コロナワクチン接種後しばらくしてから網膜静脈閉塞症になる人が増えているように感じます。
JPN MD PHDさんのツイッターにも、
https://twitter.com/MdJpn/status/1658792011720437760
【網膜静脈閉塞症を立て続けに2症例経験。いずれも5回接種後、約4か月後に発症してる。やはり「最終接種4か月あたり」が重篤有害事象を発症しやすい「鬼門」と思われる。あるとき突然視界が黒く欠けたという。眼底検査で出血が。この発症ペースは異常事態としか思えない。】
とあるように、ワクチン最終接種後4か月あたりで発症している例もあるそうです。
網膜静脈閉塞症の治療薬最新事情!お薬専門家原英彰教授が解説されています。
網膜静脈閉塞症は文字通り網膜内にある静脈血管が閉塞することで、視野が一部欠けたり、目がかすんだり、急激に視力が低下する病気です。
網膜内の静脈血管が閉塞すると、その部位から水分が漏れだして網膜内で浮腫の形成や出血が起こり、これが視力の低下につながります(図1)。さらに、病態が進行すると様々な合併症を伴う場合があります。
代表的な合併症としては、硝子体出血、網膜剥離、血管新生緑内障などがあげられます。これらの合併症を伴うとさらに予後が悪く、視力に対する影響が大きくなります。
網膜静脈閉塞症は網膜内にある静脈が閉塞する病気です。つまり、血が流れなくなります。網膜内で動脈と静脈が交叉している部位では、動脈によって隣接している静脈が圧迫されることがあります。静脈が圧迫されることで血液の流れが悪くなり、血栓が生じて血管が閉塞してしまいます。
血管が血栓で詰まってしまう主な原因として、高血圧や脂質異常症、糖尿病に由来する動脈硬化があげられます。これらは、生活習慣や加齢との関連性が指摘されることが多い疾患で、この観点から網膜静脈閉塞症は皆さんの日々の生活に関係している病気であるともいえます。
網膜静脈閉塞症の自覚症状としては、視野が欠けたり、かすんで見えるなどありますが、これらの症状は早期に気付くことが難しく、患者さんが認識した時にはかなり進行しているということも少なくありません。