餅を食べながら
おしゃべりすること
薪をくべて
火にあたりながら
餅つきを眺めている
蒸した餅米が
臼(うす)に入れられる
皆んな覚える為に
交代でやっている
足でつくほうは
男性でないとキツイ
こねるのは女性
つきあがると
餅をちぎって
丸めていく
小さくちぎられた餅を
丸めて
箱に入れる
これは皆んなで
ちぎり方や丸め方もある
丸め方は以外と難しい
ギュッと押さえて
片手でクルクルと回す
あん餅は
平たくした餅に
アンを置き
周りを寄せて
摘んでいく
出来たてのあん餅を
ほうばる
去年
あん餅を
皆んなに配ってしまって
気が付いたら
良文さんの分が
無くなっていたらしい
その話で持ちきり
そのためか
今年はあん餅が
多い気がする
移住者ばかりなので
何処から来たのとか
東の方の餅は角で
関西は丸いよねとか
自然農でやってる人に
やり方を聞いたり
林業をやってる人に
仕事の内容を聞いたり
ネットの仕事と
林業を半々で
やっている人もいたり
伐採した木を
売ってアルバイト代にしたり
それぞれの話を
聞くのも面白い
皆んな草刈りをするのが
習慣になっている
草を刈らないといけないと
思っているところがある
夏場は
一週間ですぐ伸びて来る
ガソリン使って
毎回草刈りする
必要があるのか疑問
そうなんだよと
言う人もいる
農業の話を
市の議会で聞いたり
意見を言ったりする
所があるらしい
良文さんに
メンバーになって
いろいろ言ってくれと言う
話が来たらしい
いくら言っても
意見として出るだけで
いい方向には
変わらないらしい
関係のある仕事をしている
女の子が
是非出て下さいよと
良文さんに言っている
本町まで行って
それなりの事が
出来るならいいが
良文さんにとっては
時間の無駄なようだ
100万円くれるなら
いいですよねと言ったら
そうよと
言って笑った
どうせなら
良文さんには
令和新選組から
選挙に出て
国会で
暴れてもらいたいくらいだ
行政のやり方もそうだが
日本の事
地球の事
自然の事を
こんなに考えている人はいない
彼の言っている事を
まとめたら
愚禿山語録が
出来るんじゃないか
と思っている
餅つきが終わる頃は
腹が餅で
いっぱいになっていた
今日は大晦日
年越しそばの代わりに
年越しうどんを食べる
街まで行って
鍋焼きうどんを
家に帰って
鏡餅を飾って
あずきを煮て
夜はぜんざいにしよう
2022年も
今日で終わる
来年は
どんな年になるのか
いい年であれば
いいが