えっ、何言ってるかわかんないよ」

「だから！」

と、もう一度文句を言おうとしたとき、

その人の表情がとても険しくなったのを見て怖くなりました。

「もう、ふたりでは話したくないから」

そう言って、職場へ戻って上司に報告しました。

そして、退職を決めました。

(次回に続きます)

 

ベランダのスミレに種が次々にできています。

この種を蒔いてもう少しスミレを増やしたいです💗

 

 

退屈な日々。

 

無職でひとり暮らし、

おまけに腰痛を引きづって籠っているわたしには、

退屈なゴールデンウィークでした。

緊急事態宣言も延長されるかもしれないし、

毎日の暮らしの単調さは続きそうです。

でも、それはわたしだけではない、

全世界の人が同じような気持ちでいることでしょうね。

 

腰痛改善のストレッチをYouTubeで見つけたので、朝晩やっています。

朝起きるときが一番つらいのですが、

ストレッチしてから起きると少しは楽になった気がします。

それでもまだ午前中は体が硬く腰は重く感じるので、

ジークとモナのトイレが済むと３０分ぐらいで散歩から帰ってきます。

土手へ行くと散歩は１時間コースになりますが、

きのうの朝は腰が軽かったので、土手の遊歩道を歩きました。

 

この遊歩道は舗装された川岸のコースと、

道路側の野原感たっぷりのコースがありますが、

田舎道を歩いているようで、東京にいることを忘れるくらいです。

ジークの前の犬のオズは、いつも川に入って泳いでいました。

ジークもモナも泳ぎはサッパリダメですが・・・。

朝もいいけれど、夕方が特に好きです。

川からの涼しい風に吹かれながら、暮れていく空を見ながら歩くのは、

今が一番いい季節かもしれません。

犬たちのためというより、わたしのための散歩のようです。

 

あしたの朝からコロナウイルスワクチン接種の予約が始まります。

コロナウイルス感染の収まりが鈍いこと、

重症化しやすい変異ウイルス感染者が増加していることなど、

自分の感染が少し怖いので仕事探しは、

ワクチン接種が終わってからにしようと思い始めました。

まだまだ退屈な時間が続きそうです💦

 

　　

　　

土手の花たちと、ひと休み中のジクモナ。

腰痛が治まったら犬たちの大好きなボールモッテコイ再開します。