10月入って急に寒くなったのであまりエサを食べなくなった我が家のクサガメだが、様子を見ながら食べそうなら少しずつあげている。先々週、エサをやるために家の裏に回ると通路の所に1センチ弱くらいの丸いこげ茶色の物がいくつも落ちていた。
最初、我が家に半ば自生している自然薯(じねんじょ)のムカゴかと思ったが、よく見ると違っていてイモムシの糞で、似た物は昨年も見ていた。昨年居たのはシモフリスズメの幼虫で、以下のブログ記事にした。
イモムシだろうなと思って見まわすと、頭の左上すぐの所に10センチほどのオレンジぽいイモムシが居て、思わず一歩後ずさった。藤の枝に巻き付いて茂っていた自然薯の細いツルにつかまっていた。一帯の自然薯の葉は丸裸になっていた。ツルごと切り取ってきた時の写真が以下(危険を察して頭部を体の中に埋めて縮こまっている状態)。
昨年のシモフリスズメの幼虫と大きさや形が似ていたのでスズメガの幼虫だろうというのはすぐ分かったが、以下のサイトで種類を確認してキイロスズメ(色彩変異)だと分かった。
先々週見かけ時、写真を撮った後、家の裏の草むらに戻して放置した。翌日にはもう見えなくなっていた。先週、まだ葉がよく茂っている辺りの自然薯を見てみると、同一個体なのかは定かではないが、見た目が一緒なのが一匹居た。周囲の葉がまだきれいに残っているので移動してきたばかりだと思う。
ヤマノイモの葉を食べるスズメガの仲間は本種だけということだ。我が家にはたまたま自生状態で自然薯が結構生えているが、キイロスズメはどこから飛んできたのだろう。ナガイモの葉も食べるらしいが、私の住んでいる地区には畑の類もほとんどないのだけど。
【2024.11.4追記】
記録として追記しておく。キイロスズメの幼虫はヒヨドリに食べられてしまったようだ。以下のポスト以降見かけてない。サナギらしきものも当然ない。
イモムシが居たのは藤とか松の陰のところ自然薯のツルだった。どうやって見つけるのか分からないが、ヒヨドリはスズメともども時々現れてはアゲハの幼虫とかも食べ尽くしていく。