コロナワクチン接種でIgG4が増加してIgG4関連疾患になることを報告したが、東京大学からも、ファイザー2回接種した78歳の日本人女性の、典型的なIgG4関連疾患の症例報告が出ました。
IgG4-related Disease Emerging after COVID-19 mRNA Vaccination: A Case Report
Satsuki Aochi, Masaaki Uehara, Motohisa Yamamoto
【リウマチ性疾患の既往がない 78 歳の日本人女性が,BNT162b2 COVID-19 mRNA ワクチンを 2 回接種された.2週間後,顎下部の両側腫脹に気付いた.血液検査で高免疫グロブリン(Ig)G4血症を認め、18F-フルオロデオキシグルコース(FDG)-ポジトロン放射断層撮影(PET)で肥大した膵臓にFDGが強く集積していることがわかった。米国リウマチ学会(ACR)/欧州リウマチ連盟(EULAR)の分類基準に従い、IgG4関連疾患(IgG4-RD)と診断された。プレドニゾロン30mg/日で治療を開始し、臓器腫大は改善した。本稿では,mRNAワクチンに関連した可能性のあるIgG4-RDの1例を報告する.】
ワクチン接種後に死亡はしなくてもいろいろな症状が出る可能性は多数あります。見逃さないように注意しましょう。予想されていた有害事象が次々に現実化されています。接種後数カ月あるいは数年後に現れるかもしれません。