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マネーパートナーズグループがTOBになったので全部売却

 TOBになったマネーパートナーズグループ(以下、マネーパートナーズG)1,200株を11月6日に475円で600株、11月28日に474円で600株売った


 マネーパートナーズGは、外国為替取引(FX)業大手で以前は成田空港等での割安な外貨両替・受取サービスや暗号資産(仮想通貨)交換業もやっていた。今は大和証券G本社の持分法会社になっている。

 かつては暗号資産関連として人気化したこともあり、私が最初に買った2018年2月にも期待は続いていた。マネーパートナーズGの月足チャートに私の売買履歴を追記したものを以下に示す。 



 2018年2月5日に500株を396円で買ったが、当時の株価指標はPBR1.0倍、予想PER22.9倍、予想配当利回り1.3%、予想ROE4.6%、自己資本比率14.7%などで割安感はなかった。暗号資産関連であったし、2016年の高値から1/3以下に下げてきたという理由で買ってみた。

 その後、買い増し、節税売り、一部利食いと買い戻しを繰り返し、TOB発表前にはサブ口座で1,200株保有、平均取得価格242円となっていた。また、節税売りによる損失は一部利食いではカバーできず、銘柄累損益は▲4.25万円だった。

 TOBに関するお知らせは以下の通りで、マネーパートナーズGも賛同していた。TOB価格は1株475円だった。

2024年10月31日 株式会社外為どっとコムによる株式会社マネーパートナーズグループ株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ

 私は当初この発表に気づいていなかったが、11月1日の株価変動で分かり、保有していた1,200株を11月6日に475円で、11月28日に474円で600株ずつ売った。売りの間が空いたのは、2回目の475円での売注文がなかなか成立せず、注文が期限切れになっていたりして、結局474円に指値変更して売ったからだ。

 マネーパートナーズGへの投資では、最終的な税引後銘柄累計損益は+19.4万円強で、手掛けていた期間や投資額の割には大した成績ではなかった。しかし、暗号資産関連で買った狙いは外れ(後述)、その後は銘柄累計損失を解消して撤退しようと考えていたので、TOBによって高く売れての投資終了はラッキーだった


 なお、以下はマネーパートナーズGの事業動向や株価、私の売買についての補足説明だが、備忘録としてまとめておいただけである。

 2018年2月5日に500株を396円で買った(メイン口座)時、暗号資産交換業の準備は自社で進めていた。しかし、マネー・ローンダリング対策強化の流れの中で、暗号資産の取り扱いは高リスクだということで取引先金融機関等との関係もあってなかなか進展しなかった。結局 、暗号資産交換業の登録準備を進めていたコイネージを2019年4月に連結子会社化することによって、2020年7月にようやく暗号資産交換業を開始した。

 暗号資産交換業の遅れに加えて株式市況の悪化もあって株価は2018年秋から一段安となった。2019年3月に大和証券Gと業務提携もしたが、株価は一時的に少し上振れしただけでじり安が続いた。最初の買からだいぶ下げたのと、暗号資産交換業開始に期待して2019年9月に300株を270円で、10月に400株を250円で買い増した(サブ口座)。

 その後コロナショックもあって株価はさらに下げ、2020年7月に暗号資産交換業を開始しても特に上げなかった。既に出遅れていたし、費用負担が重くてすぐに業績貢献はないし、本業の収益もコロナ禍の影響で低迷していた。

 このような状況の中、2020年7月にメイン口座の500株を200円と215円の2回に分けて節税売りした。ただ、今の業績は最悪でも今後は回復すると考えていたのて、同月にサブ口座では500株を193円で買っていた。

 ところが、2020年11月に暗号資産交換業の推進役だった奥山社長が退任し2021年3月には同事業も停止してコイネージ廃業となった。通貨両替・受取サービスも2021年4月には終了となり、結局、FX業に専念することになった。ただ、以下に示すように業績は2021年3月期を底に持ち直し、配当利回りもよくなった



 株価は時おり吹き上がるので、2021年2月に300株を333円で利食い、同年10月に210円で買い戻した。また、2023年9月にも300株を333円で利食い2024年4月に283円買い戻した。その結果、TOB発表前にはサブ口座で1,200株保有、平均取得価格242円となっていた。

 TOB発表の翌日からはTOB価格475円にサヤ寄せする動きとなった。競合は出てきそうにないし、信用売残も多くないので、上値追いはしないと思っていた。とりあえずTOB価格と同額で半分だけ売指値しておいたら、11月6日に600 475円の売が成立した。

 翌日以降、残り半分も475円で売指値していたが、474円と475円の間でバーコードのような値動きになっても成立しなかった。いつの間にやら売注文は期限切れだった。資金化を急ぐ必要もなかったので、改めて475円の売注文を出しておいたが成立しなかった。それで売指値を1円下げることにして、11月28日に600株 474円の売が成立した。

 最終的に税引後銘柄累計損益は+19.4万円強で無事投資終了となった。




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