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コミック版『仕掛人藤枝梅安』、『必殺シリーズ完全百科』など

○『COMIC乱TWINS』(リイド社、2005年七月号)
原作;池波正太郎、脚色;北鏡太、作画;さいとう・たかをによる『仕掛人藤枝梅安』の「仕掛之四十七・梅安荒梅雨」収録。
1798年6月に小杉十五郎が木之内左衛門と名乗り、松平定信の用心棒になった。
定信の話によって、吉宗が将軍職を家重に移ってから、その当時までの歴史が語られている。
吉宗は大奥の美女を解雇する人員削減をしたらしいが、この作品では定信がしたことになっている。
森川平九郎という武士が町人を無礼討ちにしたらしく、梅安を彦次郎が駕籠かきに化け、平九郎を殺した。7月に入り、小杉が警護する定信の一行が陸奥(福島県南部)の白川に入った。
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○暗闇集団“観音長屋”『必殺!裏稼業の凄い奴ら』(フットワーク出版、1994年)

仕事人と蘭学者の関係は参考になった。主水編と非主水を含めた劇中の時代設定の主なものを年表にしてある。中村主水が「極悪」から「殺し屋」を経て「正義の味方」になる悲劇を描いた論文は圧巻。

○江戸町奉行所仕事人探索係『必殺仕事人中村主水の秘密』(データハウス、1994年)

こちらは中村主水にしぼって歴史年表を詳しく掲載してある。しかしながら『オール江戸警察』の時代設定を「天保7年(1836年)」にしているのは間違いだろう。

○山田誠二『必殺シリーズ完全百科』(データハウス、1995年)ネット上に出ていたオークション

○必殺シリーズファンクラブとらの会会長山田誠二『必殺!大全集』(データハウス、1996年)

2冊ともに映画『必殺!主水死す』公開(1996年)の時期に出たもの。
朝吉について、人形浄瑠璃の太夫と博打好き遊び人が初めは双子(つまり、別人)という設定で、それが同一人物になった話、あるいは、『黄金の血』で政の手槍を預かった秀が出陣前に政に返す場面がカットされたいきさつなど、映画を観て想った疑問が氷解するファン必読の書。
『主水死す』の撮影終了報告記者会見で三田村邦彦が半ば冗談で「またテレビでやるんでしょうが」と言い、藤田くびが首を横に振って否定したらしいが、結局、『仕事人2007』でこれが実現してしまった。
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