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『週刊新潮』12/15号についてメッセージ

題名:週刊新潮12/15号
ハンドルネーム:itisityousya
メッセージ:里見浩太朗さんのインタビューで東野英治郎さんの第4部か5部の時に水戸黄門と大岡越前の出演者が集まった事があって、かげろうお銀役の由美かおるさんも参列したとありますが、由美かおるさんは東野黄門ではゲストで、お銀としてのレギュラー入りは西村晃さんの時代からではないですか。

12/15号の週刊新潮を購入しました。コンビニで見つからず書店でやっと手に取りました。雑誌に関してはコンビニは意外と不便でやはり書店がいいですね。
前の7月28日号の記事にあった佐野浅夫さんのコメント(「老公が杖で戦うのはおかしい」)に対する里見さんからの反論があったのはよかったと思います。
里見浩太朗さんのインタビューで東野英治郎さんの第4部か5部の時に(あとでよく見たら第4部か第5部はゴルフのエピソードで合同コンパはいつのことか不明)水戸黄門と大岡越前の出演者が集まった事があって、かげろうお銀役の由美かおるさんも参列したとありますが、由美かおるさんは東野黄門ではゲストで、お銀としてのレギュラー入りは西村晃さんの時代からではないですか。
また石坂浩二さんが史実の光圀に近づけようとした事に対し里見さんは「ファンは史実と離れた漫遊記を求めている」との事ですが、すると今回の終了はその「漫遊記」支持派が日本社会で少なくなったからなのか、「漫遊記」ファンが石坂黄門を機に離れて番組が髭も含めて元の路線に「戻った」事を知らなかったからなのか、スタッフと出演者で検証すべきでしょう。
私の見方では石坂さんの場合、光圀の髭をなくしただけでも諸国漫遊の設定が継承されていては何の意味もなく、世間から観れば石坂黄門も「漫遊記」の枠内に見えただけではないでしょうか。
すると佐野黄門時代にお銀を主人公にしたスピンオフ「水戸黄門外伝かげろう忍法帖」の方が、光圀が関東に留まっていた意味では史実を重視していたことになります。また石坂浩二さんならNHK大河「元禄太平記」で柳沢吉保を演じたことから、大河で「水戸光圀」をやるようNHKに提案しなかったのか、それが気になります。
いずれにせよ水戸黄門に対しては「漫遊記」をベースにした事と印籠シーンその物を批判する声もあり、「水戸黄門」のファンが求める虚構と娯楽性自体と紋所の権威主義がファン以外からは「水戸黄門を観ない理由」になっていたと言えます。
「水戸黄門」が終わったということは江戸時代から200年ほど続いた「漫遊記」が終焉したとも言えるかも知れませんし、TBSナショナル劇場で作られた東野以降の印籠シーンの「水戸黄門」が40年で幕を閉じたとも言えるかも知れません。
以上です。

『週刊新潮』だけでなく小学館の『女性セブン』でも『水戸黄門』関連記事。
『水戸黄門』マンネリ打破したら視聴者からクレーム殺到した (NEWS ポストセブン)
NEWS ポストセブン 12月11日(日)7時5分配信

『水戸黄門』入浴シーンおなじみ由美かおる 実は長風呂苦手
NEWS ポストセブン 12月11日(日)16時5分配信

『水戸黄門』番組終了で若者からも「やめないで」コール発生 (NEWS ポストセブン)
NEWS ポストセブン 12月12日(月)7時5分配信


7月15日に『水戸黄門』終了決定が報道されて以来、新聞、雑誌で盛んに『水戸黄門』に関する特集記事が掲載されたが、5箇月の間、肝腎の『水戸黄門』の視聴率は相変わらず10%行くかどうかの状態で、もはや大衆は『水戸黄門漫遊記』自体に飽きていると言っていいだろう。
マンネリ打破に対してクレームを言う固定ファンが時代とともに少数派となっており、それでも『水戸黄門』は冒険のたびにそのクレーム派に迎合して『水戸黄門』を「お約束」路線に戻した。そして『水戸黄』はごく少数の人たちだけに受けるマンネリ時代劇となっていたわけだ。
真のマンネリ打破は『水戸黄門』終了だったわけだ。そうなると里見浩太朗が言った「『水戸黄門漫遊記』の虚構をベースにした番組」という前提からして白紙に戻して、一度、『水戸黄門』をゼロに戻す必要がある。その意味ではシリーズ終了は多いに意味がある。
今こそ石坂浩二が目指した「『漫遊記』以前の史実の光圀を描いた時代劇」が受けるかどうかの実験を試す絶好の機会だ。
TBSのパナソニックドラマシアターで『水戸黄門』をやるとどうしても東野英治郎の『水戸黄門』の継承になってしまい、それから少しでもずれると東野・西村時代のファンが文句を言うので、今後10年か20年、東野・西村時代のファンが健在なうちはTBSのパナソニックドラマシアターでは『水戸黄門』はやらないほうがいい。

関連語句
水戸黄門 週刊 メッセージ(新着順投稿順

Y!Blog
2011/7/22
『週刊文春』2011年7月28日号、里見浩太朗インタビュー、『水戸黄門』終了について
石坂浩二の『水戸黄門』の意義
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