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70代での移住生活

移住者の家探しの手伝い

4月の絵画造形教室は
マーブリング染め

写真は
試しに染めてみた

色んな模様が出来て面白い

紙、布、木、革などに染まる

立体の物にも染まるらしい


隣の渡部さんから話があった
渡部さんは隣りを
別荘代わりにしていて
一週間に一度くらい来ている

渡部さんは新居浜に住んでいるが
生まれは
西条の丹原の山の方の
桜三里らしい

中学高校は丹原で
丹原のはずれの
桜三里の入り口に
住んでいたらしい

てっきり新居浜の人かと
思っていたが

今空き家になっている所に
お母さんが住んでいて
5年前に亡くなられたそうだ

今は空き家になっていて
この空き家をどうにかしたい
という事で
相談があった

結構綺麗にしてある
ここならすぐに決まるかと思って

移住者で家を探している人が
多いので

聞いてみる事に

何人かに聞いたが
なかなか決まらない

古民家を探している人
日当たりのいい家
山の中の一軒家

移住者は贅沢だ

この辺には
それにかなうような所はない

西条にはそんな所は無いかも
あっても空かないだろう

石鎚山がそびえていて
山幅が狭い

すぐ後ろは山

崖くずれの危険地域が多い

朝日が当たらない

ここは金比羅街道の
宿場町として
昔は栄えたところらしい

今は新しく松山までの
11号線が走っていて
それと並行している

多少は車の音も聞こえる

上に高速道路も走っている


渡部さんとしては
家を処分したいらしい

タダでもいいから
もらってくれないかと

ところが借りるほうは
借りるだけにしたい

という事で
なかなか決まらない

一人もらってもいいという人が
現れた

帰りに
愚禿山に寄って話をした

もらったら
一生住む事になるよ
朝日が当たらない所に

売るにも売れない家
もらってどうするの

夜にメールが入って
やめますとの事

これで借りるだけの人に
連絡

借りるだけでOK

試しに一晩泊まってみたら

次の日泊まりに来て
大丈夫らしい

渡部さんに代わって
契約書も作ってみた

移住者が借りやすいように

まず
1年契約にする
細かいことは言わないで

住みやすいように
改造しても構わない

そのかわり
家に故障と不備が
生じた場合は
借りた人が直す事に

大家は
干渉しない
アンタッチャブルで

これくらいでないと
借りる人はいないでしょう

と大家さんを納得させて
ひとまず解決

これで
移住者はとりあえずここに住んで
好きなところが探せる

移住の一歩になる

丹原のはずれまでは
車で30分くらいかかる

何度も行くのは大変

決まってよかった

部屋にある
いらない物を処分するだけでも
大変

結構欲しい人がいて
大分無くなった

掃除機とオーブントースター
をもらってきた

出来るだけ
電気に頼らないように
しているが

この二点は欲しい

電子レンジの大きいのがあるが
電磁波が心配なのでパス

この一週間
行ったり来たり

やっと解放されて
ホッ

いや
山はどこも
さくらが多い

川沿いも
桜だらけだ

庭に植えた
枝垂れ桜も
節々に
青い芽が出てきた

楽しみだ








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