昨年の冬、園芸店で大実サルナシの苗を売っていた。10センチに満たない細い曲がった枝が生えているだけで、名札の情報以外は何もなかった。サルナシという名前だけは聞いたことがあった。実は一応食べられるらしく、興味を持ったので買って帰って鉢に植えた。
春になって芽が出て、順調に生育して、5月上旬には白い可愛い花が咲いた。花びらの縁が特徴的だった。
花は二つしか咲かなかったが、無事に結実して少しずつ大きくなってきた。下の写真の左が7月上旬、右が9月中旬の実の様子だが、大きさはあまり変わらない。ほんの少し大きくなった程度だった。9月中旬には下の方の葉は枯れ落ちていた。
ネットで調べると、サルナシの収穫期は9月下旬から11月上旬とあった。完熟すると指で押すと少し柔らかい感触になるらしいが、忘れていると落ちてダメになったりもするらしい。
いつ収穫するか悩ましかったが、今日、収穫してみた。長径で2センチ弱程度の大きさだった。柔らかい感触はなかったが、時期的にもういいかなと思ったし、皮に少し皺が出たりしてきていた。収穫後の実とカットしてみた所の写真が以下だ。
食べてみたが、まだまだ固かったし、甘みも全然なく酸っぱいだけだった。収穫が早過ぎたようだ。来年はもっと我慢してみよう。