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30年ぶりに6面揃ったルービックキューブ

 長い間放置していたルービックキューブの6面が30年ぶりに揃った話と、ルービックキューブにまつわる思い出話について書く。


長い間放置していたルービックキューブ

 30年前、韓国・ソウルに出張した際、休日を挟んだ日程だったので、テジョンで開催されていた万国博覧会( EXPO '93)を見物に行った。パビリオンも幾つか見たと思うが、もう記憶は全く残っていない。

 しかし、その時お土産として買って帰った万博記念のルービックキューブが本箱に残っていた。自分で適当に遊んだ後、6面がバラバラになったまま放置してあった。解法を調べてその通りにやればできるだろうと思ったが、やる気もなかった。

 しかし、今月初旬、YouTubeの私のホーム画面になぜか『人類史上初ルービックキューブの超簡単な攻略法』という動画がリストアップされていた。これまで、ルービックキューブ関係はもちろん、パズル等に関する動画を見たこともなかったのに不思議なことだ。

 それに釣られて試しに見て、本箱にあったルービックキューブのことを思い出した。そして、基本的にその通りにやって6面を揃えた。30年ぶりに揃った訳だ。完成後と途中の様子は以下の通り。



 1面を揃える辺りは適当にやってもできるので、まずそれでやった。そして動画の解法に従って2段目を揃えていた時、このルービックキューブには向きがあって、中心部の向きを意識的に揃えるようにしないといけないことに気付いた。

 試行錯誤でなんとかやったが、後で調べると中心部の向きを変える方法もネットで幾つか紹介されていた。途中で揃えなくても、6面の種類を揃えてから中心部の向きを変えれば十分だった(縁の方の向きは勝手に揃う)。

 ルービックキューブの作りがよくなくてスムーズに回転しないのと、左手で左端の面を右回転/左回転させる時につい方向を間違えてしまって途中でバラバラに戻ったりして、6面揃えるのには予想以上に手間取ってしまった。それでも無事完成した。


ルービックキューブにまつわる思い出

 ルービックキューブの6面を完成させたのは人生で二度目だ。40年以上前、ルービックキューブが出回り始めた頃、私は大学院生だった。研究室に誰が持ってきたのか1つだけルービックキューブがあって、それを皆で入れ替わり立ち代わり何日も試していた。

 動かしたくない部分は除けてから回すという一番の基本の他、どういう操作をすれば、どことどこがどう動くかを見ながら試行錯誤を続けていた。そして思い通りにならなければ操作を戻した。やがて段々と面が揃っていき、私が試していた時、ついに6面揃ったのだった。

 もちろん偶然で、揃え方をマスターした訳ではないので、再現性はなかった。とりあえず一度できたので、それ以上時間を費やす気もしなかった。その頃、解法をマスターした人達がテレビ番組で速さを競っていた。覚えた通りにやるだけことには興味も沸かなかったので、当時、特に調べたりもしなかった。


 今回、途中で何度もやり直す羽目に陥ったので一通り覚えてしまったが、すぐに忘れてしまいそうだ。しかし、備忘録のこのブログがある。解法の動画と、中央の揃え方の図解へのリンクも張っておこう。



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