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ご存じのように、私は現役の看護師として精神科で働いている他、同時にNPOの代表でもある。
日本の精神科を変えるためには、両側面からのアプローチが必要だと私は思っている。NPOの活動がスムーズだからと言って、現場を無視するわけにはいかない。
NPOの活動によって、世論の傾きが変われば現場も変わるのだろうが、そこに安易な妥協はあってはならない。なぜなら、その改革が及ぶまでにも患者は、一日一日、一瞬一瞬を病院で過ごしているからである。入院でなくても患者は地域で一瞬一瞬を過ごしていることには変わりない。
現場を変えるときは、必ず反発がある。物事が変わるときは、理論で説明されても納得いかないものである。
このことに関しては、あらゆる書籍で記されていることが多いが、いわゆる
※総合的なホメオスターシス(恒常性)
が働くのである。
ここでは、体のリズムを維持する意味のホメオスターシスだけではなく、物事が変わることすべてを元に戻そうとする人のホメオスターシスを述べる。
・新しいことを導入したり、業務内容が変わるようなことがあれば拒否反応が起こるのである。
つまりは、病院改革や精神医療改革などにも同様の反発が起こるということ。
ここで、引き下がってはならないし、逆に真っ向から勝負に挑むのも効率の悪い話である。とはいえ、調整をしながらもある程度突き進まなければならないこともある。
※改革は孤独である。しかし、孤独に浸っている暇はない。子供のじゃれごとではなく、人の真似ごとでもなく、自分の信念を貫き通すのに“ある意味”足踏みをしている場合ではない。
しかし、忘れてはならない。
現場にいる人たちの
・反発する意味
・私自身の考えが適切であるか。できれば柔軟に考えなおす必要があるのではないか
・どのタイミングで改革材料を持ち込むのが最良であるか
様々な要素に対して、自分がすべて正しいと思い込むのではなく、そして、何度となく“再考”することの重要性を再認識しなければ改革は失敗に終わる。
改革するときは、必ず反発が起こる。と同時に必ず人間関係に問題が生じる。これを如何にして、どのようにして、なにを緩衝材とするのか。これを常に意識しなければならない。
そう考えながらも人間関係を最優先にすると、妥協の塊になってしまうという事実も否定できず、“自分自身が相手をできる限り理解するようにすること”が改革を推進する人間の使命であると私は考える。
改革は容易ではない。現場のみならずNPOであってもである。相手を攻撃することなく、相手の活動を思想を理解しながら、且つ、己の信念を貫き通す。
この気持ちを忘れては、自らの改革推進に対して、自己満足“のみ”に終わってしまう可能性が大きいので慎重に判断されたい。
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どんな小さなものでも改革ですよ^^
大きさは関係ありません。その小さな改革こそが、いつか大きな改革につながるのですから。
潜在的な意見をあぶり出す・・・。これは本当に難しいんです。これを日ごろのコミュニケーションでいかにあぶり出すか。私も大した人間ではありませんが、その部分は意識しています。
細かい問題、考察については個別でメールをくださって結構ですよ。
相変わらずパワフルだ!
応援してます☆
パワフル?
ないない。結構地味なおっさんですよ♪
改革というものはえてして長丁場になりますよね。時には10年20年単位の。
私が去年入院していた病院では、看護師の暴言や病気に理解のない発言に心を痛めた若い女性患者さんが自室で自殺未遂をしました。この出来事は私が「新潟の精神医療をよくしたい」と強く思うようになるきっかけとなりました。私は彼女と仲が良かったので余計にショックでした。
私も、精神医療がよりよくなるよう、長丁場になっても将来じっくり取り組んでいきたいと思います。
私は今年で21歳。来年の春から復学して大学一年になります。二年間の教養課程を経て看護学科に入って看護学を学んで大学を卒業したら大学院で研究して…。
ううむ、道のりは長い…。越智さんと対等に語り合える日は来るのかしら!?
まっ、今やれることを頑張ります(^-^)
越智さんのブログはとても勉強になります。これからも来させて下さい!!
それでは長文失礼致しました。
正直そうかもしれませんね。
現場中心主義ってな表現があってるかどうか分かりませんが、改革意識を共有できた仲間がいた時は、仕事が楽しくてしょうがなかったんですがね。
雇用待遇やら諸事情で、仲間が離散。
現在孤独を満喫中。
現場を変えられなくては、大きな意味での精神科領域での医療を変えようなんて出来ないのでは何て思いもあって、居残った自分ですが…。
毎度酔ってのコメントでスミマセン。
成長あるのみですね、頑張ります。
看護士として 現場で 頑張っていらっしゃるんですね。
そんな看護士さんが 一人でも多く いらっしゃる事は 当事者のいる私達家族には 大いに励みになります。
精神医療の改革ですか・・・あちこちから 多剤多量の悪処方の声が 聞こえてます。いづれ それらの声が 一つなって 病院・医師の元に 届くのでは。
幻聴・妄想から すぐに 統合失調症との診断、即
抗精神薬の投与、患者・家族が 辛さを訴えれば 副作用よりも 症状を押さえる事が先ですと。
今は 妄想にしても うつ病 統失 発達障害 解離
障害 強迫症 社会不安障害などにも あります。
薬も CP換算で850mg以上は ご法度と。
誤診・ご処方から 慢性患者に追いやられる事も
多くの家族は 勉強中です。それだけは 守りたいと
家族も必死です。
患者の人生を奪う多くの精神科医の堕落ぶり、
ええ 私達家族は 声のボリュームを 少しずつ
上げていきますよ!
入院病棟では 患者さんと一番長く接している看護士さん達、患者さんの副作用を 見てみぬ振りせず
看護士一同の声として 無謀な医師に伝えてほしい
です。
何故に 首が曲がったり 水中毒 糖尿病 眼球上転
手足の振るえ等々、ひどい副作用を見て どうして
医療スタッフは そこで立ち止まって 処方の見直しを じっくり検討する事が 出来ないのでしょうか。
それ以上に 異常な症状が 常に存在して どうしても 消さねばならないのでしょうか、果たして 多くを 処方した所で 症状はなくなっているのでしょうか。
ごめんなさい<m(__)m>ついつい 熱くなってしまいました。
ご無沙汰してます。
まず、私と対等というよりもあっている間違っているもなく、おばみさんとはいろいろ楽しいお話ができそうですね。
看護師で大学院に行き、研究して・・・。今の教授などのように机上の空論をのべるようなものではなく、本当に実践にメッセージを送れるようなものにしてください。そして、精神科医療・看護を変えてください。期待しています!
そうですよね。
医療改革は容易ではありませんよね。現場で、いろいろな人間が力を合わせることが、おっしゃるように重要なんですがそれすらできない。それは、個々の人間の問題もありますが、そういう環境にいることができないという問題もあります。おかしいと思っていても、それぞれは給料をもらって、家族を養わなければいけませんし、それだけでなく、改革を起こさなくてはと思っている人間の絶対数が少ない。ここに根本的な問題があるのだと思います。そのような散在している看護に対する意思を終結させる意味でも、我々が活動しているようなNPOは重要だと思います。勢いをつけて、医療改革につなげたいものです。
残念ながら、専門職でありながらマロンさんのレベルまで精神科医療を理解している看護師は非常に少ないのが事実ですし、医師すらその常識を知らない者が多数おります。
現場で、そのような主張をアサーティブに行い患者の治療に活かして、今、水中毒の患者に対していい結果が出ようとしていますが、これも、「越智はうるさいから言うことを聞いておけば静かになるよ」という風な流れになるとすると、これは我々にとっても患者にとっても、その医療従事者にとっても一番不幸な結果ですよね。何とかしなければならないのですが、現場だけで変えられなかったのが今まで。もちろん、現場でこれからも労を惜しみませんが、NPOのほうからもアプローチすることが重要だと考えております。一緒に活動していただける方が増えればこれほど心強いものはありません。