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モーニングサテライト・ウォッチ

2016.5.31 WBS・ワールドビジネスサテライト

2016年05月31日 23時59分59秒 | WBS
■マーケット

今年初!日経平均5日続伸
日経平均株価の終値は1万7,234円98銭で、前の日に比べて166円96銭上昇しました。今年初めての5日続伸です。きょう経済産業省が発表した4月の鉱工業生産指数の速報値は市場のマイナス1.5%予想を上回る0.3%の上昇でした。熊本地震による自動車メーカーの操業停止などの影響で「輸送機械」が低下しましたが夏向けの化粧品が好調だった「化学」などが全体の数字を押し上げました。また為替市場でドル円相場が1ドル=111円台と円安が進んでいることや、中国の上海市場で上海総合指数が3%を超える大幅な値上がりとなったことで投資家の心理が改善したことも影響しました。




ドライブと原油価格の関係は?
米国では30日のメモリアルデ―の祝日から夏が本格化し、ドライブシーズンを迎えます。米国ではメモリアルデーから9月5日のレイバーデーまでが夏のドライブシーズンで、ドライブで行楽に向かう消費者が増えます。最新のAAAの調べでは全米ガソリン平均価格は1ガロン=2.28ドルと過去12年で最も安い。消費者はガソリン安で今年、これまでに1兆3,000億円以上を節約できた計算で、個人消費にも追い風です。ガソリンの消費が増えると、原油価格の上昇につながりそうですが、需要の弱さに加え、産油国の供給が過剰になっており、原油価格の上昇は簡単ではなさそうです。
《CME原油トレーダー/トッドホーウィッツ氏》
「原油価格は今がピークでこれ以上上昇する理由はない。景気が減速する中で需要も弱く原油の使い道も少ないのが現状。」
6月2日にOPEC=石油輸出機構が総会を開き、増産凍結の合意を目指します。ただ主要国のサウジアラビアとイランの対立は根深く、合意は極めて難しい情勢です。
中継担当:NY支局進藤隆富記者





■【コメンテーター】木下智夫氏(野村証券チーフマーケットエコノミスト)

・意外に健闘・国内生産・今後は「人手不足」が追い風に
「鉱工業生産指数が良かった理由として化粧品などの売り上げがよく化学が増えた。中国でスマホの高機能化が進み、日本のスマホ関係の部品の生産が伸びたのも理由の一つだ。5月6月について経済産業省が予測調査をしていて、それによると今後順調に増えていくとみられる。設備投資の先行指標である資本財が動きが出てきているのが特徴だ。有効求人倍率が上がってきていて人手不足感が強まっている。これに対応するために生産性を向上させるために設備投資をしていく必要がある。」



・世界はリーマンショック前か?先進国と新興国で温度差
--アジアのリーダたちはリーマンショック前の状況という発言に同調している
「この件については新興国と先進国で認識のずれがある。安倍総理は商品価格が55%も下がったのと、新興国では投資が下がったことを強調し、この2つは新興国にとっては非常に大きなマイナスになってる。リーマンショックの時とは状況が違い、長期的に経済が停滞し始めたのではないか?というのが本質だ。先進国では金融規制の強化もあり昔のようにバブルになることはない。新興国では中国が以前ほどけん引してくれない中、高い成長率が望めない現状だ。輸出に頼っていたら今後難しいので構造改革を強化していくことが先進国・新興国問わず取り組むことが課題。」



・米利上げはいつ?
--イエレン議長から利上げに向けた地ならしをするとの発言があった。
「利上げは6月か7月。6月の利上げをするにはISMや雇用統計がかなり強いものである必要がある。6月に英国でEU離脱か?残留かを問う投票があるのでその結果が出てから7月ではないだろうか?EUにとどまることが前提で7月に利上げではないか。」




■ニュース

内閣不信任案を否決
民進党や共産党など野党4党がきょう、「アベノミクスの失敗は国民生活を破壊し格差と貧困を拡大した」などとして、安倍内閣に対する不信任決議案を提出しましたが、与党などの反対多数で否決されました。民進党の岡田代表は「強権的な政治あるいは不正直な政治。これも説明を加える必要のないくらい明らかなこと。これから選挙の中で訴えていく」と話しました。一方、自民党と公明党はきょう、消費税の増税を2年半先延ばしする安倍総理の方針をめぐり、それぞれ党内で議論し、安倍総理の考えを容認することを確認しました。ただ、与党内からも社会保障の財源や、消費増税を先送りした2年前の衆議院解散の際の安倍総理の説明について、「整合性のある説明をすべき」との意見もあがりました。安倍総理はあす夕方に会見を開き、新興国経済の陰りなどを理由に、消費増税を2年半先送りして、2019年10月に10%へ引き上げる方針を国民に説明する予定です。課題となる社会保障の財源の確保や財政再建の目標について、安倍総理が納得のいく説明を出来るかに注目が集まります。




遺伝子ビジネスの信頼性とは
遺伝子検査をビジネスとする業界団体「個人遺伝情報取扱協議会」が会見を開き、消費者が安心して検査をうけられるという認定を与えた企業名9社を発表しました。審査を行ったのは医療や情報セキュリティなど6人です。検査結果の科学的根拠など230項目をチェックしました。ただ、北里大学の高田史男教授は「精度の面ではまだまだ不十分なものだと理解した上で利用すべき」と警鐘を鳴らします。また、提供する業者の中にはトラブルを起こすものも少なくありません。経済産業省の調査では2015年に解約やキャンセルなどの相談は112件、うち71件が遺伝子検査を使ったオーダーメード化粧水でした。個人遺伝情報取扱協議会の別所直哉は「自主基準をつくった以上、ルールを守るのが責任。協会に加盟していない会社にも基準を守るよう話をする」と述べました。

【遺伝子ビジネスの信頼性とは】
病気のかかりやすさや体質の判定を謳っている遺伝子検査ビジネス。ヤフーやDeNAが参入して話題となった遺伝子検査は手軽に検査が受けられるというメリットがあるが、一方でトラブル相談も増えているとのこと。こうした中、信頼性を高めようとビジネスに関わる企業自身が動き始めた。

【“病気のリスク”を判別!?「遺伝子検査」その信頼性は?】
今日、遺伝子検査をビジネスとする企業37社が加盟する個人遺伝情報取扱協議会が会見を開いた。発表したのは消費者が安心して検査を受けられるという認定を与えた事業者名で、ヤフーやDeNAライフサイエンスなど9社。実際に審査を行ったのは医療や情報セキュリティーなど6人の専門家。検査結果の科学的根拠や個人情報の取り扱いなど230項目を審査した。
《個人遺伝情報取扱協議会/別所直哉理事長》
「まだまだ浸透していないサービスなので『何を基準に選んでいいか分からない』とか過度に心配する人もいる。『きちんとした事をやっています』という事を認定を通じて分かってほしい。」

遺伝子検査は唾液を取って郵送し、生活習慣度などのアンケートに答えるとパソコンで結果が見られるというもの。結果にはがんのリスクやデング熱へのかかりやすさ、肌のシワのできやすさなど約290の病気のリスクや体質の傾向が示されている。しかし消費者向けの遺伝子検査ビジネスでは遺伝だけでなく生活習慣も関係する病気を対象にしている為、明確にリスクを示す事が出来ない。特定の遺伝子から病気を予測する事は医療行為の診断に当たり、医師法違反となるため。企業の遺伝子検査サービスで人の体質や病気のリスクは一体どの程度分かるのか、遺伝医学の専門家に聞いた。
北里大学・高田史男教授によると体質は1000万か所以上存在する個体差の総和として表に出てくるものという。しかし民間サービスは基本的に個体差の数個だけをピックアップし統計学的に分析する為、やり方次第で結果にブレが生じやすいという。高田教授は「精度の面ではまだまだ不十分だと理解した上で興味を持った人が理解して買うのはいいが、すぐに医療機関に行って何かをするとかそういう話とは違う」と話した。

【「遺伝子検査」でトラブルも・信頼性をどう高める?】
遺伝子検査サービスを提供する業者の中にはトラブルを起こす業者も少なくない。最も多いのは解約やキャンセルなどの相談で、経済産業省の調べでは去年1年間で112件で内71件が遺伝子検査を使ったオーダーメイド化粧品を扱う企業についてのものだった。経産省は企業名については公表していないが、同様のサービスを行っている企業の1つに取材(メール)を試みるが返答はなかった。そこで採取した遺伝子の送り先を訪ねてみるがシェアオフィスで不在だった。現在、遺伝子検査サービスを提供している企業は代理店を含めると数百に上ると見られている。どんな企業でも簡単にサービスを始められる為、厚生労働省の審議会のメンバーからは法的な規制を求める声が出ている。しかし業界団体側は法規制ではなく自主的な取り組みで信頼性を高めていきたい考えだ。
《個人遺伝情報取扱協議会/別所直哉理事長》
「本当に沢山の会社があるので、自主基準を作った以上ルールを守ってもらえる会社を増やしていく責任がある。」




独占取材 “ハリウッド並み”施設の全容
「バイオハザード」や「モンスターハンター」など世界的にヒットしているゲームソフトメーカーのカプコンが約100億円を投じた研究開発ビルを建設し、6月から稼働します。目玉は、天井の高さが7mある国内最大級のモーションキャプチャースタジオです。体中に59個のマーカーをつけたアクション俳優の動きを36台のカメラを使って撮影し、リアルな動きを格闘ゲームなどのキャラクターに生かします。新たに作った3Dスキャンスタジオでは、100台のデジタルカメラで人物を撮影して3D処理することで、作業の手間を省くとともに、クオリティーの向上も図りました。2016年はVR:バーチャルリアリティー元年といわれていて、ゲームの世界でもリアルな動きが求められています。カプコンは今後5年で開発人員を300人増やす計画で、今回の施設で世界での競争力を高める考えです。




携帯大手3社 長期利用者向けプラン出そろう
政府の要請を受けた携帯電話料金値下げの焦点だった“長期割引”。きょう、KDDIが優遇プログラムを発表し、大手のプランが出そろいました。新たに導入する「auSTARロイヤル」はauの携帯電話を4年以上使っている利用者が対象。データ通信の利用料金に対して最大10%分のポイントを還元します。ポイントは利用料金やネット通販の支払いなどに使えるため、実質的な料金割引となります。長期利用者向けの割引サービスでは、先月NTTドコモが個人向けで1ヵ月あたり最大800円の割引を発表。ソフトバンクも今月、月200円の割引を発表しました。料金の値引きではなく、あえて「ポイント還元」としたKDDIは、たまったポイントを自社が扱う通販や金融サービスなどで利用してもらい、顧客を囲い込む考えです。




トヨタ 生産を一時休止
トヨタ自動車は愛知県豊田市の元町工場など9つの工場、14ラインであす朝からの車両生産を取りやめることを決めました。きのう愛知県刈谷市のアイシン精機の子会社で爆発事故が発生し、ブレーキ部品の供給が滞っているためです。6月2日までに全面再開を目指しますが国内におよそ30本あるラインの半分程度が止まることになります。




スズキ 燃費不正測定は26車種214万台
自動車メーカー、スズキの燃費データの不正測定問題で鈴木修会長が会見し、不正があったのは26車種、214万台に上ることを発表しました。これらの車種は燃費データを測定する際、国の規定とは異なる方法で測定していました。スズキが燃費データを、規定通りに再測定した結果、26車種全てでカタログに掲載されている値よりよかったとして、「燃費をよく見せようという意図はなかった」と強調しています。経営陣の進退については、辞任は否定しています。




パナソニック テレビ向け液晶パネル撤退
パナソニックがテレビ向け液晶パネルの生産を今年の9月末までに終了し、撤退する方針を固めました。海外のパネルメーカーとの激しい価格競争で収益性の改善が見込めないためです。テレビ向けパネルの唯一の生産拠点である姫路工場では、人員削減は行わず、数百人規模の従業員を配置転換します。今回のパナソニックの撤退で、テレビ用液晶パネルの生産を続けるのは、国内ではシャープのみとなります。




政府 観光振興で支援策 九州旅行は最大7割引きに
政府はきょう、熊本地震により観光産業への影響が出ている九州を支援するための「観光復興に向けての総合支援プログラム」をまとめました。国内外から九州への旅行者を対象に、ホテルの宿泊代やツアー料金を最大で70パーセント割引できることが特徴です。政府は、必要経費180億円を各県に交付し、年末までに宿泊客を150万人増やしたい考えです。




“金銭授受”甘利氏ら不起訴
甘利前経済再生担当大臣の金銭授受問題であっせん利得処罰法違反などの疑いで告発をされていた、甘利前大臣と元秘書の男性2人について東京地検特捜部は不起訴処分としました。特捜部は「起訴するに足る十分な証拠がなかった」としています。甘利前大臣は「不起訴と判断されたことで説明を受け止めてもらえたと思っている」とコメントしました。




「アジアの未来」アジアのリーダー世界経済をどう見る?
先週行われた伊勢志摩サミットで、現在の世界経済を「リーマン・ショック前と似た状況」にあると強調した安倍総理大臣。サミットでは、一部の首脳から異論が出るなど、各国の足並みは揃いませんでした。リーマン・ショック時との比較は、「消費税増税の再延期の布石」という見方もある中、アジア各国はどう見ているのか?日本経済新聞社主催の国際交流会議「アジアの未来」のために来日した、アジアのリーダーたちに聞きました。

《IMF/ラガルド専務理事》「経済危機からはすでに脱している」

《インド/アルンジャイトリー財務相》(ムディー首相の副審)
「経済危機のリスクはあるという見方だ。経済の停滞はいつまで続くかわからない深刻な状況だ。インドの年率7.5%の成長は現状からすれば良い方だが潜在力はもっと高く防衛機が縮小したのが影響した。」

《タイ/ソムキットチャトゥシピタク副首相》
「世界経済の危機があることは否定できないが、景気刺激策だけでは短期的な効果しか得られない。今、重要なのは各国が構造改革を進めることだ。」





火星が大接近!展望台で観察会
2年2ヵ月ぶりに火星が地球に最接近しています。その火星を一目見ようと都心で空に一番近い展望台には多くの人が集まりました。午後8時頃東京港区の六本木ヒルズの屋上展望台には200人以上が集まり地球に最接近した火星を眺めました。最接近する火星は「スーパーマーズ」とも呼ばれ今回は最近10年間で最も近い距離になっていると言います。これから一週間程度は天候に恵まれればいつもより明るい火星が都市部でも肉眼で見られるということです。次回、火星が最接近するのは2年後の7月になります。




■【ロングセラー研究所】アンメルツ
発売から50年を迎えたアンメルツ。名前は否定を意味する英語「アンチ」と、痛みを意味する独語「シュメルツ」を組み合わせたものです。開発のきっかけは、当時貼り薬の湿布を肩に貼ったままデートした男性社員が、相手から「年寄り臭い」と言われ振られてしまったことでした。そこから「見えない肩こり薬」の開発が始まりました。そして1974年、塗り口を斜めにしたアンメルツヨコヨコを売り出し人気が定着。しかしその後、街に次々とできたマッサージ店に客を奪われ、売り上げが落ち込みました。対策を講じた開発担当が、消費者を集めて調査を行ったところ、肩こりに悩む人は背中全体のこりに悩んでいることに着目。肩甲骨の真ん中まで届くロングボトルの新商品にたどり着きました。
取材先・小林製薬

肩こり治療薬のアンメルツは発売から50年、累計販売は2億本を超えるロングセラー商品。1966年に発売された初代アンメルツの開発のきっかけは男性社員の失恋だった。液体を使って片手で塗れるものを目指した結果、ボトルの口にスポンジをはめ込む方式が採用され発売すると瞬く間にヒット商品となった。しかしすぐに競合他社に真似され売り上げは頭打ちになった。そこで孫の手の用に使える商品の開発が進められた。アンメルツを洗濯バサミで挟むと塗りやすい事に気づき、塗り口を斜めにする事に(アンメルツヨコヨコ)。そして工場の生産ラインを斜めに改良して量産化に成功した。しかし2000年代に入ると街中に次々と出来たマッサージ店に客を奪われ、売り上げが減少した。そんな時、肩こりに悩む消費者を集めて行った調査で背中全体のこりに苦しんでいる事に気付き開発したのがアンメルツネオロングである。これまでは届かなかった肩甲骨の真ん中付近にあるツボに塗る事ができる。塗りやすいボトルとの戦い。アンメルツの進化は続く。




■【トレたま】ひんやりベスト ポケットから“涼”

ポケットを水でぬらすベストは水分を吸収する力が強い特殊な繊維が使われベスト全体を冷やすことができる。浸す程度でOKで入れすぎたらしぼればOK、氷を入れるとゆっくりと溶け水のように漏れる心配はないが、汗をかく現場の人用に開発したので少しは濡れる。水と氷の組み合わせで3時間はひんやりが続く。日曜発明ギャラリーの小林豊博社長は犬が使うおしっこシートは水を吸収すると思い、水の吸収をベストに生かし熱中症対策用に開発した。

【商品名】クールビット・アイスポケットベスト
【商品の特徴】水や氷をポケットに入れることで、体を冷やすことができる熱中症対策用のベスト。
【企業名】日曜発明ギャラリー
【住所】静岡県焼津市すみれ台2-11-3
【価格】8,000円(税別)
【発売日】発売中
【トレたまキャスター】北村まあさ




2016.5.31 Newsモーニングサテライト

2016年05月31日 07時00分00秒 | MS
■マーケット

NYドル、1ヵ月ぶり111円台
30日はアメリカはメモリアルデー、戦没者追悼記念日の祝日で、株式市場は休場でした。ただ、先週のイエレン議長の発言を受けて為替は動いています。為替市場も参加者は少ないものの、ドル円相場はほぼ1ヵ月ぶりに1ドル=111円台を付けました。6月あるいは7月の利上げが現実味を帯び金利上昇の思惑からドルが買われました。あす以降、週末の雇用統計など重要指標の結果次第で次回の利上げ確率の予想がさらに上昇する可能性もあり、株式市場がどう反応するのか注目されます。ではヨーロッパの株価おさらいです。30日はイギリスも休場でした。その他はそろって5日続伸です。商いは薄かったもののユーロ圏の景況感の改善などが支えとなったようです。0指標.jpg







【世界の株価】
30日の終値










【為替見通し】注目ポイントは「英世論調査」
解説はSMBC信託銀行プレスティアの尾河眞樹氏

--昨日は1円以上大きく円安方向に動く場面もありました。kw1.JPG
アメリカの利上げ期待や日本の消費増税再延期との見方などからドル円は 111円台半ばまで上昇する場面も見られました。
--今日の予想レンジは、110.50円 - 11.50円 、そして今日の注目ポイントは「英世論調査」です。
イギリスの EU離脱に関する国民投票まで残り一か月を切りましたけれども、最近の世論調査では電話調査とオンライン調査で結果に開きがでてきていまして、直近でも電話では 45%対 38%と残留が離脱を明確に上回っていた一方で、オンライン調査の方では 45%対 44%と依然両者が拮抗しています。主要 8社の調査会社による平均値でも 5月中旬には一時残留が大きくリードして安心感が広がった訳ですが、先週末では 44%と 45%で離脱がややリードしています。国民投票が近づけば、世論調査も残留の方に傾くとみられてましたけれども、投票まで 1ヶ月を切っても賛否が拮抗している状況です。
--徐々に緊張感も高まってきますが、今後為替相場にどう影響しますか。
今週から投票日にかけてはキャメロン首相が国内のテレビ番組に出演して、EU残留について記者や視聴者からの質問に答えたり、議論が数回行われる予定です。この影響で世論調査で残留が増えるかがポイントですけれども、もし両者が拮抗する状況が続けば、離脱への不安感からリスク回避に傾いて、ドル円も一時的には再び 110円を割り込む可能性もありますので注意が必要です。0為替.JPG















【日本株見通し】注目ポイントは「上値の余地」
解説は楽天証券経済研究所の土信田雅之氏

--今日の予想レンジは16900~17100です。アメリカは休場です。
昨晩の米国株市場が休場でしたし、本日の国内株市場はイベントを前にした手控えムードがあり、売買の盛り上がりはあまり期待できません。ただ昨日の相場での流れを維持すると思われますので、堅調な動きにはなりそうです。
--昨日は約1ヶ月ぶりに節目の17000円を回復した日経平均ですが、今日の注目ポイントは「上値の余地」です。この流れは続きそうですか。nk1.JPG
日経平均の動きはチャートでたどってみますと、直近の過去のレンジ相場を脱した際に抜けた方向へ一段高、一段安(緑の矢印)していたことが分かります。同様のパターにはまるのであれば、テクニカル的には4月の高値である17613円(赤色のライン)が目標になると思います。
--ただOPEC総会やアメリカの雇用統計を前に、上値を積極的に追う展開になるでしょうか。
確かに足下の売買が少なくて、上値を伸ばすには戻り待ち売りをこなさなければいけない必要がありますので、確かに難しくはあるんですけれども、スケジュール感的には再来週のアメリカのFOMCや日銀の会合の前に、メジャーSQが控えている流れになっていますので、先物主導による思惑や観測で値動きが軽くなる可能性があります。4月の日銀の追加金融緩和を見込んだトレード、いわゆる「日銀プレー」の上昇が見られましたが、意外とあっさり上値目標を達成してしまうの可能性もあるのかなと見ています。




■【コメンテーター】住友商事グローバルリサーチ/高井裕之氏

・TTIP指示をEU首脳に要請
--TTIP(大型の自由貿易協定)、日本で言えばTPPですけれども、各地のものもうまくいってないようですね。
各国の事情というのがあって、大西洋がTTIP、太平洋がTPP。TPPもアメリカの事情で今年中にというのは難しそうな感じです。(年末にオバマ政権の下で駆け込みで決まる可能性については)レイムダックセッションと言うのが12月にありまして、そこで何とかできるかなという期待はあるんですが、今のワシントンの状況を見ていると、来年にもつれ込む可能性が高い。



・消費増税、2年半の先送り
消費増税の原資は基本的に社会保障制度を充実するために使われる、非常に長期の施策だと思います。ですから長期の施策は予定通りやって、短期は短期で景気対策を考えるというのがあるべき姿だと思います。問題の先送りになるということです。



・ベネズエラ経済危機、原油相場への影響は?
--OPECの加盟国でもあるベネズエラの経済危機が深刻さを増しているんですが、世界経済にはどんな影響があるんでしょうか。
ベネズエラはいまインフレ率が480%で、異常な状況になっています。干ばつの影響もあって、水不足、電力不足、いろんな日常用品も不足する状態になっている。おそらくデフォルトのリスクがますます高まっている。これが世界経済に与える影響は、実は南米だけではなくアフリカでも、例えばモザンビークで各紙債務が見つかって、今IMFがサスペンドしている。先週、債務不履行も1件あって、若干こういうところに与信リスクが広まって行っているというのが非常に心配される。




・今日の経済視点 「9.11法案」
日本ではあまり報道されていないが、「9.11法案」とは正式には「テロ活動も反対する正義法案」という法案が先月の17日に米国の上院で全会一致で可決された。テロの時にサウジアラビア人が結構、関与したという話があって、これは米国人の犠牲者の家族がテロに関与したことが疑われるサウジの高官を提訴できるという法案です。下院の審議がまだこれからです。最終的にオバマ大統領はこれを拒否権を発動することになると思うが、米国の中のサウジへの不信感がどんどん高まっている。基本的にOPECはサウジアラビアがリードしている組織だが、それも変質してきているというのは、サウジアラビアの変質というのが一つのリスク要因としてこれから注目される。30歳の若い副皇太子に任せるというのは良い方向ではあるが、いろんなあつれきを生むということでもある。





■EU離脱で“バブル崩壊”?
ロンドン西部にオープンしたマンションのショールーム。一番小さなワンベッドルームタイプの部屋がおよそ1億1,000万円と高額ですが売れ行きは好調です。ロンドンの不動産価格は、この2年ほど毎年20%という大幅な値上がりが続き、平均価格は約8,400万円。不動産投資は、株式投資などよりも高いリターンを生むと見られています。ロンドンでは人口が増加する一方、景観を守るための建築規制のせいで高層マンションの開発はあまり進んでおらず、住宅の供給が足りていません。三井不動産は、BBCから土地を買い上げマンションや商業施設の開発を進めています。一方で、最近の不動産価格全体の上昇については、警戒する声も出ています。イギリスが6月の国民投票でEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めた場合、不動産からの資金流出は避けられないとの見方もでています。

《ロンドン支局/豊島晋作記者報告》
【英国・EU離脱でバブル崩壊?】
英国・ロンドンで不動産価格高騰が続いている。ロンドン西部のマンションショールームでは、一番小さなワンベッドルームタイプで約1億1000万円。7億円近い部屋もある。売れ行きは好調だ。ここ2年、ロンドンの不動産価格は毎年20%上昇した。ロンドンの平均住宅価格は約8400万円で、不動産投資は株式投資よりはるかに多いリターンを生むとみられている。価格高騰の背景には、人口が増加する一方、建築規制でマンション開発が進まないことがある。london1.JPG








《ガリアード・ホームズ/ドン・オサリバンさん》
「ロンドンの人口は現在860万人だが30年には1000万人になる。住宅が足りなければ価格は上がり続けるだろう。」
三井不動産はBBCから土地を買い上げ、マンションや商業施設を開発。ワンベッドルーム・約1億1500万円~。半分以上が売約済み。
《英国三井不動産/久田大志さん》
「日本だと平均年収の何倍かで価格を抑えなければならないが、デザインに対してお金を払う英国のほうがやりやすい。」
《英国三井不動産/小野沢英一郎社長》
「ロンドンは非常に重要なマーケット」という。大和総研ロンドンリサーチセンター・菅野泰夫センター長は「バブルで間違いない。英国がEU離脱になると、バブル崩壊の引き金を引く可能性が高い。」
国民投票は6月23日。

【どうなる「EU離脱」最新レポート】
英国・EU離脱をめぐる国民投票について、拮抗していた世論が、ここにきて残留を求める声がやや優勢。ロンドンでは残留を求める声が強いが、地方ではEU圏などからの移民への反感でEU離脱を求める声が強いといわれる。昨年の総選挙では事前の世論調査と選挙結果が大きく異なった。まだ態度を決めていない有権者も10%以上いるという。EU残留派のキャメロン首相は「EUから離脱すれば景気後退に陥る」と訴える。離脱派のジョンソン前ロンドン市長は「我々はEUから国を取り戻す。国民投票は英国の独立と自由を取り戻す戦い」と訴える。





■特集 原油相場の見通し 足元の需給バランス
6月2日のOPEC(=石油輸出国機構)総会を前に、今後の原油相場のシナリオを分析します。想定外の供給減要因があり、足元の原油価格は上昇しています。ただOPECは生産調整機能を失い、投機的な動きが強まりそうです。
解説は住友商事グローバルリサーチの高井裕之氏。
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--商品相場に詳しい高井さんに伺っていきます。テーマは「OPEC直前・原油相場の行方」です。今後の原油相場のシナリオを分析していきます。まず最近の動きを見ますと、一時50ドルを付けるなど価格は上昇傾向になりますけれども、どうご覧になりますか。
長い間かけて下がった原油相場がようやくここに来て50まで戻ってきた。
--ただ現在の価格の上昇は想定外の事態だということですね。
供給側のバランスが崩れてきている。ここにアメリカ原産・ベネズエラ経済危機・ナイジェリア政情不安・カナダの山火事・イラン制裁解除など、いくつかの変動要因を挙げています。その中でナイジェリア政情不安によって約100万バレル、カナダ山火事によって約100万バレル、合計約200万バレルが予期せぬ生産障害に遭っている。
--イランの制裁解除で供給が増えたとしても、それを上回る量の供給が不足したということですね。
供給の流れを見ていく上で、だいたい200万バレル、世界の需給が供給過多になっていましたから、ちょうどこの5月に入ってからの生産障害によってその分が相殺されているというのが今の状況だと思います。
--全体の在庫を見ていきます(シンガポール近海地図)。t2.JPG
シンガポールは原油取引のハブです。アメリカ以外の石油、石油製品の船がシンガポールに集まる非常に重要な集積地になっている。原油、石油製品は在庫を地上のタンクに貯めておくんですけれども、それがいっぱいになってくると、タンカーに原油や石油を積んで洋上に停留させておく。(この地図が)真っ赤になっているということは相当に原油、石油製品が余っているということです。
--原油が余っているということがこれでわかる。こういうことは今まであまり起きなかったそうですね。
2年前まではOPECという組織が需給のバランスを調整する機能を果たしていた。それが2014年11月のOPEC総会以降「自分たちは需給の調整機能を放棄する」とOPECが宣言しましたので、みんなの自由に任せて石油を作るという状態になっている。今は作り過ぎて余って貯めて海の上に浮かばせているという状態です。
--だからこそ来月2日にOPEC総会が開かれますが、焦点は増産を凍結できるか、協調できるか、というところがいま注目されています。では最新のモーサテサーベイで、その行方について聞きました。

【モーサテ・サーベイ】
(期間5月27日~29日、番組出演者33人にアンケート調査。)
・ 原油増産凍結の合意は?
できる(3%)
できない(88%)
どちらでもない(9%)
マーケットリスクアドバイザリー代表の新村直弘氏
「サウジアラビア、イラン以外の国は増産余力は大きくないが、イランが増産姿勢を崩していない以上、サウジもこのタイミングで折れてくるとは思えない。」
双日総研・吉崎達彦氏
「サウジとイランの対立の根は深く、シェア重視路線は変わるとは考えにくい。」

--合意できると見るか、合意できないと見るか。どうでしょうか。
英語でコメントする方はノーイベントという。OPECも今回はノーイベントで、おそらく何の合意もできないだろうというのが私の見方であり市場の見方でもある。
--それだけOPECの力が崩壊してしまっているということですか。
OPECができたのが1960年、今から56年前なんですけれども、もともとは生産者カルテルということで、世界の需給の過不足を調整する機能をはたしてきた。それが事実上、OPECは生産者カルテルの機能を放棄した。
--OPECが崩壊している象徴的な動きがあるそうですね。
それが「Call on OPEC」という考え方です。国際エネルギー機関(IEA)、これはOECD諸国で作っている国際的エネルギーの調査機関ですが、ここが世界の需給の統計を作るときに使っている言葉です。t3.jpg











--例えば世界の需要が100だとすると、これまではOPECが40、非OPECが60という形で世界の需要を補ってきた。例えば非OPECに何らかのトラブル(山火事など)があって生産量が減ってしまった場合、この足りない分をOPECが増産して補う。
このOPEC(40)とOPEC(20)を足して、「Call on OPEC(60)」と呼ぶんです。OPECに求められている供給量ということです。
--とするとこれまでは非OPECが80も作ってしまった場合には、オーバーするのでOPECが減産して調整していたということですね。OPECの役割は本当に重要だったんですね。
そうです。これをもう半世紀以上続けてきた。それが米国のシェールオイル等の増産で、非OPECの生産量が増えた。ですからその分OPECが減らさないといけないというのが今の状況です。IEAが6月のマンスリーレポート(月報)から「Call on OPEC」という言葉を統計上、削除するということを決めた。事実上2014年11月のOPEC総会以降、OPECは自分の需給調整機能を放棄しているが、それをIEAが正式に認知したということです。
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--今後の価格調整が非常に難しくなるので、変動が荒い動きになると思います。いま投機の買いが過去最高水準まで上がっています。今後の価格をどうご覧になりますか。
非常に投機的な買いが積み上がっているので、目先は利食いの売りが出てくるということで、反落の可能性が高い。おそらく40~42ぐらいが200日移動平均線で非常に強い支持線がありますから、そこぐらいまで反落してもおかしくはない。ですけどそこでサポートされながら最終的には、また上昇局面に入ってくる。
--OPECが価格調整機能をできなくなった以上、原油は投機的な金融商品、そういうマネーの動きにさらされるものになっていく。
そうです。普通のコモディティに戻っていくということですね。




■今日の予定

4月の完全失業率
4月鉱工業生産
米4月個人消費支出
ユーロ圏5月消費者物価指数
独決算 フォルクスワーゲン




■ニュース

ユーロ圏景況感 1月以来の高水準
ヨーロッパ中央銀行による積極的な景気支援策の効果が表れてきたようです。ユーロ圏の5月の景況感指数は、1月以来の高水準まで上昇し市場予想を上回りました。消費者信頼感のほか、小売りと建設セクターでの景況感が大きく改善し指数全体を支えました。国別ではフランスの景況感が最も改善したほか、ドイツ・イタリアでも上昇しました。なお、2日に行われるECB理事会では、現在の超緩和的政策が維持されると見られています。
《ユーロ圏景況感指数(前月比)》
5月 104.7(+0.7) 消費者信頼感、小売りと建設が改善
フランス(+1.5)ドイツ(+0.4)イタリア(+0.3)スペイン(-0.4)



4月世界航空需要 弱い伸び
IATA=国際航空運送協会が30日発表した4月の世界航空需要は4.6%上昇したものの1月以来の弱い伸びにとどまりました。世界の航空会社は原油安の恩恵を受ける一方で、テロの影響や世界経済の減速を受け、航空運賃の下落という課題に直面していると発表元は分析しています。



TTIP支持をEU首脳に要請へ
ヨーロッパ委員会のユンケル委員長は、来月末のEU=ヨーロッパ連合の首脳会議で、TTIP=環大西洋貿易投資連携協定を支持するよう各国首脳に改めて要請することが分かりました。アメリカとの自由貿易協定であるTTIPについて、オバマ政権とヨーロッパ委員会は年内に交渉を取りまとめたい考えですが、一部の国から批判が出ていて難航しています。



麻生大臣 参院選“単独”容認
安倍総理大臣は、昨夜、麻生財務大臣と会談し、改めて、消費税増税の2年半の延期と、衆議院を解散せず、参議院選挙を単独で行う意向を伝え、麻生大臣はこれを容認しました。麻生財務大臣は、先週土曜日に安倍総理と会談した際には、来年4月に予定される消費税増税を延期するのであれば衆議院を解散し、衆参同日のダブル選挙で国民の信を問うべきだと反発していました。安倍総理と麻生大臣は、昨夜、再び3時間に渡って会談しました。麻生大臣周辺によりますと、このなかで麻生大臣は安倍総理に対し、消費税増税の先送りと、この夏の参院選を単独で行うことについて容認する考えを伝えたということです。政権幹部として、反対していた麻生大臣が安倍総理の主張を容認したことで、消費税増税の先送りは固まり、衆参同日のダブル選挙は、見送りの公算が大きくなってきました。一方、民進党や共産党など野党4党は、きょう午後、内閣不信任決議案を共同で衆議院に提出します。提出の理由として「アベノミクスの失敗は国民生活を破壊し、格差と貧困を拡大した」ことなどを挙げています。野党側は、夏の参議院選挙へむけ与党との対決姿勢を鮮明にしたい考えです。



北朝鮮ミサイル発射の兆候
中谷防衛大臣はきのう北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、自衛隊に対してミサイルを迎撃できるようにする破壊措置命令を出しました。政府関係者が明らかにしました。これをうけ、自衛隊は東京・市ヵ谷の防衛省にミサイルを撃ち落とす能力があるPAC3を置くなどし、警戒を強めています。



アイシン精機のグループ工場で爆発
きのう正午ごろ、愛知県刈谷市の工場で爆発がありました。工場は、自動車部品を製造する「アイシン精機」のグループ会社のもので、4人が負傷し、そのうち1人が重傷だということです。建物2階にある塗装した部品を乾かす作業を行う場所で爆発があったということで、警察では、原因や被害状況を詳しく調べています。



甘利氏金銭授受問題で任意聴取
甘利前経済再生担当大臣の金銭授受問題で、東京地検特捜部が甘利氏から任意で事情を聴いたことが分かりました。東京地検は近く処分を決める見通しです。甘利氏と元公設秘書は、URと補償交渉中だった建設会社の元総務担当者から現金あわせて600万円を受け取っていたことが明らかになっています。これらの行為があっせん利得処罰法違反にあたる疑いがあるとして東京地検特捜部はURや建設会社などを捜索し調べを進めていましたが、新たに、甘利氏本人から任意で事情を聞いたことが分かりました。甘利氏側はこれまでも口利きを否定していて、今回の聴取に対しても同様の説明をしたとみられます。これまでの捜査では甘利氏の刑事責任を問うのは難しいとの見方がでていて、東京地検は、近く処分をきめる見通しです。



慰安婦支援財団の設立準備委発足
旧日本軍のいわゆる従軍慰安婦問題で去年末の日韓両政府の合意に基づき、韓国がつくる被害者を支援するための財団の設立準備委員会がきょう発足します。韓国側は6月中の設立を目指しています。一方、日本側には、日本が財団に拠出する10億円と、日本大使館前の少女像の撤去がセットで行われるべきとの声がありますが、具体的な話は進んでいません。



米各地で戦没者追悼イベント
きょうはメモリアルデーとあって、戦没者追悼のイベントが各地で行われたようですね?はい。ここニューヨークでも多くのイベントがあり私も取材してきました。パレードにはイラクやアフガン戦争の帰還兵のほか、戦争に従事するミリタリードックと呼ばれる犬も参加。沿道には星条旗を持った親子連れが多く集まり、兵士たちに感謝の言葉や声援を送っていました。一方、オバマ大統領はこの日、ワシントンのアーリントン墓地での式典に参加し、戦争で亡くなった兵士のために哀悼の意を表しました。





■【ネタのたね】製造工程を試食できるチョコレートショップ
東京銀座に明日オープンするチョコレート専門店の店内では焙煎したカカオ豆からそれを砕いたもの、さらにそれをペースト状にしたものと完成品の4工程で試食できます。産地で異なる風味のほか、完成までの味の変化も確認できます。「ビーン・トゥ・バー」と呼ばれる、豆の仕入から製造、販売まで一貫してつくるスタイルが欧米で人気で、日本にも根付かせたい考えです。




■日経超特急

①財政健全化目標は維持、消費増税先送りでも、政府・与党 公明「子育て・介護、優先を」
政府・与党は30日、安倍晋三首相が消費増税の2年半先送りを決断したのを受け、焦点となる財政健全化で基礎的財政収支を2020年度に黒字にする目標は維持する方針を固めた。健全化の努力を訴え、市場で国債の信認を維持するため。増税分を充てる予定だった社会保障の充実策をめぐっては、公明党が子育て支援と介護を優先的に実施するよう求める方針だ。



②パナソニック、TVパネル完全撤退 液晶の姫路生産9月終了 
パナソニックはテレビ用液晶パネルから撤退する。9月末をメドに姫路工場(兵庫県姫路市)での生産を終了し、従業員数百人を自動車用の蓄電池工場などに配置転換する方針だ。ただ液晶テレビの生産と販売は続ける。既に韓国メーカーからぱねるのきょうきゅうをうけている。激しい価格競争が続き、採算を確保できないと判断した。国内でテレビ用液晶パネルを生産するのは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業とシャープの連合の2工場だけになる。



③ジュニアNISA低調 開始1カ月で4万口座どまり 
4月に始まった未成年者向けの少額投資非課税制度(ジュニアNISA)の滑り出しが低調だ。子や孫の教育資金づくりや財産贈与の新手法として証券業界の期待は高いが、主要10社の口座数は4月末時点で4万強。年明け以降の株安に加え、成人向けNISAに比べ煩雑な手続きや資金の引き出しに制限が付くことなどが敬遠されている。



④原油、アメリカ発の先高観測
世界最大の原油消費国アメリカがドライブシーズンに入る。アメリカのガソリン価格は例年より安く、ガソリン需要が大きく増えると見込まれている。原油市場関係者の間では、今年のアメリカのドライブシーズンが国際需給に与える影響は大きいとの見方が多い。




■日刊モーサテジャーナル

①3日で700人死亡・難民問題悪化の背景は(ニューヨークタイムズ)
リビアなどからの難民を乗せた複数の船が地中海で転覆して、3日間で少なくとも700人が死亡した。事態がさらに深刻になった一週間だったと報じている。記事は、最近の転覆事故増加の背景について、「夏が近づき海水温が上昇するなか、北アフリカで難民の移動を斡旋する業者の動きが活発になっていることがある。」と指摘。また比較的距離が短いトルコ-ギリシャルートの難民削減で欧州諸国とトルコが合意したことから、難民が北アフリカ-イタリアという危険なルートを選ばなければならなくなっている。シリア、リビアの内戦は収まる気配がなく、解決策がない状態が続いている。



②米国・空港の混雑ますますひどく(ワシントンポスト)
米国ではメモリアルデーから夏の始まり。空港の混雑がひどく、空の旅の渋滞が悪化している。現在、ニューヨークやシカゴなどの主要な空港ではセキュリティチェックを待つ人達が長蛇の列を作り、中には3時間に及ぶケースもあるという。この混雑によりある航空会社では今年7万人が乗り遅れたという。背景にあるのは、セキュリティーの強化に加え、今年の旅行者の7億4000万人と記録的増加で、さらに空港スタッフの不足が挙げられている。



③ルフトハンザ直行便停止・ベネズエラの孤立深まる(フィナンシャルタイムズ)
ドイツの航空会社のルフトハンザがドイツ・フランクフルト-ベネズエラ・カラカスの直行便を停止すると発表したことを受けて、ベネズエラ経済の孤立がますます深まると報じている。ルフトハンザはフランクフルト-カラカス便を週3便運航していたが、ベネズエラの景気後退や通貨統制を理由に停止した。ベネズエラの通貨統制によって、海外の航空会社は売上のドル換金ができず、未換金額は38億ドル(約4200億円)にのぼる。ベネズエラは長年の社会主義政策の失敗や原油安が打撃で16年は8%のマイナス成長になるという予想も出ている。





2016.5.30 WBS・ワールドビジネスサテライト

2016年05月30日 23時59分59秒 | WBS
■マーケット

1ヵ月ぶりの円安水準
きょうの日経平均株価の終値は1ヵ月ぶりの高値となる1万7,068円02銭で、前の週末に比べて233円18銭上昇です。アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のイエレン議長が6月か7月に利上げに踏み切る姿勢を表明したことや、消費税増税を延期するという安倍総理の方針により、円安が進行してドル円相場は1ドル=111円台となりました。市場は来月3日に発表されるアメリカの5月の雇用統計に注目が集まっています。
《マネーパートナーズ/チーフアナリスト/武市佳史氏》
「そう悪い数値は出てこないだろうというのがマーケットの予想。ドル買い円売りがもう一段進む可能性は十分ある。113円あたりまで円安方向に巻き戻されてもおかしくない。」



中国「こどもの日商戦」活況
中国では個人消費の冷え込みが懸念されてる中、一人っ子政策の廃止によってこれから有望と見られているのがおもちゃ市場です。6月1日は中国では「こどもの日」です。タカラトミーは子供の日に合わせて販売イベントを行いました。こどもの日はクリスマスや正月をしのぎ、一年で最もおもちゃが売れる期間で、高額な商品が飛ぶように売れていきます。タカラトミーは去年1年で取扱い店を600店舗増やすなど中国投資を強化しています。背景にあるのは、一人っ子政策の廃止による市場の拡大です。中国の児童数は約2億2,000万人ですが、一人っ子政策の廃止に伴い、毎年300万人ずつ増加するとのデータもあります。中国のおもちゃ市場は毎年10%を超える成長を続け、今後数年で大幅に拡大すると予想されます。タカラトミー上海の清水勇至社長は「前年比2桁増の売り上げ。良質なおもちゃを求める中国人客が増えた。」と言います。
中継担当:上海支局徳地英孝記者





■【コメンテーター】木下智夫氏(野村証券チーフマーケットエコノミスト)

・「体感物価」上昇率が低下・消費刺激には追い風だが
--ここにきて低価格戦略を打つ企業が目立ってきたが、その背景は何が?come1.JPG
「消費者が体感する物価が年末にかけて上がってきたことが背景にあったと思う。体感物価指数を見ると、これは食料品の値上がり率と、食品メーカーが新商品を導入することで事実上の値上げをした部分、この2つを合わせたものです。この体感物価上昇率が、昨年末までは3%位の勢いで上昇していた。これは円安がかなりのラグを持って食品の値段を押し上げてきた事が背景にある。しかし今は円高の方向に為替がふれているので3月以降、体感物価を押し下げている。これは消費者にとっては歓迎すべき変化で、これまで食品の値段が上がって負担感が増していたのがだんだん和らいでいくので、今後さらに下がっていくという事を前提にすると民間消費にも追い風になって来るのではないか。民間消費はGDPの6割を占める非常に重要な要素なので、こういった所を踏まえると今回の消費増税の延期はある程度納得のいく話だ。」



・中国・構造改革に強い意気込み・G20をリードできるか
--木下さんはアジアの未来のパネル討論会で登壇したそうですが、特に中国についての議論が行われたそうですね。
「中国社会科学院のペイさんという首脳に直接アドバイスするような立場の方が、中国は構造改革に力を入れていくといっていたことが印象的だった。中国はGDPに占める輸出の割合が2割と比較的高く以前であれば問題なかったが、世界成長が落ちていく中で中国も自国でしっかりと改革をしないと乗り切れないところが構造改革に繋がっていると思う。ことしはG20の議長国である中国、最近は中国がほかの国に対して構造改革をしようとイニシアチブをとって話している。」



・コインランドリーが流行る理由
「アベノミクス前の2012年働き手の単身世帯は747万人、昨年は842万人と単身世帯が増えコインランドリーのニーズが増えてきた。単身世帯が増えたのは雇用環境が良いことが背景にある。」




■特集 外食・スーパーの攻防 節約志向で低価格
消費税増税の先送り議論の背景にあるのが足元の消費の低迷です。外食チェーンやスーパーでは、消費者の節約志向を受けていち早く価格戦略を見直しています。1,000円近い高価格帯ハンバーガーが好調のバーガーキングは、5月から500円以下という低価格セットの販売を開始しました。夏商戦のメニューでは、国産鶏を使ったチキンバーガーセットを490円で投入します。イオン傘下のダイエーは、安売り業態の「ビッグ・エー」の出店を加速しています。「挑戦最安値」と銘打った他店よりも安い商品を増やし、2018年度に今の2.5倍の500店舗に拡大する計画です。“毎日低価格”を売りにする西友は、自社のプライベートブランド戦略を見直します。これまでは商品数を拡充する戦略でしたが、今後は値下げすることで売り上げを伸ばす狙いです。
取材先・バーガーキング・ジャパン・ビッグ・エー・西友


消費税増税見送りの理由の1つとされているのが足元で続く消費の低迷。消費者の節約志向を受けて外食チェーンやスーパーはいち早く価格戦略の見直しを進め、低価格路線に舵を切っている。その現場に迫った。

【外食チェーンの価格攻防】
高価格帯のハンバーガーが人気となり、出店攻勢をかけるバーガーキングに異変が起きていた。5月から販売が始まったのが低価格のセットメニュー「ダブルキングセット」490円。想定の5割増しで売れているという。バーガーキングの看板商品は「ワッパー」で、セットメニューは880~1200円と高価格帯。去年の5月には輸入食材の高騰などを受けて40~100円程値上げしたが、その後も販売は好調。マクドナルドが撤退した店舗跡に積極出店するなどして来年末までに現在の100店舗を2倍に拡大する勢い。しかし去年の暮れから年明けにかけて、バーガーキングは消費者の節約志向の高まりを強く感じたという。
国産の鶏肉のチキンバーガーを490円の低価格セットメニューとして投入する事を決めた。石垣利彦統括マネージャーは「明らかに戦略転換の時期に来ている。遅れを取ってはいけない」と話した。

【格安スーパーが急拡大】
イオン傘下のダイエーは安売り業態のビッグエーの出店を加速させている。ビッグエーは通常のスーパーよりも1~2割程安いのが売りで、客の6割は50代以上という。ビッグエーを率いるダイエー出身の三浦弘社長は、節約志向を強める消費者の変化をいち早く感じ取り、価格戦略「挑戦!最安値」を進めている。これはうどんや醤油、牛乳など客のニーズが高い50商品を他店よりも安くする戦略。専門部隊が他店を調査し価格を比較。実際にライバル店よりも販売価格を引き下げた事で売れ行きが3倍になった商品もある。そしてビッグエーは商品梱包用段ボールを改良する事で陳列に必要な人件費を削減し値下げの原資に充てている。ダイエーはグループの食品スーパーの一部をビッグエーに改装し、2018年度には現在の2.5倍の500店舗に拡大する方針。三浦社長は「特売ではなくいつ行っても安くしようと考えている。将来的には全品を挑戦最安値の価格にしたい」と話した。

【独自商品も値下げへ】
「毎日低価格」をうたう西友。食品メーカーによる値上げが相次いだ去年、200種類の消費価格を6か月以上据え置く「プライスロック」戦略を打ち出し、業績を伸ばしてきた。そして今、西友は売り上げが伸びているプライベートブランド「みなさまのお墨付き」の価格戦略を見直そうとしている。「みなさまのお墨付き」は大手メーカーの商品より1~2割安い価格設定。現在は約740種類あり、これまで商品の種類を増やしてきた。しかし西友は商品の種類を拡充する戦略を改め、価格の引き下げでプライベートブランドの売り上げを伸ばす方針に舵を切った。6月にコーンフレークを値下げするのを皮切りに、100種類を値下げしていく。低価格路線に舵を切ったスーパーや外食チェーン。今後もその動きは続きそう。




■ニュース

消費増税見送り・参院選“単独” 麻生財務大臣が容認w1.JPG
消費税増税の見送り、衆参ダブル選挙をめぐって今夜、大きな動きがありました。消費税増税を見送る場合、衆議院を解散して、衆参同日のダブル選挙を行うべきと主張していた、麻生財務大臣は今夜、安倍総理大臣と会談し、安倍総理の主張どおり、増税の見送りと、参院選を単独で行うことを容認する考えを伝えました。安倍総理と麻生財務大臣は、先週土曜日に会談した際には、安倍総理が来年四月に予定される消費税増税を2年半延期したい意向と、参議院選挙を単独で行う考えを伝えると、麻生大臣は、増税を見送る場合は、衆議院選挙を行って信を問うべきだと反発していました。こうしたなか、安倍総理と麻生大臣は、今夜再び三時間にわたって会談しました。麻生大臣周辺によりますと、このなかで麻生大臣は安倍総理に対し、消費税増税の見送りと、この夏の参院選を単独で行うことについて容認する考えを伝えたということです。政権幹部として、反対していた麻生大臣が安倍総理の主張を容認したことで、消費税増税の見送りと衆参同日のダブル選挙の見送りの公算が大きくなってきました。

《テレ東、官邸キャップ/宮崎一幸解説》
①【消費増税“2年半”先送りの意味】w1-2.JPG
安倍総理は本当は延期ではなく凍結まで踏み込んで行いたかったというのが本音。もともと2017年4月1日に消費税を10%に増税する予定だった。これを2年先は2019年4月とこの直後に地方統一選や参議院選挙の大きな選挙を控えている為、増税をして選挙を戦いたくないという事で2年半先送り。また3年という事になってしまうと今度はプライマリーバランスの黒字化目標があるのでそれを堅持する姿勢を示す部分でもここがギリギリのライン。
②【“財政規律”をどう守るのか?】
2020年のプライマリーバランスの黒字化目標については安倍総理は今日の自民党の役員会でも明言していたが、「財政再建を達成する方針には変わりはない」と話している。消費税増税は2年半の延期がギリギリのタイミングという位置づけ。プライマリーバランスは単年度の収支のものなので、それまでに増税がきちんと実行されていればなんとかなるという考え方。2019年10月に増税していれば、2020年度の黒字化は達成できるのではないか。そして自民党の中には「黒字化に近づいている傾向があれば2020年に黒字化されていなくても問題ない」と言う人達もいる。
③【社会保障費の財源は?】
現時点で具体的な財源が何か充て込まれている状況ではない。自民党や財務省の方で財源について検討を進めていく形になるが、当面はアベノミクスによる税収の底上げ効果を見込んでいる。




コインランドリーなど フランチャイズ店を拡大コインランドリー.JPG
31日に都内にオープンするコインランドリーはスウェーデンの家電メーカー、エレクトロラックスが運営します。共働き世帯が増えていることもあり年々コインランドリーの店舗数は増加傾向、そのためコインランドリー事業が投資家から注目を集めています。エレクトロラックスはオーナーに簡単な運用をしてもらうため、スマホでの売上げ確認や遠隔操作などのシステムを開発しています。これにより人件費や運用費を抑えることが可能になり収益を上げやすくなると言います。全国におよそ130店舗を展開するフィットネスクラブ「エニタイムフィットネス」はアメリカ発祥で、その名前の通り、年中無休・24時間営業です。客が自分で鍵を開けて出入りするため、店員がいなくても営業できます。人件費や設備の維持費を抑えるためプールやスタジオは省き、マシンジムに特化しています。フランチャイズを拡大し、国内で500店舗を目指すとしています。

【フランチャイズ店を拡大】
日銀によるマイナス金利政策の投入で空前の低金利が続いている。個人や企業が資金の運用先に悩む一方で、こうした状況をチャンスと捉えて投資を呼び込もうとしている企業も出てきている。中でも今、数を増しているのがコインランドリーや小型のフィットネスジムなどのフランチャイズ店。運営を徹底的に効率化してサポートする事で投資リスクを抑えるとしてオーナーを増やそうとしている。

【低金利で注目集まる!?コインランドリービジネス】
明日オープンする都内1号店となるエコラックスランドリー葛西店(東京・江戸川区)。この店舗にはポイントサービスがあり、ポイントカードを100円で購入しメールアドレスを登録すると洗濯を終了した事や店のキャンペーン情報などが送信されてくる。さらにこれまで狭くて暗いイメージだったコインランドリーを払拭する様に広さと明るさをデザイン。運営するのはスウェーデンの家電メーカー・エレクロトラックス。女性の社会進出により共働き世代が増えている事もあり、コインランドリーの店舗数は年々増加。一度機械を入れれば安定した収益を得られるため、今コインランドリー事業が投資家から注目を集めている。エレクトロラックスはオーナーを募る工夫もしている。スマートフォンで一日の売り上げや1か月毎の売り上げが確認できたり、深夜の時間にトラブルがあっても遠隔操作ができる。これにより人件費や運用費を抑える事が可能に。エレクトロラックスプロフェッショナル日本韓国地域代表の浅井伸宏は「3年以内に関東で20店舗つくりたい」と話した。

【低金利で注目集まる!?無人で集客・24時間ジム】
エニタイムフィットネスは店舗数を急速に拡大している。全国に約130店舗を展開し、米国発祥でその名前の通り年中無休、24時間営業。ノースタッフデーも。利用者は自分で鍵を開けて出入りする。ジムには20台程の防犯カメラを設置し、死角を作らないよう設計段階から工夫している。さらに警備会社とも契約している。また人件費や設備の維持費を抑える為、プールやスタジオを省きマシンジムに特化している。会費は都心の店でも8000円台と従来のフィットネスクラブより割安で、1店舗当たり400人の会員がいれば安定して黒字になるとのこと。フランチャイズオーナーのシステムステーションの戸塚勇人社長にとってエニタイムフィットネスは新規事業として魅力的だったという。エニタイムフィットネスを日本に持ち込んだ土屋敦之副社長は、最近では他社も24時間型のジムに新規参入しているがまだ市場は伸びると話す。




オフィスビルを“ZEB化”
竹中工務店が東関東支店を“ZEB”化しました。ZEBは「ゼロエネルギービルディング Zero Energy Building」の略で、温暖化対策の新たな枠組み「オフィスビルは2030年までに温室効果ガス40%削減」に対応するものです。ZEB化されたオフィスは、外気を大胆に取り込んだり、各所にあった書類棚を1ヵ所にまとめ、オフィス全体の15%を空調不要にしました。一方、横浜市にある、大成建設の「ZEB実証棟」。人の有無をセンサーで感知し、自動で点灯・消灯を行う照明や、自動でON・OFFをする空調で消費電力を75%削減。残りの25%を太陽光発電パネルと、太陽光発電フィルムによって、電気を作り賄うという。2014年の運用開始から1年間計測したところ、外部からのエネルギー消費量、ゼロを達成した。

【竹中工務店の省エネ術・消費電力ゼロを達成した技術とは】
竹中工務店東関東支店で行われた見学会、岡本達雄専務取締役は「事務所ビルをZEB化する挑戦を行った」と言う。パリ協定に基づき日本のオフィスビルは2030年までに温暖化ガスを40%削減する目標が定められた。オフィスは明確にゾーン分け、外気を取り込み省エネしながら気分転換できる窓、各フロアの書類棚を1か所にしてオフィスの15%が空調不要となった。社員の動きや働き方にも言及するのが竹中工務店のZEB化への提言。竹中工務店・車戸城二執行役員は「何をすべきかをしっかり学ぶために今回実験した」と語る。大成建設研究センターに建てられたZEB実証棟。オフィススペースは自然採光システムを取り付け真っ白、働き方や時間に制限時間はない。大成建設の加藤美好さんは「一番電気を使うのは照明や空調、これらを抑えると80%電力を削減できる」という。照明は人の有無をセンサーで感知し自動で点灯・消灯、空調は個々のデスクに送風口を設置しパソコン上で温度や風量に調節可能。個々のニーズに対応することで3階建てのビルが1日に消費する電力を75%をカット、残りの25%は「太陽光発電パネル+太陽光発電フィルム」で電気を作り賄う。1年間計測したところエネルギー消費量0を達成。加藤美好さんは「このZEB実証棟の経験を生かし業界をリードするかたちで普及を図りたい」と語った。





アイシン精機のグループ工場で爆発
きょう正午ごろ、愛知県刈谷市の工場で爆発がありました。工場は自動車部品を製造する「アイシン精機」のグループ会社のもので、4人が負傷し、そのうち1人が重傷だということです。建物2階にある、塗装した部品を乾かす作業を行う場所で爆発があったということで、警察では原因や被害状況を詳しく調べています。



甘利氏 金銭授受問題で聴取
甘利前経済再生担当大臣の金銭授受問題で、東京地検特捜部が甘利氏から任意で事情を聴いたことが分かりました。甘利氏はあっせん利得処罰法違反の疑いで告発されていますが、これまで甘利氏側は口利きを否定していて、同様の説明をしたとみられます。これまでの捜査では刑事責任を問うのは難しいとの見方がでていて、東京地検は、近く処分をきめる見通しです。



「アジアの未来」が開幕
各国の閣僚や有識者が集まり、アジア地域の経済や外交問題について話し合う、日本経済新聞社主催の国際会議、「アジアの未来」がきょう、都内で開幕しました。基調講演を行った、シンガポールのゴー・チョクトン前首相は、対立が深まる南シナ海の問題に触れ、国際法などを遵守するよう、中国を改めてけん制しました。一方、ベトナムのチン・ディン・ズン副首相は、今後、日本とベトナムの経済関係をさらに深めたいとして、2022年までに、両国の貿易総額を、現在の2倍となる570億ドル=日本円にして6兆3,000億円程度まで増やしたいと話しました。



防衛大臣 自衛隊に破壊措置命令
中谷防衛大臣はきょう、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、自衛隊に対してミサイルを迎撃できるようにする破壊措置命令を出しました。政府関係者が明らかにしました。これをうけ、自衛隊は東京・市ケ谷の防衛省にミサイルを撃ち落とす能力があるPAC3を置くなどし、警戒を強めています。



パナソニック 新型掃除機を発売パナ.JPG
5月30日はゴミゼロの日にちなみ、東京スカイツリーで250人以上が同時に掃除機を使うというギネス世界記録を達成しました。使用したのはパナソニックが新たに発表したコードレススティック掃除機の「iT」です。「iT」はノズルを換えなくても幅5cmの隙間を掃除できるスリムさが特徴です。コードレススティック掃除機の市場規模は拡大していて日本メーカーの参入が相次いでいますが、市場を開拓してきたダイソンに比べ、出遅れているのが現状です。パナソニックは新製品で巻き返しを狙います。
《パナソニック/ランドリークリーナ事業部/安平宜夫事業部長》
「かゆいところに手が届く。ノズルを交換しなくても隅々まで掃除ができることを強みに海外メーカに対抗していきたい。」



■【トレたま】ボタン1つでつえ先くるり

キヨタの岡茂男さんは「高齢の婦人が法事で座敷に上がるとき、外で使った杖をそのままえ上がってきたということで冷ややかな目で見られ気まずい思いをした」というのをきっかけに開発。開発期間2年、7回の試作で完成。屋外で使う黒い固いゴムと室内で使うため床などを傷つけないようやわらかい白いゴムでわかれている。開発したキヨタは創業1895年、2014年の売上高28億1800万円、30年以上介護用品を開発販売してきた。なるべく軽快に使えシンプルなもの仕上げた。高齢者は自分の杖に愛着がある方が多く杖を買い替えなくてもいいようにあえてアタッチメントの商品にしたという。

【商品名】杖先くるりん
【商品の特徴】ボタン1つで屋外用と室内用のつえ先が変更できるアタッチメント
【企業名】キヨタ
【住所】東京都港区芝浦4ー3ー4
【価格】1,800円(税別)
【発売日】6月1日発売予定
【トレたまキャスター】北村まあさ





2016.5.30 Newsモーニングサテライト

2016年05月30日 07時00分00秒 | MS
■マーケット

NY市場、3日の雇用統計に注目
先週金曜日の株価はメモリアルデーの連休を前に揃って上昇しました。利上げに向け市場は覚悟を決めたのか?その覚悟を後押しする材料が今週は盛りだくさんです。27日にFRBのイエレン議長は「状況が許せば今後数ヵ月以内の利上げが適切だ」と発言。GDPは上方修正も、力強さには欠ける内容の中で、株価が崩れなかったのは、市場が利上げをうまく織り込んできた証拠なのかもしれません。今週は製造業や物価の指標、週末は雇用統計。さらに複数の連銀高官の発言も続き、利上げを確定的にする可能性のある材料が盛りだくさんです。金曜日の株価を振り返ります。ダウは反発し44ドル高の1万7,873ドル。ナスダックは4日続伸しました。31ポイント上昇の4,933。S&P500は反発。8ポイントプラスの2,099でした。0指標.jpg










月曜恒例、アメリカの専門家インタビューです。
「雇用者の伸びやや弱め予想」
《モーニングスター/ボブ・ジョンソン氏》
今週は注目の5月の雇用統計が発表されます。非農業部門の雇用者数の伸びはこれまでよりもやや弱めになると専門家はみています。
「非農業部門の雇用者数は前月比15~18万人増の予想する。雇用者の数が多い小売りセクターが足を引っ張る。勢いよく増加しない理油は十分な職が無いからではない。職はあるが多くの人が自分の能力に合った職に就けていないだけだ。」
ジョンソン氏は雇用者数の伸びはそれほど急速ではないものの、賃金は順調に伸びているため、雇用市場全体は堅調だと指摘します。そのため来月には利上げがあると予想します。
「インフレ率がやや上昇してきているし、雇用市場でも最近人材不足や賃金上昇がみられるため、6月利上げは適切だろう。経済指標次第では9月もありうる。12月までに原油安によるインフレへの懸念が徐々に和らぎ、インフレ率は上昇し始める。12月にはほぼ確実に利上げがあるだろう。」




【為替見通し】注目ポイントは「ドル/円 上値のめど」
解説はクレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司氏
本日はロンドン・ニューヨーク市場が休場で市場参加者が少なく、注目のアメリカの 5月雇用統計が金曜日に控えていることから、110円台前半から中盤を中心として、堅調ながらも様子見相場になると見ています。また週末に出ました消費増税延期報道による株価の動きには注目したいとこです。
--今日の予想レンジは、109.80円 - 110.80円、注目ポイントは「ドル/円 上値のめど」です。
金曜日のイエレン FRB議長の発言を受けて、金利先物からの利上げ確率は 6月が 36%、7月が 53,8%となりまして織り込みが進みました。一方でアメリカの利上げが近づくと中国の人民元の切り下げが意識されやすくて、年初はその思惑で投機的な動きとなり世界中でリスクオフとなったことからドル円は下落しました。kw2.JPGkw1.JPG










しかしチャートを見てもお分かりのように、今回は急変動はなく投機的な動きが抑制されていることが分かります。さらに日本からの材料として消費増税延期の発表が近々にありそうなこと、日本の追加緩和の可能性が残っていることもドル円をサポートすると考えています。そこで上値のめどなんですけれども、年初からの高値の 50%戻しの 113円60銭近辺、心理的には 115円ちょうど程度と考えています。kw3.JPG

--その理由は何でしょうか。
2つありまして FRB の利上げが「穏やかになるという見方が変わっていない」こと、あと TPP の批准やアメリカの大統領選を控えて、日本側としても「過度なドル高円安を望んでいない」との市場の思惑があること、以上の理由からドル円は上昇しても上値は限定的と考えています。0為替.JPG


















【日本株見通し】注目ポイントは「こう着放れ」nk1.JPG
解説は岩井コスモ証券の林卓郎氏
--今日の予想レンジは16800~17100円です。消費増税2年半、先送りされそうですが、週明けどうでしょうか。
2年半という長さについてはやはり好感されると思います。実はこのところ日本株は今年の商い最低水準ということで、またここ3週間近く日経平均16000円台後半の小幅レンジから抜け出せないでいます。5月を通して見ても日経平均の値幅700円と、ここ2年の最低水準にとどまっておりまして、そろそろどちらかに動きが出る頃あいと思われます。
--動くとすればそのきっかけは何でしょうか。
やはり一連の景気対策ということになりそうです。実は海外でも同様のレンジ相場状態にありますが、日本株が世界的な膠着離れのきっかけとなる可能性もあると考えています。
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--ただそうしますと期待が外れた時の下落が怖くありませんか。
そうですね。増税先送りということであっても、まずは財政出動10兆円は欲しいところです。加えて成長戦略、6月会合での日銀の追加緩和ということもある程度はマーケットが織り込んでおりますので、どれが欠けてもおそらくネガティブな反応を示すと考えています。ただ期待外れと言っても、それこそ次の政策への期待が高まるということに加えて、決算を通過して日本企業の業績の底堅さ、また株価の割安感も確認されているということもあって、厳しい下げには至らないと見ています。






■【コメンテーター】ニッセイ基礎研究所/矢嶋康次氏

・麻生大臣「増税延期なら解散」、自公党首会談へ
--安倍内閣支持率アップ、サミット成功で今後のスケジュールは・・・
「今回のサミットで安倍総理は支持率がかなり高いので、相当なフリーハンドを持ったと思います。予定されているのが、きょうが党首討論、31日に野党が内閣不信任案を出すと言っている。1日が会期末でおそらく自民党内の調整とともに公明党の山口代表と話をするのが一番のポイントになる。要は公明党が選挙対策OKと言うのか、そこは大きな重要なポイントかなと思う。麻生大臣の言っていることのほうが筋がいいと思うので、そっちの方に流れる気はしますが、ちょっとこの2日間どうなるか分からないです。」



・NY便り/ジョセフ・ナイ氏インタビュー/日米通商政策
「TPPは米国でなかなか通らなそうな感じだが、日本の成長政策の目玉なので何とかしてほしいと思います。(大統領選後にオバマ政権で決まる可能性は)クリントン氏が勝った場合にはそのシナリオが出てくると思います。ナイ氏はトランプ氏になる可能性は低いとおっしゃっていましたが、先週の支持率は逆転しているので、必ずしも可能性が低いとも言い切れなくなってきている。それからアドバイザーの意見を聞くというのも、今の言論を見ているとちょっと懐疑的で、日本から見ていると厳しいと見える。」



・米国・早期利上げ?「イエレン議長が曲調変えた」
「市場が6月利上げを急いで織り込んでいる感じがする。ただ今週ISMや雇用統計が出るので、またもう一歩前の利上げの話になるのか、それともまたちょっと下がるのか、それによって今週の為替レートが結構動く可能性がある。」



・今日の経済視点 「選挙の争点」
おそらく考えられるのは「安保」、野党からすると「アベノミクス失敗」。自民党が消費税先送りを決定すると、民進党が言っていた待機児童問題なども自民党が全部丸飲みしているので、経済的な争点はほとんどなくなっている。野党が経済対策に対して、どういう争点を出せるのか、対案を出せるか、ここが非常に重要なポイントです。財源問題は一つ攻めどころだと思います。






■【エマトピ】懸念される香港の競争力ema1.JPG
去年発表された「国際競争力報告」では、金融市場の発展度で、トップはニュージーランド、2位はシンガポールとなり、香港は前回のトップから3位に転落し、中国の都市別競争力ランキングでも、前回同様トップ上海に次ぎ2位を確保しましたが、3位の深センが肉薄していると警告しています。そうした中、香港政府はいま、ITを使った新たな金融サービス、いわゆる「フィンテック」の育成に力を注いでいます。失墜した「世界の金融センター」としての権威をフィンテックによって取り戻したいと躍起になっているのです。
解説は東海東京証券香港ごん理氏。

--香港の景気はあまりよくないという話が最近多いですが、現状はいかがでしょうか。
去年発表された国際競争力報告(出典:World Eclnomic Forum)では、金融市場発展度でema2.JPGトップはニュージーランド、2位はシンガポールとなり、香港は前回のトップから3位に転落しました。またその後発表された中国圏の都市別競争力ランキングでも前回同様にトップ上海に次ぎ2位を確保しましたが、3位の深センが肉薄していると警告しています。
--香港の経済が停滞している原因は何なんでしょうか。
観光客が減り続ける観光業が不振な上、香港は世界最大のドローン企業の誘致を支援を怠ったために深センに奪われるなど、ベンチャー育成の失敗が挙げられます。
《香港のベンチャー企業育成》
「小型無人飛行機ドローンの世界最大手DJIは香港で創業後、本社を深セン市に移す」
中国の都市の成長力ランキングでは15位と、この分野では下がり続け、発表期間はイノベーション戦略を大幅に修正しないと「香港は深センに抜かれる」と警告しました。
--そうした中、経済成長を図る上で、何か動きはみられるのでしょうか。
香港政府はいまITを使った新たな金融サービス、いわゆるフィンテックの育成に力を注いでいます。政府は香港が世界のフィンテックハブになりうるとして、今年3月には向う5年間で150社のフィンテック関連の企業を起こすビジネスに対し、2400億円という巨額の投資をすると発表しています。政府は失墜した世界の金融センターとしての権威をフィンテックによって取り戻したいと躍起になっています。
--具体的な企業の動きはあるのですか。
金融機関と協力し、オンライン・モバイル金融サービスを提供しているウィラボというフィンテック企業は今年2月政府の援助もあり、190億円の巨額の資金調達に成功したと発表しました。同社は業績も好調で今後の成長が期待されます。また世界一とも言われる香港の高いオフィス賃貸料を、香港に参入するフィンテックには数年免除するなど政府の手厚い援助が始まっています。
--そうしたフィンテックの動き、日本に関する情報はありますか。
実は今日、香港でフィンテックをPRするイベントが行われるのですが、昨日その前夜祭として日本フィンテックビジネスを紹介するジャパン・フィンテック・ナイトというイベントが行われました。これは電通や三菱グループなどが立ち上げた日本のフィンテックビジネスをサポートする団体が行ったもので、香港のフィンテックビジネスは今後日本にとってもビジネスチャンスになると期待しています。




■【モーサテ・サーベイ】今週のマーケットを出演者が予想
マーケットや世界経済の先行きを番組のレギュラー出演者へのアンケートから独自に予想します。期間5月27日~29日、インターネット形式で、対象は番組出演者34人。

①今週末の日経平均予想 予想中央値(17000)先週終値(17834)
楽天証券/香川氏 17200「消費税延期の期待とドルの堅調」
大和証券/石黒氏 16400「米利上げへの警戒感が徐々に高まる」

②今週末のドル円相場 予想中央値(110.50)先週終値(110.23)sabei.JPG
SMBC信託銀行/尾河氏 111(消費増税延期や景気対策でリスクを取る地合いとれば、緩やかに上昇)
三菱UFJ/植野 109.50(消費増税延期をめぐって市場の評価は錯綜する)

③米利上げの時期予想
6月(41%)7月(44%)9月(9%)12月(6%)

④モーサテ景気先行指数(3ヶ月先の日本の景気を占う) 
  19.1(改善)





■NY便り
ジョセフ・ナイ元国防次官補インタビュー 日米関係“懸案”とは
今後の日米関係についてアメリカの元国防次官補でハーバード大教授、ジョセフ・ナイ氏がテレビ東京のインタビューに答えました。ナイ氏は「日米関係は良好だ」とする一方、日露の接近について「ロシアへの制裁を忘れてはならない」とくぎを刺しました。

《一部再放送 2016年05月25日WBS参照》
http://creampan.seesaa.net/article/438285599.html

1994年から95年にかけ、ビル・クリントン政権で国防次官補を務めたハーバード大学のジョセフ・ナイ教授。日米安保の研究などで知られる知日派です。
《ジョセフ・ナイ教授》
「現在、日米関係は良好だとみている。安倍総理はロシアを訪問したが、北方領土の解決をめざしたものであり、その意図は理解できる。安倍総理がロシアに対して譲歩しすぎない限り、日米関係で問題を引き起こすとは考えていない。ただ忘れてはいけないのは、ウクライナを進攻したロシアに対して、国際社会は依然として制裁を課しているということです。」

--日米関係をめぐっては、オバマ政権の内部でアベノミクス「第3の矢」である構造改革が遅すぎるとの不満がくすぶっているとの見方もありますが・・・
「アベノミクスについては第3の矢のスピードが遅いという印象は否めない。構造改革が進まないことについて、世界だけでなく日本国内でももどかしさが高まっているのではないか。一方為替の動きについては、日米の間で意見の違いがあるが、ただこれは過去にも見られたことであり深刻な溝だとは考えていない。」

--一方、ナイ氏は今後の日米関係を考える上で、米大統領選の行方がリスク要因になりうると見ています。特に共和党のトランプ氏が唱える外交政策には批判的。トランプ氏が日本などアメリカ軍が駐留する国に対し費用の全額負担を求めていることについて、トランプ氏は状況を理解していないと切り捨てました。
「在日米軍をめぐる日本の費用負担は十分なもので、アメリカは大きな経済的負担をせずに軍を駐留させることができる。トランプ氏はこの点を理解していない思います。トランプ氏大統領に選ばれる可能性は低いと見ていますが、もし大統領になった場合は的確に助言できるアドバイザーが必要になるでしょう。」

--大統領選を通じ各候補が反対をしているTPP。ナイ氏はアメリカの通商政策の今後に予断は持てないという。
「民主・共和両党からいまの通商政策に対する反発が見られる。共和党はトランプ陣営、民主党はサンダース陣営・クリントン陣営ともに、通商政策の変化を訴えている。新らたな大統領が本当にTPPに反対するのかまだわからないが、少なくとも大統領選の期間中は通商政策の前進は難しい。」

ナイ氏は日米関係の発展に長く携わり、駐日アメリカ太子の候補にもなった人物です。




■特集 消費増税 再延期の条件
安倍総理は消費税率10%への引き上げを2019年10月まで再延期する意向を固めました。財政健全化の実現が厳しくなる中で日本国債の格下げを含めた市場の信認低下を防ぐためにはどうしたらいいのか。
解説はニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏。

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消費増税延期の影響
--消費増税延期に関してはずいぶんと織り込まれていた感はありますが、2年半という数字はどうご覧になりますか。●
野党が2年と言ったので、たぶん自民党は『2年』はやめようという話だと思うが、2年半延期だと年度途中になり、当初の予算を変えるのは大変だと思う。にもかかわらずこの案を出したのは、政治的・経済的メリットが非常に大きいのだと思う。政治的には安倍総理の任期外に設定するのはどうかという意見はあると思うが、19年の統一地方選、参院選という大きな選挙で、消費税の問題を無しにできるという意味では非常に大きなメリットがある。経済的には20年にオリンピックがありますから、19年4月よりも10月の方が結構景t2.JPG気が良いことが予想されるので、政治経済面でも『2年半』というのはかなりよく練られていると思う。

--2年半延期すると財政健全化はほとんど無理ですね。2020年に基礎的財政収支、プライマリーバランスを黒字化するということ。
単純に消費税の要因だけ考えると、財政再建の目標というのはほぼ無理だと思う。ただそのむりなことをやるので、新たに歳出削減をしないといけないが、選挙前なのでそれを打ち出すのは無理だと思う。いまの状況で財政収支が改善しているので当面は税収増でやる。そのあとは各種改革をスピードアップすることで、なんとか2020年黒字化するという大人の答弁になるのではないかと思う。

--t3.JPG今は確かに税収は伸びていますが、これから継続するかどうかというのが分からな中で、国債の格下げも囁かれますし、そして企業の資金調達コスト上昇も非常に懸念されています。大丈夫ですか。
今の現状からみると、日本国債CDSプレミアムは落ちているので、懸念はない、信用はある。それから国債をめぐる環境を見ると、財政収支は改善している、経常黒字になってきている、それより何より日本銀行が国債をバンバンマイナスで買っている状態なので金利上昇の心配も全くない。ただ問題なのはマネージメントとして、企業や銀行のドル調達コストが上がってきている。そういう意味では企業の決算で悲観的な見方もだいぶ出てきているので、その辺をできるだけ影響を少なくすることが国として求められる。

--影響を少なくということは、現段階で国債の格付けを2段階下げられてしまう懸念すらあります。それをどう抑えるかは、次の道筋をきちんとできるかですね。
(ムーディーズ、S&P、フィッチは)格下げの方向に動くのは間違いない。2段階も落ちないように1段階に留めるためには3つポイントがある。t4.JPG1つはできるできないは別として、2020年黒字化の旗を下ろさないこと、方向性としてそっちに行っているということが大事。もう一つは、消費引上げ時期をきっちりと明記すること、今回ですと2年半ということ。3つ目は一番大事なことです。前回は安倍総理は「次回は必ず消費税の引き上げをやる、リーマンショック級が起きない限り絶対やる」と言っていたが、実際には延期になった。そう考えると秋からの法案の作成のところで、どういう条件だったら引上げをしないのかを上手く書けるかどうか、確実に引き上げが見える形で法案が書けるかどうか、というのが最大のポイントで、参院選後の臨時国会でおそらくそこが争点になると思う。
--要するに景気条項を絶対に付けないということですか。
2度あることは3度あると普通は思ってしまうので、3度目をどう防ぐかというところの議論です。
--そもそもアメリカでは利上げが話題になっています。2年2回というアメリカの専門家の声もありました。そういう中で日本は果たして本当にリーマン級の危機、世界はその局面にあるのか。
世界の危機から消費税先送りというのはちょっとどうかなと思うのですが、単純に消費が足下2年連続マイナスになっている。消費税の影響も前回は大きかったし、アベノミクスの状況もなかなかうまく行かいないところもあるという説明で、消費税先送りするという方向でいいと思う。これを「危機」からスタートすると、このあともう一つ問題になってくるのは、大型補正の話になる。消費税の先送りが経済対策だとすると、先送りをすれば経済、特に消費が伸びるので、そんなに大きな影響がないから大きな補正をしなくてもいいという話になる。
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--消費増税があった場合のGDPは確かに低下するし、消費もかなり落ち込む。消費増税が無ければ普通に見ても消費は良くなる。ですから大型の補正は必要ないという見方になる。当初の予定では、消費税先送りした場合には、補正5兆円ぐらいの話でした。
ただ「危機」からスタートすると、いまGDPギャップが10兆円ぐらいあるとすると、10兆円以上の大型補正という話になるので、財政規律を考えると、安倍政権になって新規国債の発行額をできるだけ増やさいないように頑張っていたが、大型補正を組むとどうしても新規の国債発行をせざるをえなくなる。そうすると財政再建のタガが外れるという問題になる。そういう意味では消費増税延期の理由を、「危機」からスタートするのか、国内消費が弱いことから始めるのか、大型補正を含めて非常に重要なポイントになってくると思います。




■今週の予定

30日(月) 4月商業動態統計
31日(火) 4月完全失業率、4月鉱工業生産、米4月個人消費支出、独決算フォルクスワーゲン
1日(水) 通常国会会期末、1-3月期法人企業統計、米5月ISM製造業景気指数
2日(木) ECB理事会
3日(金) 米5月雇用統計



■今日の予定

4月商業動態統計
国際交流会議「アジアの未来」(~31日)
4月自動車大手8社、生産・輸出実績
独5月消費者物価指数
球場 NY市場、ロンドン市場



■ニュース

仏「課税逃れ 徹底追及」
フランスにあるグーグルやマクドナルドの現地法人が課税逃れの疑いで家宅捜索を受けた問題で、フランスのミシェル・スパン財務相は「同様のケースがほかにもあれば全て追及する」と述べ、課税逃れの摘発を徹底的に行う考えを明らかにしました。フランスなどでは、グローバル企業が巨額の税負担を逃れていることが批判されていて、問題はさらに拡大しそうです。



「大巡礼中止」対立長期化か
サウジアラビアとの国交断絶が続いているイランは29日、サウジにあるイスラム教の聖地メッカへの9月の大巡礼を中止することを決めました。両国は石油政策でも溝が深まっていて、対立は長期化しそうです。大巡礼はイスラム教の重要な行事で、2年前にはイランから6万人以上がメッカを訪れました。イランが大巡礼を中止するのは1991年以来のことです。



麻生大臣「増税延期なら解散」
安倍総理大臣が、消費税率10%への引き上げを2年半先送りする意向を政権幹部に伝えたことをめぐり、麻生財務大臣は、増税延期の場合は衆議院を解散すべきとの考えを示しました。また、同じ会合に出席した自民党の谷垣幹事長は、麻生氏の考えに同調した上で、「進むも地獄、退くも地獄だ」と述べました。これに関連して連立を組む公明党の山口代表は、徳島市で記者団に対し、安倍総理が示した増税の2年半先送りについて、「聞いていない」と述べた上で、近く安倍総理から直接話を聞く考えを示しました。



内閣支持率 56%に上昇
安倍総理大臣が議長を務めたG7サミット=主要国首脳会議を受けたテレビ東京と日本経済新聞の世論調査で、安倍内閣の支持率は前回の調査から3ポイント上昇した56%になりました。この調査は全国の18歳以上の人に対して無作為に電話をかけて行ったものです。安倍内閣を「支持する」と答えた人は、前回の調査から3ポイント上昇の56%に、「支持しない」は5ポイント減って35%でした。サミットでの安倍総理の議長としての働きぶりについては「評価する」が62%と「評価しない」の21%を大きく上回りました。アメリカのオバマ大統領の広島訪問については、「評価する」が92%、「評価しない」はわずか4%でした。また、今回の訪問が「核兵器のない世界」につながると期待するか聞いたところ、「期待できる」が49%、「期待できない」は42%でした。

・ 安倍内閣 「支持する」 56% 「支持しない」 35% 
・ サミットでの議長 「評価する」 62% 「評価しない」 21%
・ オバマ大統領の広島訪問 「評価する」 92% 「評価しない」 4%
・ 今回の訪問が「核兵器のない世界」につながると期待するか
  「期待できる」 49% 「期待できない」 42% 




ゲイツ氏「この夏の読書リスト」
アメリカは戦没者を追悼するメモリアルデーの連休真っただ中ですね?こちらではこのメモリアルデーが夏の始まりと言われていて、今日ニューヨークは気温が30度近くまで上がりました。こうした中、夏休みをどう過ごすか、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏がおススメ読書リストを発表しています。ゲイツ氏は毎年、この時期におすすめの本をVTRまで作って紹介しています。実は今年ゲイツ氏が選んだ5冊の中に、楽天の三木谷浩史会長の、「ザ・パワー・トゥ・コンピ―ト」が入っています。これは三木谷会長が経済学者の父親と日本経済について討論したものをまとめたもので、日本では2013年に「競争力」というタイトルで出版されています。ゲイツ氏は、日本には愛着もあり日本の将来についても強気に見ているとコメントしたうえで、この本の中には日本経済復活への良い提案が多くあると評価しています。




■日経超特急

①水素拠点、共同で全国に、トヨタ・JXなど、新会社を検討 燃料電池車の普及後押し 
トヨタ自動車やJXエネルギーなど自動車・エネルギー大手各社は、次世代エコカーの燃料電池車に燃料を供給する「水素ステーション」の全国展開に向け、共同で新会社をつくる検討に入った。いまはエネルギー各社が個別に整備しており、設置件数は目標を大幅に下回る。自動車メーカーも巻き込んで燃料供給網の構築を急ぎ、燃料電池車の普及を後押しする。



②きょう自公党首会談
安倍総理はきょう公明党の山口代表と都内で会談する。来年4月の消費増税を2019年10月に2年半延期する方針について協議する。公明党は増税分を充てることになっている社会保障の充実策の財源確保に懸念を示していて、安倍総理は政策総動員を打ち出した伊勢志摩サミットの経緯を説明し、理解を求める考えだ。



③みずほ、「脱金利」に軸足 
資産運用・M&A…手数料ビジネスを強化 融資事業に手詰まり感 
みずほフィナンシャルグループ(FG)は事業モデルの転換に本腰を入れる。融資で利ざやを稼ぐ業務から、資産運用やM&A(合併・買収)による手数料ビジネスに軸足を移して「脱金利」を進める。日銀のマイナス金利政策で貸出金利が下がる一方で、顧客への配慮から預金金利をマイナスにすることはできず、利ザヤの縮小が止まらない。金利環境が激変するなかで、事業体制を再構築を急ぐ。




■日刊モーサテジャーナル

①オバマ大統領の広島訪問「道徳の進歩」にさまざまな論評
オバマ大統領が広島訪問について欧米各紙は1面で大きく報じていて、一定の評価をしている。
その中でフィナンシャルタイムズは、オバマ大統領が被爆者の森重昭さんを抱き寄せる写真を掲載し、「原爆の犠牲者を追悼したが、謝罪はしなかった」と報道。
ニューヨークタイムズは、核の暴走を食い止めるには人間の道徳の進歩が大事だとスピーチで強調したことに注目している。記事は、「今回の訪問によって中国や韓国が日本の戦争責任がないがしろにされかねないとの懸念を抱く可能性もあるものの、大統領は北朝鮮の核武装化の脅威に重きを置いたのだろう」と分析。一方、
ウォールストリートジャーナルは社説で「ロシアや中国などが核の強化を強めるなか、オバマ大統領が主張した道徳の進歩は具体的な解決策にならないのでは」と批判している。



②米早期利上げは「イエレン議長が曲調を変えた」
FRB・イエレン議長が週末に「数か月以内の利上げは適切」と発言したことを受けて、週刊投資新聞バロンズは、「利上げに慎重だった3月から姿勢が変わり、ほかの連銀総裁と歩調を合わせている」と伝えている。ただ記事は、「FRBは利上げ判断はデータ次第といってきたが、3月との違いはデータの改善というより、原油安の一服などから株式相場が落ち着いたことだ。」と解説。加えて企業利益が減少するなかでの利上げを懸念する専門家の声を伝えている。ニューヨークタイムズは、「6月はEU離脱を問う英国民投票があることから、6月の利上げを見送る代わりに、7月会合での利上げを匂わせる合図を送るかもしれない。」という専門家の声を掲載している。



③米国海軍の最新兵器・レールガンとは(ウォールストリートジャーナル)
30日はメモリアルデー、戦没者を追悼する日。米国の海軍がレールガンを開発中。従来のように火薬を使わず、電磁石のレールを使うことで、ミサイルを凄まじい勢いで発射できる。記事によると、レールガンのアイディアは10年ほど前からあるものの、まだ実戦に投入されていない。電磁力を発生させたレールの中でミサイルを加速して発射する仕組みで、従来より銃火器より5倍の偉力があるという。とりわけミサイルの迎撃に期待されている。実用化は10年ほど先。低コストで多くのミサイルを撃墜できる。中国やロシアよりアメリカの軍事力を高めておく上で、この最先端の技術に期待が集まっていると、記事は伝えている。





2016.5.27 wbs・ワールドビジネスサテライト

2016年05月27日 23時59分59秒 | WBS
本日の『ワールドビジネスサテライト』は『全仏オープンテニス2016』放送により、BSジャパン(深夜0時30分)のみの放送となります。ご了承ください。

■マーケット

サミット閉幕…市場の反応は
サミットの結果待ちで今週は値動きが乏しかった株式相場ですが、27日もその流れは変わらず、日経平均株価の終値は1万6,834円84銭で前の日に比べ62円38銭の上昇にとどまりました。また東証1部の売買代金は「活況」とされる2兆円を大きく下回り、今年最低となるおよそ1兆6,000億円でした。サミットの首脳宣言で期待された各国による財政出動は不発に終わりました。すでに投資家たちの目は次の焦点へ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏は「市場は消費増税の先送りを100%織り込んでいるので、さらなる買い材料にはならない。次の材料は補正予算の金額。8兆円であれば市場の予想通り、それ以上なら株高で反応するだろう」と話しました。



米オバマ大統領の広島訪問 米国での反応は?
オバマ大統領の広島訪問を受け、米国の新聞各紙も速報で伝えています。ニューヨーク・タイムズは被爆者と抱擁を交わすオバマ大統領の写真を大きく掲載し、大統領のスピーチは戦争の犠牲者への追悼と核なき世界への追及を強く訴えるものだったと評価しました。またワシントン・ポストも戦争の敵対国だった日本と米国が強い同盟に生まれ変わった象徴だと指摘しました。
戦後71年が経ち、世論が確実に変化していることが背景にありますが、一方で懸念もあります。ある米国の調査によると日本への原爆投下は正しかったと考える人は、年齢別にみると、65歳以上が70%に上るのに対し、若い世代は47%と半数を切っています。しかし、支持政党別にみると、共和党支持者の方が原爆投下を正当と考える人がかなり多くいます。大統領選では、日本の核保有を容認する発言をした共和党指名獲得を確実にしたトランプ氏が勢いづいていて、今後も米国が「核なき世界」を追求できるかは不透明です。
中継担当:NY支局 平井裕子記者




■【コメンテーター】梅澤高明氏(A.T. カーニー 日本法人会長)

・地場産業・復活の道!もうかるブランド築くには…
--福井県鯖江市でサバエメガネメッセ2016が開かれたことについて
「似たような少し先行している事例が岡山のデニム。自分のブランドを持つことが最低条件。一番大事なのはしっかり販路を築いて、じっくり育てること。大きな話題になることがあれば良い。」



・民泊サービス
「それぞれの都市ごとに違う規制を持っているケースが多い。」



・【質問】今後、日本が景気後退を防ぐためにはどんな施策が必要なのでしょうか?(Twitter・真島さん)
「消費税増税の再延期止む無しかなと思う。超大型の財政出動をして駆け込みで緊急対策を組み、慌ててお金を使うと言うのは後からみると非効率な使い方が多くなる。消費の重石になっている消費税増税延期の方が賢い。そこで時間を稼ぎながら中期で本格的な構造改革。特に女性の社会進出と子育て支援、低所得者層への手当て。」




■ニュース

米オバマ大統領 広島訪問 大江キャスターが見た“歴史的瞬間”
27日、アメリカのオバマ大統領は、現職の大統領として広島を初めて訪問しました。原爆資料館を訪れたのち、慰霊碑に献花。そして、核兵器廃絶への思いを17分間にわたって演説しました。演説でオバマ大統領は「私たちは広島の中心に立ち、原爆投下の瞬間を想像し、目の前の光景に困惑する子供たちの恐怖を感じる。私の国のように核兵器を貯蔵する国々は、恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たねばならない」とのべ、核兵器廃絶への決意を改めて表明しました。そして参列していた被爆者の坪井直さんと握手し、森重昭さんとは抱擁を交わしました。アメリカの大統領が、被爆者と手を取り合い、被爆者と抱き合う。被爆地・ヒロシマでの歴史的瞬間を大江キャスターが伝えます。

【大江キャスターが見た歴史的瞬間】
被爆地・広島をオバマ大統領が訪れた。現職の大統領として初めて慰霊碑に献花をした。オバマ大統領の演説は予定を上回る17分間となった。被爆者と握手を交わした。世界にはいまだに1万5000発以上の核兵器が存在する。
《オバマ大統領》
「子どもを含む10万人を超える犠牲者を悼むために来た。私の国のように核を持つ国は恐怖の論理から逃れ核兵器のない世界を追求する勇気を持たねばならない。」
《日本被団協/坪井直代表委員》
「もっと時間があったらじっくり話をしたかった。」
《CNN/ミシェルコシンスキー記者》 「すごい瞬間だった。」

【歴史的訪問・どんな意味が?】
オバマ大統領は原爆ドームも視察をした。オバマ大統領は米国の現職大統領として初めて広島視察を行った。オバマ大統領は広島訪問の前にG7主要7カ国首脳会議・伊勢志摩サミットが閉幕した。安倍総理大臣は世界経済が危機に陥るリスクに直面しているとして消費税増税を見送ることも含め検討すると言及した。
《クレディスイス証券チーフマーケットストラテジスト/市川眞一》
「オバマ大統領の言葉は心に響くものがあった。(オバマ大統領広島訪問の3つの視点は)核なき世界、日米同盟の再確認、政権運営の転換点。」

【伊勢志摩サミット閉幕「消費税」週明けにも先送り表明】
安倍総理大臣は消費税増税を2年延期を軸に考えている。あす以降、政府与党幹部などと最終調整し、30日にも先送り表明する見通し。衆参ダブル選挙については「参院選の前に明らかにしたい」と述べた。5月、6月の安倍総理大臣の予定:世論調査、「1億総活躍プラン」「新成長戦略」「骨太の方針」閣議決定、失業率、有効求人倍率、鉱工業生産指数、6月1日:通常国会会期末。
《安倍総理》
「世界経済の成長率は昨年、リーマンショック以来最低を記録した。」
《クレディスイス証券チーフマーケットストラテジスト/市川眞一氏》
「(衆参ダブル選挙の可能性について)現段階では大幅に低下してきた。」





消費税増税 “2年延期”を軸に
G7=主要7ヵ国による伊勢志摩サミットが閉幕しました。会見に臨んだ安倍総理大臣は、「リーマン・ショック」という言葉を多用し、「現在の世界経済の状況はリスクに直面している」と強調しました。その上で「現時点で結論を出しているわけではない」としながらも、消費税増税の見送りを含めて検討する考えを初めて明言しました。安倍総理は消費税増税を2年を軸に先送りする意向で、28日に政府や自民党の幹部などと最終調整を行い、30日にも先送りを表明する見通しです。増税を先送りをした場合、衆参同日のダブル選挙で国民の信を仰ぐ考えがあるかと問われたのに対し、「参院選の前に明らかにしたい」と述べました。



眼鏡業界に異変!? 地場産業の逆襲
眼鏡の一大産地、福井県鯖江市では27日、眼鏡の大型展示会「サバエメガネメッセ2016」が開幕しました。国内の眼鏡市場は1万円以下の割安な製品が人気となり、国産フレームの約95%を生産する鯖江市は中国とのコスト競争にさらされ受注が減少しました。鯖江市で眼鏡を製造する企業は受注生産からの脱却を図り、独自ブランドを立ち上げ、販路を拡大させています。こうした企業努力もあり、福井県の眼鏡の出荷額は底入れの兆しをみせています。ただ、後継者不足という新たな課題も出てきていて、福井県は今後、インターネットなどを利用し若者へものづくりの魅力を伝えていく考えです。

【20年ぶりメガネメッセ開幕・日本ブランド復権へ】
メガネの生産地としてシェア90%以上を誇る福井県鯖江市が有名。ここ最近、低価格帯の量販店で取り扱う中国産に押しやられているのが現状。こうした現状を打破しようと鯖江市で20年ぶりに眼鏡メッセ「サバエメガネメッセ2016」が開かれた。認証対応メガネ、チタンメガネの紹介。メガネの平均価格の推移グラフ(眼鏡白書、眼鏡DB2015)。ここ20年で約3割下がった。鯖江市のメガネ関連企業は900社のうち300社以上が廃業、倒産した。創業75年の水島眼鏡株式会社は受注生産だけでなく独自ブランド「MIZ JAPAN」を立ち上げた。リッチコーポレーションはこめかみでメガネを支え、鼻の痛みを解消するメガネを開発。売り上げは約4倍になった。
職人の育成が課題。
《福井県眼鏡協会/山岸充》
「中国に生産が移行してしまった。モノづくりはかっこいいと発信していきたい。」
《水島眼鏡/水島基博社長》
「MIZ JAPANというブランドを広めないと存在価値がなくなりただの下請になる。」
《ブリッチコーポレーション/斉藤宏》
「今までにないメガネだ。」




日本で“民泊”は広がるのか!?
訪日観光客の急増で民泊サービスが拡大しています。こうした中、世界最大手の民泊サイトAirbnbとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が提携を発表しました。Airbnbは、貸し手となるホストの拡大に向けて、CCCの発信力を生かしたい考えです。Airbnbのジョー・ゲビア共同創設者は、インタビューに対し、今後は2社で新たなコンテンツやなどを借りて、日本での民泊を発展させたいと語りました。Airbnbを始めとする民泊サービスの拡大に対して、業界団体は、テロや犯罪の温床になる危険性や、近隣住民とのトラブルが発生した場合にどう対処するかなど、クリアすべき課題があると指摘します。政府は、現行の旅館業法の改正作業を進めるほか、民泊に特化した新制度の検討に着手していますが、業界団体は、規制緩和は段階的に進める必要があると強調します。

【拡大!民泊サービス・世界最大手・日本で新事業】
住宅の空き部屋を旅行者などに貸し出す民泊サービスについて。宿泊施設の不足による需要の高まりを背景に政府は規制を大幅に緩和する新たなルール作りに動いている。Airbnbはきのう蔦谷などを運営するとCCCと提携した。Airbnbは日本での登録物件は約3万5000で貸し手の拡大を目指している。今回の提携でCCCはAirbnbを紹介し、Tポイント付与のサービスを行う。
《Airbnb/ジョーゲビア共同創設者》
「AirbnbとCCCは完璧な組み合わせ。CCCと新たなコンテンツやサービスもつくって日本の民泊を発展させたい」
《カルチュアコンビニエンスクラブ/増田宗昭社長》
「日本流ホームシェアリングやインバウンドがよくなるよう手伝いたい」
《全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部/桑田雅之部長》
「一番問題と思っているのは匿名性。客の安心安全を担保できない」

【拡大!民泊サービス・警鐘鳴らす業界団体】
去年発生したフランス・パリ同時多発テロでは実行犯が民泊を使った可能性があり、テロや犯罪の温床になるのではと懸念されている。政府は旅行業法の改正作業を進めるほか、民泊に特化した新制度の導入を検討している。しかし、業界団体は軽傷を鳴らしている。
《全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部/桑田雅之部長》
「急激な規制緩和ではなく段階的な規制緩和をしてどのような影響が見えるのかを検証しながら緩和していくことが必要。」




羽田空港で離陸滑走中 大韓航空機 エンジン出火
27日午後、羽田空港で、離陸滑走中の大韓航空機のエンジンから出火し、滑走路に緊急停止しました。この便には、乗客302人、乗員17人が乗っていましたが、脱出シューターを使い、全員が避難しました。避難の際に煙を吸いおよそ20人が、気分が悪いなどと訴えましたが、症状の重い人はいないということです。国土交通省によりますと出火したのは大韓航空2,708便のボーイング777型機で羽田空港からソウルの金浦空港へ向かう予定でした。国の運輸安全委員会は原因調査のため事故調査官4人を現地に派遣しました。この影響で、羽田を発着するおよそ300便が欠航しました。



舛添都知事会見 「全てが『クロ』ではない」
東京都の舛添要一知事は27日の定例記者会見で、政治資金の私的流用などの問題について改めて釈明し、「すべてが『クロ』ではない」としながらも「自身に対する信頼が失われているので厳正な第三者の調査を待ちたい」と述べました。ただ、調査結果を公表する時期については、「1日も早く結果をとりまとめてもらい、その段階で公表したい」と述べるにとどまりました。



タカタ製エアバッグ 700万台追加リコール
タカタ製エアバッグの欠陥問題で、国土交通省は、リコール範囲を拡大した結果、新たに700万台が対象になると発表しました。これまでに延べ1,259万台がリコールされており、対象台数は1,960万台に達します。国交省は、メーカー各社に順次リコールを求め、2018年度末までに改修を済ませたいとしています。



ナイキがランニングサポート専門店をオープン
スポーツ用品大手のナイキジャパンは、ランナーのレベルアップをサポートする新業態の専門店を東京・表参道に28日、オープンします。「NIKE+ RUN CLUB OMOTESANDO」は、7種類あるメニューの中から、ランナーのレベルや目的に合わせ、サービスを紹介します。店内のランニングマシーンや、店舗周辺をコーチと一緒に走り、分析することで、自分に適したフォームや、練習方法、シューズなどをアドバイスしてもらえます。これらの本格的なサービスは、一部を除き、無料で受けられます。




■【トレたま】360°クールダウンミスト

洲本整備機製作所(創業大正15年、従業員65人、昭和27年に国産初のスチームクリーナー開発)・番所祥平常務が「360度クールダウンミスト」を紹介。従来のミストは下方向に出ていたが、今回のトレたまは360度・横方向に噴射する。
《洲本整備機製作所/番所祥平常務》
「これから五輪が始まる。テーマパークでも喜ばれる。」

【商品名】スカイミスト
【商品の特徴】ミストで広範囲を冷却
【企業名】洲本整備機製作所
【住所】兵庫県淡路市大町畑43
【価格】15万円
【発売日】発売中
【トレたまキャスター】北村まあさ