人間賛歌・もっちゃん4649

帰れる故郷があるという

ウドの入ったビニール袋が玄関前に届けられていました。
こんな日はゴンギツネのことが思い出されます

山の幸を見つけると、届けてやろうと夜の間に無言で置いて帰ってしまうのです。
素朴な村人の人情の深さを感じます。

ウドにタケノコ・ワラビと山菜が揃った日でした。
さっそく母に初物を食べさせてあげました。

ウドの皮はきんぴらにして、捨てるところがない料理の工夫で風味を楽しむのだと2年前に教えてもらいました。
天然のものは香りが濃く、それが初物を今年もいただけた喜びになるのでしょうねえ。

家の上の山に蕗が育っています。
今日は蕗採りをしようと思っています

かなり急な坂ですが、シイタケ栽培をしている隣の従兄弟夫婦は70代後半だけどどんどん平気な顔で仕事をしていますからね~

毎日の仕事が運動になっているのでしょう。
みんな高齢なのに元気です

お宮掃除に行って石段の清掃をしてきたのですが、今回は私も体力が出来たのか足腰の痛みはありませんでした。
去年の秋祭りの掃除の時はもっとしんどかったはず~と不思議に感じるほど、体が軽くなっていました。

やはり毎日の8千歩以上のウォーキングのお蔭なんでしょう。
体質改善が出来ているようでうれしさを実感できたのですよ~

お祭り後の片づけにも夕方参加できました。
幟や幕を取り外してしまうのです。

昔からこんな営みを続けて今も守り続けているのだなあって、感慨一入でした

「拝殿に上ってよく遊んだよねえ~子どもの頃」と4歳上の男性に声をかけたら、
「一番奥の中まで入って土偶を見たんやで~」と白状していました。
「まあ、なんとあきれたことを~」と一同大笑いでした

今だから言えることですよねえ~
探検のつもりで御神体を見極めたのでしょう~
さぞやドキドキものだったはず・・・

各戸には4人・5人と子沢山の時代だったからお宮さんが子どもの安全な遊び場だったのです。
今年は高校生も卒業して村からバイクの音も消え、いっそう静かになってしまいました。
一番若い人は49歳の跡取り娘で、19人の村人です。

空き家になっていた家の改築が行われ、まもなく退職した夫婦が帰ってくるようです。
去年も増改築した家が2軒あり、退職組が老後にと備えているようですよ~

家並みは9軒となり、新しい村に外見はなってきました。
経済力はみんな持っているのですよねえ。
たいしたものです

静か過ぎる過疎の村ですが、豊かな山の幸がふんだんで退職後の生活には最適です。
帰れる故郷があるという支えで、みんな街で闘っているのです

過疎の村はいつか消えてなくなってしまうのではないのだとお宮さんの手伝いをしながら村全体に思いを馳せた一日でした

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