人間賛歌・もっちゃん4649

子孫に繋がる満足感を        ('09年11月1日の自分史)


タカネハンショウヅルの実です






マムシグサの実です







ヤマラッキョウです







阿蘇の野山は 晩秋の装いにすっかりと変わっていました


栄枯盛衰はすべての生物の世の常ですから

初めがあって終わりがあるので よいのですね!


ショートステイに母は 2泊3日で介護の支援をしていただいていましたので

今回はいざとなった時に慌てないで良いように できるだけの準備を整えました


用意万端が整うと 気持ちがとても落ち着きます


注入器でのトロミ食も 飲み込み方を忘れかけているので

こぼれたり残したりする量が増えてきました


1時間くらいは悪戦苦闘で促しますが それ以上は眠り始めるし

誤嚥につながるので中止しています


私の根気もこれくらいが限度ですから・・・


母が生き続けていてくれるお陰で 暢気な独身貴族の生活を楽しめているわけですから

なんとしても一日でも長く 母であって欲しいと願っています


欲に限のない私ですが 精一杯お勤めに励んでいます


平成16年の11月3日に奈良を立ち 満5年をまもなく迎えます


関西汽船の南港まで 連れ合いに車を運んでもらって

「死んだつもりで前だけを見て過ごそう!」を合言葉に

お互いの母親の介護に全力を注いできました


大正5年生まれの義母と実母でしたから 時々は情報交換をし合いながら

自然に委ねて生きようと励ましあっていたのでした


今年の7月に 義母は天命を全うし大往生を果たし

皆の胸に温かな思いを残して安らかに旅立ったのです


それからというもの 母の最期をいつも意識する日々が続いて

特に朝の目覚めの時はビクビクする思いで 母の寝息を確かめます


どこにも体に痛みのない母ですので おそらく老木が朽ちて倒れるように

静かに最期を迎えるのではないかと 在宅介護を択んだ私は 怯える日々を重ねています


福祉の進んだ地域ですから 医師会病院の看護師さんが夜間対応で訪問くださいますから

おかげで心強いのですけど・・・


命の灯火がいつ消えるのかとハラハラしながら見つめる日々は 初めての体験ですが

ここまで頑張れたのですもの!

全うしたいと意欲を燃やしている毎日です


20日の誕生日まではどうか命を存えさせてください!と

祈る思いで過ごすことでしょう


燃え尽き症候群にならないように~!と 友は案じてくださっています


万物には必ず終わりがありますから 感謝で送ってあげたいと願っています


野草の営みは いろんなことを教えてくれます


枯れてなくなるのではありません

多くの子孫に繋がる満足感を抱いて 命を永久につないでいるのです


”百歳まで生きたい”と口癖のように言う母の声が 楽しい日々だったことの

証のように私には聞こえています


夕食の支度もできあがりました


4時半のお帰りまでにクウの散歩を終えて 部屋を温かくして迎えたいと思います


母娘の二人三脚が ゆっくりとのんびりと前に前に 進んでいけますように~


霜月の朔日の祈りです


寒さが増して 弱ったものには堪えますから 充分に気をつけて過ごしますね~♪


あなたもくれぐれもご自愛くださいませ!

では また~!^^

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の(画像)掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにお待ちしています(*^_^*)


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