第四章はかなりホラー仕立てのドラマでしたね(笑)。
世にも奇妙な物語ふう。
病院の借金を抱えて、なんとか突破口を開こうとする戸谷せんせ。
隆子にプロポーズし、チセにはお金を無心し、そのたびに彼女たちに出される
条件をなんとかクリアしようとする。
お金はただ黙ってはやってこない。先生もそれなりに努力はしてるんだ~。
方向性が間違ってるだけ(笑)。
で、冒頭に書いたホラーの主役とはチセの夫、春彦。
何も知らない素朴なオジサマだと思っていたのに。
料亭でのチセと戸谷のこと、どこまで知ってたんでしょう。
いや、勘ぐっただけなのか・・・。
先生と家内のおかげで命拾いしました、と神妙に話したあとでボソッ。
「先生、家内、ええ女でしょう」
戸谷に微笑みかける、その笑顔の質がだんだん変わっていくんですよねえ!
おおコワッ。このひと言がなかったら、もう少し長生きできたかも・・・。
ところで、しもみー。
豊美にマジ惚れちゃったかな? 豊美を家を訪ねての帰り道。
なにげない言葉がマフラーと同じくらいあったかかったなあ。
戸谷はどうでしょ?
豊美の手をつかんで引き寄せた後、「死ぬわよ」と言われ、豊美の肩に自分の
顔をこすりつけ「それもいいね」。その目の端に涙がかすかに光ってた。
隆子とは死ぬ気になれない。豊美とだったら死ねる。
これが豊美への殺し文句なのか・・・。
下見沢とは違う愛の伝え方。そっちの世界も甘美ではあるけれど。
ただ、豊美への好意は感じられても、それほど欲しているような熱情は感じら
れないのが不思議。戸谷って、やっぱり本心がつかめないよー。
豊美。
最初の殺人に手をそめたのは、お金や嫉妬、恨みのためじゃなかった。
「先生ともっと深く、誰よりも強くつながりたかっただけなの。
それなのに、それと同じことをチセさんとしようとした。いとも簡単に」。
うーん、それがゆるせなかったのか。ふ、ふかいっ。愛の世界は。
でも、戸谷を助けるため、と言われるよりずっと信じられる気がする。
というワケで
<今週のトヤツボ 第四章>2/9放送分
お肉を焼きながらプロポーズする戸谷でした。
だって~~、あとから誰かに聞かれたときになんて答えるのよ~。
「ねえねえ、どんなふうにプロポーズされたの?」
「えー、言えないよお。そんなこと。絶対に!!」
そう。あれは女性の心理をこれでもかと逆撫でするシチュエーションだよ(笑)。
白い毛布にくるまって立つ姿とか、借金のことで事務局長とやりとりしている
時に「しーっ」と口に当てる指とか、ソファのクッションごと落ちる場面とか、
イロイロと気が散りつつも、今週のNo1.ツボはそれしかないっ!
隆子と入った焼肉店で。「近く僕は一人になる。」
ここでせんせい、おもむろにお肉を焼き始める。
ジュウウウー!!
相手の目も、顔も見ずに「結婚してください。初めて本当に結婚したいと思った」。
こう言いつつ、お箸は動かし続けている。
くっくっく。まるで反対語でしゃべらないといけない罰ゲームのように。
ありえないぐらい、憎らしいほど、うまいやんっ!(←お肉が?)
ああ、そうかもしれないですね。先生びびってましたからねえ。ひいじいさまの復讐(笑)冗談はおき、ここに笹野さんが起用されたのもうなずけますね。うまいっ!
>ただ、豊美への好意は感じられても、それほど欲しているような熱情は感じられないのが不思議。
う~ん、確かに。「欲している」っていう感じじゃないですよねえ。ムンパリさん、深い!
>うーん、それがゆるせなかったのか。
チセについた嘘のことが許せなかったのだと思ってました。う~ん、そうだったのか。。
なるほど、面白いところに気づかせていただきました。さっすが!やっぱり面白いですね~~♪
笹野さん、不気味でしたねー。言葉少ない役なのにドラマの空気を作ってしまってました。こわかったですー。
豊美さんはなぜ怒っているのか、私もぜーんぜん気がつきませんでした。二人だけしか知らない秘密を持つと、それだけ強い結びつきになるってことですよね。その秘密を第三者にしゃべったことがショックだったのかと思ってました。
ふかいです~(笑)。
で、戸谷せんせ。毛布にくるまって立ってる姿、なんかすごくカワイかった・・・。