2年の2学期に部活のキャプテンになった頃から何か揉め事が生じたらしく、上靴のいたずらを度々受けるようになりました。
初めは上靴を隠されていることが多く、職員室にスリッパを借りに来ていたのですが、どんどん日を追うに連れて陰湿さがエスカレートしていきました。
初めのうちはゴミ箱や植え込みの中に放りこまれていたりして、簡単に探し出せたのですが、上靴を切り裂かれたり、油性マジックのピンクでエロい卑猥な落書きをされたり、目に余る卑劣な状態に陥っていきました
新しい上靴にしてもすぐにその日の翌朝にはいたずらが続くのでした。
自衛手段で持ち帰ると言う方法しかないようになっていきます。
何回も上靴代を親からもらえないし、心配かけたくないので親には言わないで~と担任に言ってるようでした。
なんとも不憫で言葉をかけてやりたいのですが、またそれが陰湿さを増したものへと形を現すのでどうしてあげようもありませんでした。
学年通信「プチモナミ」で上履きを隠したり陰湿ないじめをして友を困らせている実態を取り上げました。
親に心配をかけまいとして一人で耐え我慢している友のことにあなたは気づいていますか~?という内容でした。
上靴に落書きをされ、切り裂かれて、目を覆うばかりの真新しい上靴にされた惨いいたずらを見てグサッと胸をえぐられる思いを私は感じました。
Kさんがどんな悪いことをしたというのでしょう~?
はっきりと伝えなかったら相手には伝わりませんよ~
無言電話や卑劣な行いは姿を相手に見せない分、卑怯な恥ずべき行動です。
直ちに止めなさい~!
何の解決にもつながらないし、あなたの運命を狂わせる愚かな行為です~
親が知ったらどれだけ悲しまれることか~!
Kさんはね、「何が悲しいといって、上靴がなくなったのを一緒に探してくれる友がいないことが一番辛いです。」と先生に話してくれました
この言葉を親に伝えていいのですか~?
親が聞いたら身をよじってお嘆きになることでしょう~
それほどまでにKさんを追い込んでいるのですよ~
長男が4年の時に学校のプールの側溝で足の裏を切ったそうです。
包帯を巻いた足を見たときに、母親である私は「どうしたん?」と息子に尋ねたのです。
そして、祖母に学校からの連絡があったかどうか確かめました。
素足で歩くプールサイドの側溝が怪我の原因なら、担任は知っていたはず~
一言説明とかお詫びの電話があってしかるべき~~
何もないという返事でした。
血気盛んな私は許せんと思い、電話をかけようとしたのです!
すると長男が、「お母さん、保健室までM君が肩を貸してくれたから、ボクはうれしかったし、それでええねん~」と笑顔で言うのです。
子どもの得心している笑顔を見てす~っと心が晴れました
「友が支えてくれたからそれでええねん~」
友の力の大きさを知ったのでした。
そんな支えあう友に育って欲しいと願っています~
と訴えました。
それ以来、ぴたりと上靴のいたずらはなくなりました。
Kさんが卒業して大学生になった春に贈り物が届きました。
見るとKさんからで、中に手紙が入っていました
明日に続く~
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