雨降って地固まる （追憶の日々）

平成１６年１０月２０日の追憶です


外では暴風雨が吹き荒れていますが　昨夕から雨戸を閉め切っているので

比較的　音は静かです


平安な境地を得た私と　よく似ていると思います


今月初めに　母を救急車で病院に搬送という　騒ぎがありました

幸い３番目の妹が介護に帰省していたときだったので　事なきを得たのですが

やはり夜間の一人暮らしは　「こわいわね～」と　妹と話し合っていたのです


義父の３０年祭という大きな行事があり　感謝を込めて勤めることが出来

その後いろんなことが重なり　連れ合いと話し合う一日がもてました


母親の介護に専念してこいや

そうさせてもらえるとありがたい


「今は会社を興したところだし、俺も１０年くらいは仕事に集中する生活になるだろう。

お前を家に縛り付けておこうとはさらさら思わない。

活き活きと明るく生活してさえくれたら　それが一番の願いなんだ。」

と　言ってくれました


長女で跡取りと決めていた娘をもらったときから　親のことはいつか～と決めていました


おかげで連れ合いは常に協力してくれ　いつも二つ返事で快く　毎月の介護や

私のすることには　深い理解を示してくれました


離婚という手段で　介護に専念する選択をしたんだと妹たちに話すと

何とかそれだけは思いとどまらせようと　必死で説得してくれるのです


正常な母の判断がない今は　母の心は私たちの思いの中に生きているんだと

連日メールと電話の攻撃でした


私たち夫婦の深い思いなど　理解させようと思うほうが無理なのです

分かってはもらえません


数日間でくたくたになりました・・・


ＰＣ依存症になって　見知らぬ人と話し合っている姉は　淋しい気持ちを

それで満たしていたのに違いないと　とんでもない方向に話が進んでいきます


ＨＰに来てくださる友は私の分身だと思うくらいに

ステキなポリシーを持ち　毎日を前向きにがんばり続けている人ばかり！！


妹の誤解たるや　とんでもない思い違いです

あいた口が塞がらない思いで　ほとほと妹たちとの対応に　疲れきってしまいました


今止めないと姉ちゃんが不幸になると　頑なに思い込んでいるのです


喜んでもらおうと　瞬間的とはいえ離婚という形を示さないと　実現できない

現実打破の方法を選択したのに　肉親のありがたさと同時に

理解してもらえない苦しい重圧も感じました


「辛く淋しいという気持ちは　姉ちゃんたちが使う言葉よ！

妹の私たちは母の介護を引き受けてくれようという姉夫婦に　感謝こそすれ

自分の立場の辛さを言うものではない！！」

と　３番目の妹が疲労困憊の私に気付き　とうとう強くたしなめました


二人の妹も　やっと１７日の日曜日の夕方に　分かってくれました


妹のメールが届くと　見たくもないという　拒否反応を体が示すようになっていたのです

喜んでもらえるとワクワクしていたのに　全く気持ちが通じないのですから


貯金通帳も生命保険も家計のことは　二人の中では　今のままと変わらず！

本籍も名前もそのまま！


現住所だけを竹田に持ってきました

義母や親戚の長老を　納得させる意味での演技なのです


復縁はまた二人で時機を見て必ず～！


３０年祭の次の日から　まだ１０日しか経っていないのに

何年かを過ごした思いです


連れ合いが　最高のメルトモになってくれたことが　大きな今回の収穫です


今まで夫婦を３８年近くやってきて　お互いに空気に近い存在でしたが

今は　出会えた喜びを　再確認しあえている二人です


雨降って地固まる


恋人のような楽しさが　会話に戻ってきました


外は大雨～

いいえ　超大型台風の直撃を受けています


ものすごい雨量です！

磐石な夫婦の絆を　しっかりと結び合うことができました



玉之八重曙です





置手紙のことづて欄が不具合中ですので、

コメントの設定を開始したいと思います。


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