星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

二月花形歌舞伎(松竹座)昼の部

2012-02-09 | 観劇メモ(伝統芸能系)
公演名    二月花形歌舞伎
劇場     松竹座
観劇日    2012年2月5日(日)
座席      3階

ビギナーな私が言っても全然意味ないのだけれど。
たしかに今まで見たことない、こんな歌舞伎♪ 今月の松竹座。
昼夜通しで見てとにかく笑った笑った。ほんまに楽しかった。
で、思った。これも紛うことのない歌舞伎やわ~。
アッタリマエやん! 歌舞伎役者さんたちがやってるんやもん。
どこよりも先に大阪で見せてもらえてありがとう!

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慶安の狼(けいあんのおおかみ)丸橋忠弥

獅童:丸橋忠弥     愛之助:野中小弥太
染五郎:由比正雪    亀鶴:田中格之進
松也:石山平八     薪車:内藤主膳
宗之助:本吉新八    錦吾:廓念
高麗蔵:忠弥妻節    竹三郎:忠弥母藤
友右衛門:金井半兵衛  歌六:牧野監物


<あらすじ>
徳川三代将軍家光の治世、多くの大名家を取り潰した結果、天下
は俄浪人達で溢れていた。本郷の居酒屋「柳屋」には槍術の名手
丸橋忠弥と由比正雪の門弟達浪人の姿があった。そこへ、旧友の
野中小弥太がやって来て、忠弥を藩へ推挙していると話すが、
忠弥はそれを固く断る。実は忠弥は由比正雪達と幕府転覆の計画
をたてていたが、計画に邪魔となる小弥太を殺せと要求されてお
り、苦悩していた。いよいよ計画が決行されようという時、忠弥
は酒に酔って計略を大声で豪語する。そんな忠弥の軽率さに忠弥
配下の本吉が危惧の念を抱き、異を唱えだした。悩む正雪だった
が計画の為に、本吉に忠弥を撃つことを許すのであった。

(歌舞伎美人 サイトより抜粋引用)

幕開き前の重厚でレトロなテーマ音楽。ムム、何かが違う。
あの逆伝説の「吹雪峠」から一変。まさかの硬派芝居にビックリ。
獅童さんの丸橋忠弥、えらいカッチョイイ。旧友をつねに気にか
ける野中小弥太役は愛之助さん。幕府転覆の首謀者、由比正雪役
には染五郎さん。亀鶴さん、松也さんは昼の部の注目ユニット。
ナンデそうなる?的青春群像劇が切なくて。ハラハラはらり(涙)。
大がかりなセットの立ち回り、3階から観るときれいだった。



                   
「鳰の浮巣(におのうきす)」より
大當り伏見の富くじ(おおあたりふしみのとみくじ)

                  
染五郎:紙屑屋幸次郎   愛之助:信濃屋傳七 
獅童:黒住平馬      亀鶴:芳吉
松也:喜助        壱太郎:幸次郎妹お絹 
米吉:新造雛江      宗之助:千鳥
薪車:男衆虎吉      吉弥:仲居頭おとり
竹三郎:熊鷹お爪     翫雀:鳰照太夫
歌六:雪舟斎       神官・小春:千壽郎
          

<あらすじ>                    
元は質屋佐野屋の若旦那であった紙屑屋幸次郎は、潰れた店を再興
しようと一生懸命働いているが、遊女の鳰照太夫に出会ったことで
見惚れてしまい、うっかり犬を踏みつけ脛を噛まれるような始末。
今では鳰照太夫のことで胸がいっぱい。幸次郎の妹のお絹は借金の
為に島原の茶店で働いており、黒住平馬という侍が横恋慕し強引に
口説こうとしている。そんなある日、幸次郎は一攫千金を夢見て、
伏見稲荷の富くじを買うことにした。その富くじが何と大当たり!
しかし本当の札は手違いで紙屑籠と一緒に川に捨ててしまっていた!?
どうする幸次郎!!

(歌舞伎美人 サイトより抜粋引用)

ノリノリ染ちゃん、エンターテイナー魂炸裂だ~。ちょびっとアヤ
ウイ上方言葉も突き抜けた感があるのは『東京の人間がやる上方の
お芝居』(ぴあインタビューより)を貫いているせいだろうか。
「いま」ネタ、歌舞伎ネタなどギャグや小芝居が満載で、とにかく
休むヒマもないぐらい出演者一丸となって徹底的に笑わせてくれる。
鳰照太夫のぷにゅぷにゅキャラは、もう翫雀さんしか考えられない♪
愛之助さんの信濃屋傳七はシブくて素敵。竹三郎さんの台詞の可笑
しみ、亀鶴さんのメイク、小春ちゃん♪と〇〇(川の生き物)等々。
システィーナ歌舞伎の阿国を彷彿とさせる壱太郎さんの踊りも♪
とにかく楽しくて楽しくて、笑った笑った~!!



幕見席はどの演目も2,500円なり。
この日はたくさんのファン仲間にお会いできウレシかった~。
ハヌルさんとは昼後、夜後もおしゃべりを楽しみました♪
夜の部はまた後日。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いよいよ明日は松竹座 (とみた)
2012-02-10 12:17:13
ムンパリさん、こんにちは。
昼の部ご覧になったんですね。
どっちも面白そう。
私もやっと今週末、松竹座に行きます。
どの演目も全部、楽しみ。
返信する
とみたさま♪ (ムンパリ)
2012-02-11 01:14:10
ハイ、昼も夜もみました~。
どっちも楽しくて元気になれますよ。
すし屋はじっくり見せてくれます。
愛之助さんの2度目の権太もお楽しみに。
私は早くも泣けました~。
返信する
ちろちろ (くまたか)
2012-02-12 21:56:47
堪えきれずにまた伺い、核心らしきところを飛ばし、昼の部立ち回り三階席だわしめしめと喜び、小春ちゃんに期待。楽しかった。ありがとうございます。早く全文読みたいです。
返信する
くまたかさま♪ (ムンパリ)
2012-02-13 13:33:57
再度のご来店まいどありぃ~(笑)。
これはたぶん全文お読み頂いても差し支えないかと。
夜の部は細かいところも書くので18日の観劇後にしますね。
(といっても5行ブログですけど。)
あと1週間のしんぼうですよ~。ガンバ!
返信する
外観見学 (くまたか)
2012-02-17 21:48:06
確かに、これ見つけられなかったら問題ですね。おじゃましました。次に伺う時こそ、いっぱい読ませていただきまする。
返信する
くまたかさま♪ (ムンパリ)
2012-02-19 02:15:32
松竹座はわかりやすかったでしょう♪
無事到着し、たっぷり楽しまれたご様子なによりでございます。
返信する
小春ちゃんっ (くまたか)
2012-02-20 22:38:39
みればわかるとおっしゃっていたのはこれでしたか~。はいっわかりましたっ。最後のダンスも、降りた人は皆立っている中、最後まで踊り続ける小春ちゃん。

そして竹三郎さん。お爪さんはもちろん最高なんですけれど、忠弥母も。本当は長刀似合いそうな。

で愛之助さん。四役で信濃屋傳七が実は一番いいと思いました~。
返信する
くまたかさま♪ (ムンパリ)
2012-02-22 16:44:31
ついに観劇、おめでとうございました!
小春ちゃん、踊り続けてましたか? 
また見てきますねー。

> で愛之助さん。四役で信濃屋傳七が実は一番いいと思いました~。
あら、権太じゃなく。シブ~イ、ええ男でございましたね。
私は研辰のお兄ちゃんも好きです♪
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