人間賛歌・もっちゃん4649

熟慮の時だと (追憶の日々)


とても清々しいきれいな朝です

肉親はありがたいな~と しみじみ感じている私です


読みの浅い あさはかな自分であったことも自覚できました

すっきりと今朝の空と同じくらい 澄んだ気持ちで過ごせています


昨日は妹二人の「考え直して~!」と言う 猛反対にあい


「母が望むことは離婚と言う結果ではないよ

4人の娘を嫁がせた時から母は覚悟をしていたはずだよ~

嫁いだからには 使命があってのご縁のはずだから 今の家庭を

守らないといけないよ!  ねえちゃん!」


4番目の妹は仕事を休んでまで 説得し続けてくれました

文才のある妹なので 迫力たるや すさまじいものがあります


息子師匠にコピーを頼んで 妹の意見は 私の返信も添えて 逐一連れ合いにも

転送して見てもらいました




「離婚を避ける方法は一つあるわ!」と 妹に返信しました


「私が実家に帰らないで 1年間奈良で過ごせば 母の愚痴は止まると思うけどね

そんな現実問題を あなたに任せたら 姉ちゃんの代わりをしてもらえる?


人の批判は誰にでもできるけど 無責任だと思うのよ

代わりに私に任せてと言う代案を あなたは示せるの?」

と 強い語調で4番目に迫りました


「姉ちゃんのようにはいかないと思うけど、任せてもらえたら私の仕事の延長上に

福祉施設があるから、離婚までして親の世話をすると言うことは避けてもらえるし、

任せてくれたら うまくすべてやるわ~」

との返事


妹の気持ちも汲んでやらないといけないだろうし 1年間様子を見ようかしら?

と言う気持ちになったのは事実です


その旨を妹に伝えました


27日に奈良に帰るから それまでに何らかのストップできる安心材料を

急ぎ見せて欲しいと・・・


連れ合いと夜10時過ぎに話が出来ました


「1年間 家にいたからといって、収まるほど単純なものではないよ~」

と言う 連れ合いでした


「大和の人の根強い妬みはそんなに深いの?」と そのときは受け止めました


寝つき難い夜でしたが ふと夢か幻か 20年前に亡くなった

連れ合いの姉を見たのです


年子でしたから 私の姿にダブって義母は姉を見ていたんだと 

不思議なくらい はたと思いつきました


私が実家にいそいそと帰る姿は あの娘さえ生きていればと そのたびに

哀しみを誘う要因だったのです


1年間じっと奈良で我慢して 嫁の座を守って尽くしても 

義母の心は満たされないのだと 気付いたのです


義母の病的なまでの悪口や不満は 取り返すことの出来ない

姉を喪った哀しみの言葉だったのです


孫やひ孫に囲まれ 大きな屋敷でなに不自由なく暮らしている自分と

神奈川の娘の世話で施設に入れば 新築のバリアフリーの家にも住めず

ささやかな娘達に会う楽しみまでも奪ってしまったと義母は 大きな悔いを

感じるのではないか・・・


連れ合いの深い読みが分かった気がしました


早速 朝6時過ぎに電話で 老人ホームの手配はやめて!と妹に連絡しました


家庭の事情は それぞれ そこで生活しているものにしかわかりません

親子でしか感じ取れないものもあります


連れ合いは 義母の心中の癒しようのない深い哀しみを理解し 

それを取り除く方法として 自分も私も みんな大きな傷みを持ったのだと

義母に示したかったのでしょう


一人娘の姉の存在は 母の大きな支えであり 喜びでした


孫のサヤがそっくりな風貌なので 生まれ変わりだと大喜びしています

異常なほどのかわいがりようです


竹田の母も 奈良の母も米寿なので 残りの日々はそう長くはありません

貴重な一日を 親孝行できるのは 限られた日数です


復縁の含みを持たせた最善の方法だと 紙切れ一枚の重さに

納得している私が 今ここにいるのです


まだまだ日数があるので 考えは揺れ動くことでしょう

優柔不断は苦手ですが 今は慎重に‘熟慮の時だ’と言い聞かせています


私の幸せを肉親なればこそ 必死で願ってくれるのだと確認できたことが

大きな成果として ずっしりと心にあるのです


大きな愛に包まれていることに感謝しています


ハルサザンカです






PS

置手紙のことづて欄が不具合中ですので、

コメントの設定を開始したいと思います。


皆様のお声を楽しみにお待ちしています(*^_^*)





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