前田慶次が終わって9日後の「気まぐれ日記」より

前田慶次上演中に舞台関係者のブログを読むのも楽しかったの
ですが、終演後の角田さんの連日の熱い執筆には、舞台と同じ
パワーと愛を感じます。
ほんとにうれしいし、ありがたいことだな～って思います。

本日10月2日の気まぐれ日記は、やっぱり前田慶次のこと♪
このままバーンとでっかく貼付けたいぐらいですが、そうもい
かないのでいつものようにカイツマミます。
（青字部分はそのまま引用）



長かった暑い日々が、大阪松竹座の前田慶次好演が終わるとと
もに、去っていったような気がします。
この夏は、やはり「花の武将～前田慶次」の舞台に尽きるとい
ったところです。
おかげさまで、たくさんの方にご観劇いただきまして、無事に
千穐楽を迎えることができました。本当にありがとうございま
した。お客さまから「楽しかった」という声をちょうだいする
のが、夏バテ知らずで何よりも元気になる源でした。

今回はいろんなジャンルの人々といっしょだったので、また違
った発見や刺激があったようです。特に、岡本先生という初め
ての演出家に出会えたことは、非常に刺激になったそう。
毎回このようなことがあると、歌舞伎の舞台へ戻ったときにも
こうしたら面白くなるのではというアイデアが頭をよぎるのだ
とか。古典の芝居はすでに先輩方によって洗練され、完成され
たものが残っていて、ほかに変える必要のないものがほとんど。
でも、新作を上演する際等には非常に役に立つ、とのこと。
舞台は一人だけでは成り立たないと思うのも、よい演出家と出
会ったときに感じることのひとつ。

お客さま、共演者、そしてスタッフにそれぞれ恵まれた夏だっ
たなぁと思い返しています。

今月は映画の撮影に参加。
「小川の辺」という、藤沢周平先生の短篇の映画化で、共演は
東山紀之さん、菊地凛子さんら豪華メンバー。
11月には永楽館公演を控えているので、その勉強も撮影の合間
をみながら進めているそうです。
上演演目は片岡十二集のなかの「近頃河原達引（堀川与次郎内
の場）」と、もう一つは「道行初音旅」。

11月は食べ物もおいしい時期になりますので、どうぞ温泉旅行
と合わせて、お越しいただきたいと思います。

と、最後は出石のセールスマンも兼ねた結びに（笑）。
私たちと違って、愛之助さん自身は余韻に浸るまもないと思い
ますが、こうして舞台のことを振り返ってすぐに言葉にしてく
ださるのがうれしいですね～♪
気まぐれ日記があってよかった！