プチ早期退職者の資産運用+αブログ

積立中の銀を500g売却(2024年4月)

 日本も含めて世界的にインフレが進んでいる。銀はインフレ対策になる実物資産であり、円安への保険にもなるので、安易に利食わず長く持っておくべきだと思い直していた。ところが、銀価格(特に純銀ETF)が変に急騰してきたので、気が変わって先週4月4日に積立中の銀を142.51円/gで500gだけ売ってしまった


 三菱マテリアルの銀価格の1年チャートは以下の通りである(4月9日まで)。 


 出所:三菱マテリアル(https://gold.mmc.co.jp/market/#silver_1year

 今回の買取価格(正式には市場売却受託サービス価格)と前回の2023年8月の売却価格との比較は次の通りで、海外価格の上昇に加え、円安も進んだので、前回よりも13.9%高くなった

 今回(2024年4月4日)
  買取価格 142.51円/g 海外価格 $27.13/oz 為替相場 151.74円/$
 前回(2023年8月30日)
  買取価格 125.13円/g 海外価格 $24.73/oz 為替相場 146.05円/$

 (注)私は三菱マテリアルの株主として積立中なので、買取価格は0.11円/gだけ一般の人より高くなっている。

 現在の平均取得価格は66.60円/gなので、売却価格 71,255円に対して譲渡益は37,955円(利益率 114.0%)となった。譲渡所得の特別控除50万円内なので非課税になる。おまけに現在の消費税率で消費税まで返してくれる(買取価格に含まれている)。


 銀を一部利食う気になったのは、純銀ETFが急激に割高水準にまで買われ出して投機的な動きが顕著になり、買取価格の方も4月3日から2日続けて約5円ずつ上がったからだった。純銀ETFの日足チャートは以下の通りである。


  4月9日終値は保管されている銀の価値に基づく基準価格に対して18.0%もプレミアムがついている。プレミアム/ディスカウント等の状況は純銀上場信託(現物国内保管型) 投資信託(ファンド)情報で調べられる。

 このETFは先物価格を現在価値に引き直した価格に連動すること目指しているが、 現物不足等の特別な事情でもない限り今のプレミアムは割高過ぎると思う。だからと言って、売り建てたりする気は全くないが。

 なお、純銀ETF等は以前お遊び程度に売買したことがあるが、今は貴金属ETFは売買していない。ただ、保有中株式等と同じウォッチリストに残してあるので、大きな値動きがあると理由を確認したりしている。

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