AUTHOR: kyojitsurekishi TITLE: ホーキング博士いわく「天国は存在しない」 DATE: 05/31/2021 19:38:00 PRIMARY CATEGORY: 21世紀~未来 STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY:
英語では、Stephen Hawking: 'There is no heaven; it's a fairy story' という見出しがある。
ジョンレノン(John Lennon)は、“Imagine, there's no heaven”と歌った。
忌野清志郎は『COVERS』でこの「イマジン(IMAGINE)」を日本語の歌詞で歌い「♪天国はない~」と歌った。
桑田佳祐(Kuwata Keisuke)は「現代人諸君!!(イマジン オール ザ ピープル)」という歌を出している。
物理学者は神を信じないはずだが、なぜか比喩で「神」を持ち出す。
アインシュタイン(Einstein)の「神はサイコロを振らない」は有名だし、ビッグ・バンの原因について諸説が出たとき、物理学者はその原因を假に「神の一撃」と言った。
1982年、中学のときにテレビで観たライアル・ワトソン(Lyall Watson)の『生命潮流(Life Tide)』は今思うと半分科学、半分オカルト的であるが、このテレビ作品で「死者を葬る」ことを「人間がDNAの指示どおりに動くならこんな無駄な行為は生まれなかった」としており、「葬儀には『死後にも何らかの生があり、死は終わりではなく段階だ』という前提がある。これは非常におかしな前提」としている。
ホーキング博士(Stephen Hawking)は「異星人と接触してはならない」とも言っている。コロンブスによるアメリカ大陸發見は先住民族にとって災いだった。地球も同じ目に遭うということで、アングロ・サクソンの国の人がこれを言ったのは注目に値する。
2011年、英国の女王が100年ぶりにアイルランドを訪問した。
湯川秀樹が「世界連邦」を夢想したように多くの人が「国境のない世界」を夢見るが、一部の人たちが現実的に国境をなくそうとした行為が「侵略」である。武田信玄も「侵掠如火」を旗印にしていた。つまり国境をなくそうと夢見る人がいる一方で、それをなくす行為が「侵略」とされて抵抗を受けるという矛盾を人類はかかえている。アングロサクソンも国境をなくすために「侵略」「開拓」をしたのである。すると「独立運動」はせっかく減った国境を増やそうとする愚行ということになる。
口蹄疫や鳥インフルエンザ、犯罪者の逃亡などを考えるとまだ地球には「国境」という「関所」が必要である。
いかりや長介、植木等、田中好子、児玉清といった有名人の訃報が続くと、コメントする人は「天国」の存在を前提とした話をする。「向こうで~さん(故人)と会っているんじゃないか」という内容である。しかし犯罪者が「神」や「死者の霊」を持ち出すと精神鑑定されるのが常である。日本で言う「魔がさした」は西洋では「悪魔がとりついた」になるか。
日本ではどれだけの人が本気で「死後の世界」を信じているのか疑わしい。
人災の疑いがある事故や殺人事件の遺族が裁判を続け、自分の希望に沿わない判決に対し「墓前に報告できない」と言うのは何らかの霊を信じているからだろう。被災者の位牌を持って学校式典に参列というのもそうである。
シャーリーン(Charlene)の歌った「愛はかげろうのように(I've Never Been To Me)」の感想の台詞でも、こうなっている。
“Hey,you know what paradise is?”(ねえ、天国って何か知っている?)
“It's a lie,…”(それは嘘)
“… a fantasy we create about people and places as we'd like them to be”(人々や場所について私たちが願った幻想)
ここで heaven と paradise はどう違うか。
あの世としての天国、極楽の意味は heaven のほうで強く、paradise は楽園の意味で使われることが多いようだ。
中島文雄編『岩波英和大辞典』(1970)によると heaven は古英語 heofon からで独語 Himmel(空、天)になっているらしい。
一方、paradise は古代ペルシャ語で pairi-daeza(around-wall)で、これがギリシャ、ラテン、古佛語を経由して中英語に入ったようだ。
独語で「天国」は Paradies で、佛語で paradis [paradi] になる。
大連のカラオケで「帰って来たヨッパライ」を歌ったら、動画で天国の看板にHEAVENと書かれてあったように思ったが、改めて確認すると天国の看板は漢字2文字で「天国」になっていた。あそこはPARADISEにしたほうが適切だったように思う。
元広島(廣島)カープの鉄人衣笠祥雄が「私に野球を与えてくれた神様に感謝」と言ったところ、佛教関係の学校である母校(西本願寺系の龍谷大学付属平安高等学校か)が抗議した…という話を聞いたことがあるが本当だろうか。「神様、佛様、稲尾様」はどうなのだろう。
2012年11月08日(木) 16:11:00
なお、日本人は葬儀を佛式でおこなうことが多いが、弔辞などで「極楽」「佛様」ということばより「天国」「神様」をよく使うようだ。佛教関係者はどう思っているだろうか。
Stephen Hawking: 'There is no heaven; it's a fairy story'
Sunday 15 May 2011 22.00 BST
20:07 - 2015年7月21日
ジョン・レノン「イマジン」が葬式で使用禁止に 「天国は存在しない」という歌詞を問題視 - シネマトゥデイ
2012年10月17日
20:11 - 2015年7月21日
John Lennon's Imagine BANNED from church funerals because it contains the line
there’s no heaven” 15 October 2012
20:17 - 2015年7月21日
Charlene: ‘Hey,do you know what paradise is?It's a lie’
Lennon:‘Imagine,there's no heaven’
Hawking: 'There is no heaven; it's a fairy story'
20:20 - 2015年7月21日
ジョンレノン(John Lennon)は、“Imagine, there's no heaven”と歌った。
忌野清志郎は『COVERS』でこの「イマジン(IMAGINE)」を日本語の歌詞で歌い「♪天国はない~」と歌った。
桑田佳祐(Kuwata Keisuke)は「現代人諸君!!(イマジン オール ザ ピープル)」という歌を出している。
物理学者は神を信じないはずだが、なぜか比喩で「神」を持ち出す。
アインシュタイン(Einstein)の「神はサイコロを振らない」は有名だし、ビッグ・バンの原因について諸説が出たとき、物理学者はその原因を假に「神の一撃」と言った。
1982年、中学のときにテレビで観たライアル・ワトソン(Lyall Watson)の『生命潮流(Life Tide)』は今思うと半分科学、半分オカルト的であるが、このテレビ作品で「死者を葬る」ことを「人間がDNAの指示どおりに動くならこんな無駄な行為は生まれなかった」としており、「葬儀には『死後にも何らかの生があり、死は終わりではなく段階だ』という前提がある。これは非常におかしな前提」としている。
ホーキング博士(Stephen Hawking)は「異星人と接触してはならない」とも言っている。コロンブスによるアメリカ大陸發見は先住民族にとって災いだった。地球も同じ目に遭うということで、アングロ・サクソンの国の人がこれを言ったのは注目に値する。
2011年、英国の女王が100年ぶりにアイルランドを訪問した。
湯川秀樹が「世界連邦」を夢想したように多くの人が「国境のない世界」を夢見るが、一部の人たちが現実的に国境をなくそうとした行為が「侵略」である。武田信玄も「侵掠如火」を旗印にしていた。つまり国境をなくそうと夢見る人がいる一方で、それをなくす行為が「侵略」とされて抵抗を受けるという矛盾を人類はかかえている。アングロサクソンも国境をなくすために「侵略」「開拓」をしたのである。すると「独立運動」はせっかく減った国境を増やそうとする愚行ということになる。
口蹄疫や鳥インフルエンザ、犯罪者の逃亡などを考えるとまだ地球には「国境」という「関所」が必要である。
いかりや長介、植木等、田中好子、児玉清といった有名人の訃報が続くと、コメントする人は「天国」の存在を前提とした話をする。「向こうで~さん(故人)と会っているんじゃないか」という内容である。しかし犯罪者が「神」や「死者の霊」を持ち出すと精神鑑定されるのが常である。日本で言う「魔がさした」は西洋では「悪魔がとりついた」になるか。
日本ではどれだけの人が本気で「死後の世界」を信じているのか疑わしい。
人災の疑いがある事故や殺人事件の遺族が裁判を続け、自分の希望に沿わない判決に対し「墓前に報告できない」と言うのは何らかの霊を信じているからだろう。被災者の位牌を持って学校式典に参列というのもそうである。
シャーリーン(Charlene)の歌った「愛はかげろうのように(I've Never Been To Me)」の感想の台詞でも、こうなっている。
“Hey,you know what paradise is?”(ねえ、天国って何か知っている?)
“It's a lie,…”(それは嘘)
“… a fantasy we create about people and places as we'd like them to be”(人々や場所について私たちが願った幻想)
ここで heaven と paradise はどう違うか。
あの世としての天国、極楽の意味は heaven のほうで強く、paradise は楽園の意味で使われることが多いようだ。
中島文雄編『岩波英和大辞典』(1970)によると heaven は古英語 heofon からで独語 Himmel(空、天)になっているらしい。
一方、paradise は古代ペルシャ語で pairi-daeza(around-wall)で、これがギリシャ、ラテン、古佛語を経由して中英語に入ったようだ。
独語で「天国」は Paradies で、佛語で paradis [paradi] になる。
大連のカラオケで「帰って来たヨッパライ」を歌ったら、動画で天国の看板にHEAVENと書かれてあったように思ったが、改めて確認すると天国の看板は漢字2文字で「天国」になっていた。あそこはPARADISEにしたほうが適切だったように思う。
元広島(廣島)カープの鉄人衣笠祥雄が「私に野球を与えてくれた神様に感謝」と言ったところ、佛教関係の学校である母校(西本願寺系の龍谷大学付属平安高等学校か)が抗議した…という話を聞いたことがあるが本当だろうか。「神様、佛様、稲尾様」はどうなのだろう。
2012年11月08日(木) 16:11:00
なお、日本人は葬儀を佛式でおこなうことが多いが、弔辞などで「極楽」「佛様」ということばより「天国」「神様」をよく使うようだ。佛教関係者はどう思っているだろうか。
Stephen Hawking: 'There is no heaven; it's a fairy story'
Sunday 15 May 2011 22.00 BST
20:07 - 2015年7月21日
ジョン・レノン「イマジン」が葬式で使用禁止に 「天国は存在しない」という歌詞を問題視 - シネマトゥデイ
2012年10月17日
20:11 - 2015年7月21日
John Lennon's Imagine BANNED from church funerals because it contains the line
there’s no heaven” 15 October 2012
20:17 - 2015年7月21日
Charlene: ‘Hey,do you know what paradise is?It's a lie’
Lennon:‘Imagine,there's no heaven’
Hawking: 'There is no heaven; it's a fairy story'
20:20 - 2015年7月21日
前後一覧
〔令和3年5月〕
〔令和3年6月〕
参照
AmebaBlog 〔ホーキング博士が「天国は存在しない」〕
<平成23年>2011-05-18 22:14:27
<平成26年>2014-05-12 23:56:16 -----