人間賛歌・もっちゃん4649

清々しい朝 (追憶の日々)


平成14年が新築の年でしたから 追憶を13年前に進めます

またお付き合いくださいね


夏休みの介護は ふだん勤めの都合で休めない妹たちが 

お盆休みや保健休暇などを取って 介護に当たってくれる時と 

暗黙の了解が出来ていました


私は長男の嫁と言う立場で 特にお正月とお盆は家を空けることが出来ないと

結婚当初から言い聞かされていました


お盆や正月に嫁が旅行しているとなると離縁ものです

親類がうるさい土地柄なのです


私も離縁されて出戻り娘と指を差されるのは プライドが許しませんからね

しかたなく掟に背かずに 第1幕は勤め上げました


今はそんなことはどうでもいいし 怖くはありません

子育てが終了している強みなんでしょうか~?


命あるものを守りたいと言う一念だけで動いています!


私は第1幕の時は 毎年お盆前に九州に帰っていたのですが

介護が始まってからは 6月の次は9月に予定を入れていました


なるべく母が一人になることを防ぎたかったのです

姉妹が重なることは母のために避けていました


お盆が済み 暇になると 母のことが案じられ

汗疹が順調に治っているかな~?と 居ても立ってもいられない気持ちになりました


こんなところで ぼやぼや家事をしている自分がじれったくって

今すぐにでも 飛んで帰りたい気分なのです


孫のお守りをして 買い物にいって 食事の支度をして・・・


確かに家族のみんなを喜ばせ役立って居る事は確かだけど 

こんな事をしていられない気になるのです


寝ても覚めても心の底には心配な母がいて・・・

救われないのが正直な気持ちでした


連れ合いはこの20日の間に海外出張が2回あり 

家に帰れて身の回りの世話ができたのは4日だけ


そのためだけに待機している価値があるのかと 最近じりじりと焦りを感じています


わずかな帰りを待つだけの私はいやだなあ

もっと私にはやることがあるはず・・・


アテネオリンピックの開催期間なので 気持ちが紛れているけど

心ここにあらずの毎日で 不満がふつふつと湧いてきていました


夏休みなので 妹に任せている欲求不満の現われだったのでしょう


勤めをとるか 介護をとるか・・・


私は介護を優先して 1年早く勇退しました

お金よりも 母に寄り添う時間の長さが大切だったのです


一日の大半を横になって過すようになり 起きているのがきついと言い始めています

高齢なので いつ何時おかしくなっても不思議ではありません


病気が無い健康な人なので ゆっくりと生を楽しみながら

住み慣れた家で 最期を迎えさせたい~と願いました


認知症のお陰で 楽しい事だけを感じる人に 今はなっています


後はしっかりと娘の別荘の留守番をしているのだと

自分なりの生きがいをもっているのです


昨夜 千葉の妹からメールが届きました

明日の夕方竹田に着きます。
連れ合いと長女の3人で出かけます。

それでいいでしょうか?


はい、了解。
夕食のお弁当まで福祉の宅配を頼んであるし、ヘルパーさんも夕方入って下さるから
ゆっくり着けばいいですよ。

と返事を出しました


やっと向こう岸に泳ぎ着けた気持ちです


9月4日まで 妹は滞在して介護に当たってくれる予定

心の底の重たいしこりがす~~っと 溶けてなくなりました


とても清々しい朝を 迎えることができていました~


スィートジェーンです





PS

置手紙のことづて欄が不具合中ですので、

コメントの設定を開始したいと思います。


皆様のお声を楽しみにお待ちしています(*^_^*)




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