最近、投資信託の購入に関しては、楽天ポイントや楽天カードによる投信購入を少額で行っているだけだった。投資信託、特にアクティブ型では期待を裏切られることも多いため、投資対象として新たに考えることはほとんどなくなっていた。
しかし今回、少し悩んだ末、新規募集されていたマネックス・アクティビスト・ファンドを50万円分だけ購入した。信託報酬が2.2%(+成功報酬22%)と高く、それに見合う結果を残せるか分からないが、マネックスが進めるアクティビストの活動に期待してのことだ。マネックスは昨年からアクティビスト・フォーラムの活動を開始していたが、この投資信託では個人投資家を巻き込んだ総合的なエンゲージメント(対話)を目指すということだ。
2月に開催されたマネックスの20周年記念 特別ディナーイベントでも、松本社長等から新たな取り組みを始めるということを聴いていた。今回は、運用会社がマネックス・アセットマネジメント株式会社で、投資助言もマネックスグループのカタリスト投資顧問株式会社になっている。松本社長を始め、マネックスがいかにこの投資信託に力を入れているかは以下の動画を見れば分かる。
アクティビスト・フォーラムの活動は、個人投資家と日本企業のコミュニケーションを活性化することを目的としている。昨年5月に開催された第1回のイベント(フォーラム)の様子は動画で配信されている。
私はマネックスグループの一株主であり、メイン口座もマネックス証券にある。しかし、それは別として、マネックスのアクティビストフォーラムの活動やこの投資信託によるエンゲージメントによって日本企業がより良くなっていくと信じて応援したい。その結果として、運用成績が向上することも期待したい。
なお、今回の投資資金の大半は、スパークス・新国際優良アジア株ファンドを解約して回収した資金なので、投資信託への投資額を増やした形にはなっていない。フルインベストメントを基本にしているので、新規投資はほとんどの場合、組み替えになる。今回は投資対象が外国株のものから国内株のものに変わったので、機会を見てS&P500等に投資する投資信託を増やしたいと考えている。
【2020.8.18追記】
ファンドの運用が開始され、状況報告がライブであったが、本日から以下でビデオで見られる。
月次レポートでもそうだが、現時点では、具体的な投資銘柄についてはオープンにされていない。エンゲージメントの途中でもあるので、その方が投資家のためだという判断のようだ。
一般購入者は、3,000人ぐらいで思っていたより少ない感じ。テーマ性のある分かりやすいファンドではないからそんなものか。
マネックス・アクティビスト・ファンド特設サイト は以下になっていて、月次レポートにもアクセスできる。
【メモ替わり追記】
2021年2月22日には「投資先であるジャフコ グループ株式会社の還元方針の開示および自己株式取得について」のプレスリリースが出た。このファンドの活動に伴う成果だ。