毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析の7月4日分で、主に6月末までの動きをまとめている。
分析結果と各ペア動きのまとめ
まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2月3日のブログ記事を参照のこと。
分析結果と各ペア動きのまとめ
まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2月3日のブログ記事を参照のこと。
5月は全般的に大きな動きがなかったのに対し、6月初旬は割と動きがあり、特にユーロは強い上昇トレンドが出た。ところが、反動で下げた後はまたあまり動きがなくなってしまった。
ドル円は6月2日に107.5円台から108.6円台の陽線が出た後、5日に米雇用統計のサプライズで109.85円まで上げた。しかし、雇用統計の信憑性が問題視されて翌営業日には急反落し、途中少し戻したものの23日には106円手前まで下げた。その後は戻して7月1日には108円に達したが、その後107円台に戻っている。7月2日の米雇用統計も良かったが、あまり上げなかった。米国でのコロナ感染者が再び拡大しているので、今後雇用統計がまた悪化するのではないかという懸念があったのだろう。
ユーロドルは5月最終週に買転換した後、順調に上げて10日には1.142ドル台に到達した。その反動安で19日に1.116ドル台まで下げ、23日には1.134ドル台まで戻したものの、その後は1.12ドル台中心であまり動くかくなくなった。
ドル円は6月2日に107.5円台から108.6円台の陽線が出た後、5日に米雇用統計のサプライズで109.85円まで上げた。しかし、雇用統計の信憑性が問題視されて翌営業日には急反落し、途中少し戻したものの23日には106円手前まで下げた。その後は戻して7月1日には108円に達したが、その後107円台に戻っている。7月2日の米雇用統計も良かったが、あまり上げなかった。米国でのコロナ感染者が再び拡大しているので、今後雇用統計がまた悪化するのではないかという懸念があったのだろう。
ユーロドルは5月最終週に買転換した後、順調に上げて10日には1.142ドル台に到達した。その反動安で19日に1.116ドル台まで下げ、23日には1.134ドル台まで戻したものの、その後は1.12ドル台中心であまり動くかくなくなった。
ユーロ円も5月最終週に買転換した後、連日陽線を続けて5日に124.4円台に到達した。その反動安で19日に119.4円割れまで下げ、30日には121.4円台まで戻したものの、その後は121円を挟んだ動きを続けている。
為替関連のニュースなど
ドル円の動きのまとめのところで、雇用統計の信憑性に触れたが、「理由不明の休職者」の存在で、失業率は見かけの数字よりも悪いという話もある。
新興国に再び資金が戻り、下げのきつかった新興国通貨も全般的に少し戻している。スワップポイントの激減した新興国通貨を割と持っているので戻してくれるのはうれしいが、金余り以外、買われる根拠はなさそう。損益を勘案しつつ少しでもポジションを削減しておきたいところだ。
ちなみに、スワップポイント狙いのポジョンを割と持っているセントラル短資FXのトルコリラ円の買スワップポイント履歴は下記の通りだ。6月19日時点。一時はマイナスになっていたのが、わずかだがプラスに戻ってきており、スワップポイントによる口座資金の目減りが止まった。高いスワップポイントが付いていた頃が懐かしい。
ドル円(ユーロドルも)の動きが小さくなっているが、コロナ危機対応で各国が金融緩和に動いていて金利差がなくなったため為替相場が動きにくくなったという見方がある。金利差があれば動き続けるわけでもないが、そういう面があることも確かだろう。
欧州、ユーロ関連ではみずほ銀行の唐鎌さんが信頼できる情報源の一つだと思っているが、年明けまでユーロは1.10~1.15ドルのレンジだという見立てになっている。コロナ騒ぎで欧州の山積の難題が目立たなくなり、金利差の縮小と相まって動きにくくなっているからだ。
為替に関しては、色んな人が色んな観点から意見を述べている。それらが釣り合ってその時点の為替相場になっているとも言えるだろう。そういう意味で、ロイターの外国為替フォーラムは参考になる。そこを見れば、色んな見方がわかる。ただ、いちいち真に受けていると振り回されることになるが。
長くなったので、最後に一つだけ。為替に直接的な影響はないが、香港国家安全法の成立は大きな出来事として長く記録に残るだろうし、米中を始めとして各国の貿易に大きな影響を与えていくだろう。以下のブルームバーグの記事がよくまとまっていると思う。