プチ早期退職者の資産運用+αブログ

太陽工機がTOBになったので全部売却

 少し誤発注もしてしまったが、TOBになった太陽工機400株を11月13日に1,872円と1,871円で200株ずつ売った


 太陽工機は新潟地盤の工作機械の中堅会社だが立形研削盤で国内首位で、海外にも営業所を展開している。 私は技術力のある会社が好きなので投資先として選んでいた。このことは2021年6月の岡本工作機械製作所の記事にも書いていた

 ただ買ったのは1回だけで、2017年8月3日に1,390円で200株(2分割後換算695円で400株)買った。その時点では、PBR 1.0倍強、予想PER 7.1倍、ROE 14%、有利子負債は0で自己資本比率73%、四季報2017年夏号では【改善】前期を底に受注回復・・・となっていて非常に割安だった。

 太陽工機の月足チャートに私の売買履歴を追記したものを以下に示す。



 チャートの通り、買ってすぐに爆上げ開始となって買い増す暇はなかった。1年1ヵ月後の2018年9月には2,095円に到達して買値の3倍になっていた。一部利食ってもよい上げ方だが売りを検討した記憶はなく、放置したままになった。過去の売買記録を見てみると、2018年だけでも8回利食ったネットワンシステムズの売りやその売却代金の再投資先などに気を取られていたのかもしれない。

 大相場での利食いを逃した後の下げは大きく、買値こそ下回らなかったものの長期低迷となった。コロナショック後は年単位ではゆっくり戻り歩調になっていたが、利食いを検討するほどの変化もなく放置してきた。

 今年8月の暴落からの戻りも鈍い中、11月1日の大引け後、親会社のDMG森精機が太陽工機を1,875円でTOBして完全子会社化すると発表した。

2024年11月1日 株式会社太陽工機株式(証券コード:6164)に対する 公開買付けの開始に関するお知らせ

 11月1日の終値は1,395円で、翌営業日からTOB価格へのサヤ寄せの動きとなった。私は資金化を急ぐ必要はなかったので、TOB価格より3円低い1,872円でまず200株の売注文を出しておいたら、11月13日の後場に入ってから間を空けて2回に分かれて成立した。

 2回目が成立したのは3時過ぎでクロージングオークションの前だった。それで、次の売注文として200株を1,873円で売指値したつもりだった。しかし、実際には1,837円で誤発注してしまい、直ちに1,871円で約定した。金額的には僅かの差で何の問題もないレベルだけど不覚だった。

 結局、11月13日に400株を売り終わり、税引前譲渡益46.9万円、利益率168.6%、年利換算23.2%の成績となった。まずまずの好成績で投資を終了できたが、買値に対する配当利回りは7%を超える水準になっていたし、売りたくなかった銘柄を売ることになって税金を取られるのも不本意ではあった。


 なお、現在、太陽工機の他にマネーパートナーズGとラックもTOBになっていて、不本意な売りを続けないといけない状況にある。順次記事にまとめていく予定だ。


【2024.12.17追記】

 太陽工機の替りにDMG森精機を200株買った。お金に色が付いている訳ではないが、太陽工機の売却資金を回したつもり。記録として貼っておく。



 DMG森精機は前場で年初来安値を更新して2,441.5円を付けていたが、それを見た後、前場で2,450円で指値買した。まだ下げる可能性も高いが仕込み優先との判断をした。

 本日までのDMG森精機の日足チャート(出所:株探)は以下のようになっており、業績悪化見通しの反映とは言え、逆張り派を刺激するチャートになっている。




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