プチ早期退職者の資産運用+αブログ

積み立てた金を追加売却

 長年、純金積立をしている話や正月明けに金を30gだけ売却した話は、金投資に関する最初の記事(金(ゴールド)等への投資)に書いた。また、高値を更新していくような場合、特別控除の範囲内での追加売却したいと考えていると別の記事(貴金属ETF)で書いた。

 金価格が上昇を続け、2月21日に前回売却から5%以上高くなったので、また30gだけ売却した。今回は13万円超の利益が出ているが、譲渡所得の特別控除50万円までにはまだまだ余裕がある。

 金価格が直近大きく上げた理由は、2月19日から2月20日にかけて、為替が急激に円安に振れて112円台にのせたことが大きい。金貨価格の1年チャートを見ると、直近では円建て価格の上昇の方が大きいことが分かる。

金価格1年チャート
出所 三菱マテリアル https://gold.mmc.co.jp/market/gold-price/


 為替の話にそれるが、2月19日の上昇によって、2015年6月の125円台の高値を起点とする長期抵抗線を突破したことになった。新たな上昇トレンド入りで、2019年4月の112円台半ばの高値や2018年10月の114円台半ばの高値の更新を狙っていくことになる。為替のトレンド分析も一応自分でしている(ドル円、ユーロドル、ユーロ円のトレンド分析)。

 チャート的に言えば、2015年からの三角保ち合いが収してきていたので、円高か円安のどちらかに放れる可能性は高くなっていた。円安方向に放れた理由は、消費税増税による景気悪化の確認(10~12月期のGDPは年率6.3%減)、政府・厚労省の緩々の対策による新型コロナウイルスの日本での感染拡大が原因だと思っている。感染拡大によって1~3月期のGDPの落ち込みも確実で、オリンピック中止も現実味を帯びてきた。このあたりの話は思うところもいろいろあるが、長くなるので今日はここまでにしておく。


 金価格の話に戻ると、ドル建てでも上げているのは、ドルに対する不信感の裏返し、高値圏の株価に対する不安、FRBによる流動性供給の拡大(隠れ量的緩和)等理由があるが、一番の理由は上がるから買われている(投機的な買)のではないかと思う。そう思うので、長期積立してきた金を売っている。

 1年チャートを載せたついでに1978年からの長期チャートも載せておく。
金価格長期チャート(1978年~現在)
出所 三菱マテリアル https://gold.mmc.co.jp/market/gold-price/

 長期では円高傾向が続いたので、ドル建てでの大きな上昇に比べて円建てでは穏やかな上昇にとどまっている。この2~3年は為替変動が比較的小さかったので、ドル建てと円建ての連動性は高まっている。上のチャートだと分かりにくいが、5年チャートぐらいを見ればよく分かる。

 金価格長期チャートを分析的に見れば、今後、2011年高値の1,900ドル台を目指す動にはなっている(チャートは月間平均だから、1,900ドルまで達したことがあるように見えない)。為替もチャート的には円安方向なので、国内価格も上昇しそうな感じではある。しかし、投機買いが崩れる可能性もあるし、次のバブルの崩壊(次に崩壊するのは債券/債務バブル)も意識しているので、今後も淡々と積立を続け、大きく上げれば売却を考えるというスタンスを続けたい

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