人間賛歌・もっちゃん4649

親孝行って簡単 (2007年11月の自分史)


母の膝は2時間が限度と決めて、こまめに横になり まっすぐに足を伸ばすと、

前よりは幾分 自力で立ち上がれるようになってきました。


やはりそれだけでも私の負担は軽くなります。


まだシッカリとポータブル使用を選びますから、ガチャガチャと蓋を開ける音が聞こえたら

走っていって下着の上げ下げの介助だけは必要のようです。


清拭も椅子に座り行えています。

皮膚病に良いと聞く お湯船温泉の湯を熱く洗面器に沸かして入れて、

蒸しタオルのようにして上半身の背中から始めるのです。


いつも決まって、「わあぁ~、熱い♪」と言いますから、

「温かくて気持ち良いでしょ~?」と言葉を添えてあげると、

「ありがとありがと~♪」に替わるのです。


「どこのどなたか知らねども~こんなご親切をありがとう~♪」

「何を言ってるの~?  私は娘よ。ヒロコよ~」と言います。


「あぁ、ありがとねえ~」と魂に届くようです。


昼寝から起きて好きな相撲を楽しみに見ていますが、

「今は朝ね~? 夕方の5時ね~?」と 何度か確かめるようになってきました。


かなり分からないことも増えているのでしょう~?


訊ねたら答えてくれる人が傍に居ると また修正できて落ち着けています。


出来ていたことが無くなっていくのは仕方ないし 今あるもので楽しませてあげようと、

午前中の10時半から1時間を カラオケのお楽しみ会と2日前から始めました。


私の部屋は南側の窓が大きく、室内は明るく温かな陽だまりの部屋ですから

車椅子に乗せて連れてきてあげると、「わあぁ~、明るいねえ~」とお日様を喜ぶのです。


それだけで歓声をあげる母ですから、親孝行って簡単ですよね~


ボリュームを最大にして、隣に聞こえても歌の好きなご夫婦ですし、お昼前だからいいのです。

古賀メロディーが母の十八番ですから、私も好みは同じです。


無法松の一生・人生劇場・影を慕いて・湯の町エレジー・哀しい酒・・・を

画面の歌詞を見ながら、ワンテンポ遅れるのですが 大声でうれしそうに歌っています


ちらちらと私のほうを振り向くので、「お母さん、よく知ってるね~上手上手(^.^)/~~~」と

拍手すると、とても最高に得意げに次々と歌い楽しい時間を過ごせています


「おしっこに行きたくなった~」と言う言葉でお開きになるのです。

場面が変わるとそれまでの記憶がすぐになくなりますからね~


自分の周囲の見える範囲が母の世界で、その中であれこれと見慣れたものに囲まれて

平穏な気持ちで過ごせています。


足の痛さも立つ時に感じるだけで、

「あら?どうしたのかしら・・・足が変?」と毎回言いますからね~


わがままも要求も意欲もあるがままに従って時間が流れているので、無理が無いのです。

私も穏やかな気持ちで寄り添っていることが出来、元気に過ごせています。

ご安心くださいね~


天気の良い午前中はカラオケ三昧だと思ってください。

では、またあした~

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)



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