■マーケット
NYダウ一時400ドル下落
ダウは一時400ドル近い下落です。利上げの緩やかなペースを望んでいた市場も、実際、その経済環境が現実味を帯びてくると、喜んでばかりもいられません。超低金利の継続は、銀行の財務状況を悪化させるとの懸念から金融株が下落。先週の雇用統計もこの先の利上げペースを読みづらくした面もあり、アメリカを含めた世界経済の減速懸念が市場の重石になっています。その影響で、安全資産の、債券、円などに資金が流れ、アメリカの10年債利回りは、1.7%台とほぼ1年ぶりの低水準。為替も一時、115円10銭台と2014年11月以来のドル安円高水準を付けました。株価揃って大幅に続落です。ダウが177ドル下落、1万6,027ドル。ナスダックが79ポイントの下落、4,283。S&P500が26ポイントマイナスの1,853。
【NY証券取引所中継】米株下落の背景
解説は大和証券CMアメリカのシュナイダー恵子氏
ハイテク株の失望決算が不安心理を煽っています。ビッグデータ関連のタブロー・ソフトウエアは国内売り上げが減り、株価は5割近く急落しました。
市場では景気悪化で利上げはできないとの見方でしたが、失業率低下と賃金上昇は利上げ積極派には追い風です。FRB内部の意見が分かれるとの不透明感が売り材料と見られましたが、これを投資のチャンスと見る投資家もいるようです。
【NY証券取引所中継】米消費に変化
解説は大和証券CMアメリカのシュナイダー恵子氏
原油安株安で富裕層の消費が落ち込んでいる。デパート業界のノードストロームなど高級品店が苦戦する中、ウオルマートなどの一般小売店は好調で、株価も堅調。
高級品市場打撃の理由
中東などのオイルマネー減
中国富裕層のバブル消費の衰え
一般消費は堅調といわれているが、大衆向けデパートのコールズが見通しを大きく引き下げ株価が急落、またコストコの1月既存店売上が落ちたことも不安視されました。
金融政策で資産価格下落を止められるか、今週予定のイエレン議長の議会証言に注目。
【為替見通し】注目ポイントは「イエレン議長 議会証言」
解説はSMBC信託銀行プレスティアの尾河眞樹氏
注目ポイント イエレン議長の議会証言
景気後退懸念から慎重な発言にならざるを得ないが、長期 金利低下もあり、新らしい材料が出るまでは方向感なく、 115円~117円で推移するだろう。
■日刊モーサテジャーナル
① WSJ アメフトスーパーボール 30秒6億円のCM
② WP "ロボット"演説批判でルビオ氏に逆風
③ WSJ 米ヘッジファンドは大手企業の投資適格債の売りを加速
■岡三証券 石黒英之
★欧米のリスク回避姿勢鮮明_円高
改革案の審査の遅れ⇒ギリシャ不安再燃
アメリカの景気不安にともなうドル安
★来季の減益懸念、日銀マイナス金利不発で、正念場の日本株にウルトラCは?
外国人の買いが止まっているので、政策で刺激する必要。強いて挙げれば①官制相場②消費増税先送りを伴う衆院解 散郵貯銀行のリスク資産投資枠拡大報道が出てくれば、日本 株にとってポジティブに受け止められる。
★株価の見通し 16,000~16,700![キャプチャ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/01/a47af076d06fff4e9faa23cabf4685bb.jpg)
![キャプチャ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/01/a47af076d06fff4e9faa23cabf4685bb.jpg)
注目ポイント 日本株の割高感
企業決算が良くない。一株あたり利益が去年の中間決算時と比べて100円以上下方修正されてい る。
①世界景気の減速
②円高
③特別損失が一段と業績を下押しする。
★今日の経済視点 『転換』
株高トレンドの転換
為替の円安トレンドの転換
企業業績 増益から減益への転換
■今日の予定
1月マネーストック
決算 日本マクドナルド、アサヒグループ
米ニューハンプシャー州 予備選挙
米決算 コカ・コーラ、ウォルト・ディズニー
■ニュース
円高続く 115円台に
8日のニューヨーク市場で急速に円高が進みました。円相場は1年3ヵ月ぶりに1ドル=115円台前半まで上昇しました。ロンドン市場では1ドル=116円台で取引されていましたがニューヨーク市場の取引が始まると株安、原油安などリスクを回避する動きが強まったことを背景に「安全な通貨」とされる円に買いが集まり、115円台前半まで急伸しました。市場では、アメリカの利上げのペースが鈍る、との見方が広がっていることもあり、円の先高観を指摘する声も聞かれます。
OECD景気先行指数 ↓0.1
OECD=経済協力開発機構が8日発表した12月の景気先行指数は、99.7で前の月から0.1ポイント低下しました。日本やアメリカの指数が下がった一方でユーロ圏は横ばいでした。一方、中国は0.1ポイント上昇しました。
米玩具大手 年末商戦堅調
スターウォーズがおもちゃの年末商戦を後押ししました。アメリカの玩具大手ハズブロの10月から12月期の決算は、売上高が前の年に比べ13%の大幅な伸びとなり、1株利益も予想を上回りました。年末に公開された映画「スターウォーズ」の関連商品の販売が好調だったためで、男の子向けの商品が35%増えた一方、女の子向け商品は17%減りました。
ジカ熱対策 18億ドル緊急要請
ホワイトハウスは8日、中南米を中心に拡大するジカ熱対策のため、18億ドル=およそ2,100億円の緊急支出を議会に要請すると発表しました。アメリカ本土では、これまで蚊に刺され感染した例は確認されていませんが、中南米などに渡航したアメリカ人の間で50例の感染が明らかになっています。ホワイトハウスは声明で、南部を中心に国内での感染を防ぐ対策を迅速に進める必要があるとしています。
独自制裁 週内にも確定へ
北朝鮮が事実上のミサイルを発射したことに対し、安倍総理大臣は日本独自の制裁を速やかに決定する考えを改めて表明しました。早ければ今週中にも制裁内容を確定させます。政府は北朝鮮がおととし「拉致被害者の再調査を行う」と約束した際に、一旦緩めた独自制裁の再開に加え、北朝鮮への送金制限や船舶検査の強化など、制裁を強める方針で検討を進めています。政府は拉致被害者の家族などとも意見交換も行い、速やかに具体的な内容を固める意向を伝達しました。日本としては独自制裁の強化を国連の安全保障理事会の制裁決議よりも先行させて決定する構えです。また衆議院と参議院の本会議ではきょう、北朝鮮を非難する決議を採択する予定です。しかし政府関係者は「最終的には中国の態度がカギ」と漏らすなど、北朝鮮の後ろ盾となっていた中国が本格的な制裁に乗り出さない限り独自制裁の効果については限定的との見方もあります。
ディズニー 値上げ
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドはきのう、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を4月1日から引き上げると発表しました。1日使える「1デーパスポート」の場合、大人で500円値上げし、7,400円になります。オリエンタルランドは、「パークの価値向上に見合った価格設定が必要と判断した」としています。
今井恵理子氏 自民が擁立
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドはきのう、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの入園料を4月1日から引き上げると発表しました。1日使える「1デーパスポート」の場合、大人で500円値上げし、7,400円になります。オリエンタルランドは、「パークの価値向上に見合った価格設定が必要と判断した」としています。
掃除機の電池 発火の恐れ
生活用品メーカーのアイリスオーヤマは、きのう、充電式掃除機の電池カートリッジに発火の恐れがあるとして、およそ2万7千個を無償交換すると発表しました。対象の製品は2013年11月から販売されているもので、これまでに3件の発火が確認されていますが、けが人などは出ていないということです。
「72時間」経過 救出作業続く
台湾南部をおそった地震はさきほど午前5時ごろ、発生から72時間を経過しました。生存率が著しく下がるとされる72時間が過ぎましたが消防当局は必死の救出作業を続けています。消防当局によりますと地震による死者は38人、負傷者は530人を超えています。台南市の市長はきのう、倒壊した集合住宅だけで「犠牲者が100人を超える恐れがある」と述べ、死者数が100人を超える可能性が出てきました。集合住宅からはきのう夕方、8歳の女の子が発生からおよそ60時間ぶりに救出され病院に運ばれました。女の子は意識はしっかりしていて命に別状はないということです。集合住宅の倒壊をめぐっては建設業者による手抜き工事が一因になったとみられ、捜査当局が今後調べを本格化させる方針です。
所沢 高層マンション火事
埼玉県所沢市の31階建ての高層マンション「フォーラスタワー所沢」の住人から、昨夜、煙が出ていると119番通報がありました。消防によりますと15階の部屋から出火し、住人の50代の男性と40代の女性がやけどをして病院に搬送されましたが命に別状はないとのことです。現場は、西武所沢駅からおよそ1キロの住宅街で、消防車など15台が出動して消火活動に当たりました。
米まもなく大統領選2戦目
埼玉県所沢市の31階建ての高層マンション「フォーラスタワー所沢」の住人から、昨夜、煙が出ていると119番通報がありました。消防によりますと15階の部屋から出火し、住人の50代の男性と40代の女性がやけどをして病院に搬送されましたが命に別状はないとのことです。現場は、西武所沢駅からおよそ1キロの住宅街で、消防車など15台が出動して消火活動に当たりました。
■日経超特急
農水産物輸出、迅速に
農林水産省と青果や水産物などを扱う卸売市場が連携し、農水産物の輸出手続きの大幅な迅速化に乗り出す。空港内や卸売市場内で農産物の輸出証明、検疫、通関などを一気に済ませ、手続き日数を3日程度に半減させる。商社などと個別に契約を結ぶ必要がなくなり、全国の一般的な農家にも輸出する機会が広がる。輸出先の関税が撤廃される環太平洋経済連携協定(TPP)も好機ととらえ、政府は農産物輸出を2020年に1兆円に増やす目標を前倒しします。
日興アセット MMF繰上償還/マイナス金利で運用難
日興アセットマネジメントは8日、安全性の高い債券などで運用する投資信託、MMF(マネー・マネージメント・ファンド)の資金を投資家に返還すると発表した。日銀がマイナス金利の導入を決めて債券の利回りが低下しているため、MMFの運用をやめて繰り上げ償還する。マイナス金利の導入に向けて他の運用会社にも同様の動きが広がりそうだ。
インド 実質成長率
10~12月期GDP実質成長率(前年比)7.3%成長
原油安や堅調な消費が追い風
主要企業、想定為替レート見直しの動き
1-3月期の想定を見直し
円高方向へ
富士重工 118 ⇒ 115
デンソー 120 ⇒ 115
住友重工 120 ⇒ 115
川崎重工 120 ⇒ 117
ソニー 125 ⇒ 120
円安方向へ
スズキ 115 ⇒ 117
三菱重工 115 ⇒ 120
■【リーダーの栞】日野自動車 市橋保彦社長
今回のリーダーはトラックやバスなどの商用自動車メーカーである日野自動車・市橋保彦社長。紹介する本は「生命(いのち)の暗号」という筑波大学名誉教授が書いた本です。人は「遺伝子がオン」になれば、計り知れない能力を発揮できると解説する内容で、市橋社長は会社生活においてこの本がとても役に立つといいます。
■ビジネス書
1 嫌われる勇気 岸見一郎、古賀史健
2 鈴木さんの成功 星渉
3 人を動かす(文庫版) デール・カーネギー
4 超一流の雑談力 安田正
5 美しい街をつくりたい 大本万平
■【ネタのたね】チョコ鍋飲み会プラン
品川プリンスホテル内にある居酒屋「ななかまど」では、バレンタインの特別プランを用意。果物や野菜をチョコフォンデュにつけて食べる「チョコ鍋」です。最近では、女性社員への負担を減らすために、男性の同僚や上司に渡す「義理チョコ」を廃止する職場もあるそう。そこで「義理チョコ」を渡すよりも、少し変わったチョコ鍋を囲んで、親睦を深めてもらいたいと企画したそうです。3月14日まで開催します。
【ネタのたね】桜が開花するお茶
福岡県のお茶メーカーが開発した、桜入りのお茶です。お湯をそそいで、1分待つと花が開きます。これまでの、塩漬けされた桜湯は、桜の花が沈んでしまい、花も開かないものが多くありました。しかし、この新しく開発した桜茶は、粉末の緑茶の中にフリーズドライにした、桜の花が入っていて、綺麗に花が開くようになっています。開発者によりますと、受験シーズンや祝い事などで、利用して欲しいという事です。3月1日から全国で発売予定です。
■【プロの眼】日本株にウルトラCシナリオはあるか
企業業績の減益懸念に加え日銀の追加緩和効果減退で、日本株は正念場を迎えている。起死回生の“ウルトラC”シナリオはあるのか。ヒントは2014年にあるという。解説は岡三証券の石黒英之氏。
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