一心行(いっしんぎょう)の桜

一心行の桜は山桜です

キスミレ

フデリンドウ

故郷は奥豊後の国ですが、熊本県境に位置しています。
小学校の高学年になると校外学習で阿蘇登山が計画されていたので、とても思い出深いところです。
85歳くらいから毎月一回認知症の母の支援で奈良と熊本を往復していましたから、阿蘇の雄姿を特急バスの車窓から楽しんでいました。
88歳から介護に専念できる許可をもらえたおかげで、2年くらい前まではショートステイを利用させてもらいながら、一心行の大桜に会いに出かけていました。
阿蘇の野草の撮影会に毎月参加できていたのですが、要介護度が上がるに連れて参加できなくなり、デジカメを友にお預けして楽しんでいました。
南阿蘇の田圃の中に樹齢4百年以上の大桜が御霊を鎮めるために厳かにどっかりとゆるぎなく変わらぬ艶やかさで咲いています。
樹高は22m・差し渡し30mで国内有数の名木の魅力に惹かれて各地より観光客が押寄せています。
3月に野焼きが終わった後、阿蘇の山にはキスミレやフデリンドウが咲き、5月にはハルリンドウやミヤマキリシマツツジの絨毯を楽しむことが出来ます。
自然に恵まれた中で恵みに感謝しながら暮らせる幸せを噛み締めています。
母は穏やかにゆっくりと旅支度を整えながら、毅然とした姿で「有終の美の姿はこうあるべきだよ~♪」と無言の教えを娘たちに示唆しています。
ゆっくりと見詰め合って感謝を伝えていましたが、昨日無事に帰りついたと連絡がありました。
選ばれた私は誠心誠意あなたの娘でよかった!という喜びが伝わるように、自然体でこれからを努めていこうと燃やしています(*^_^*)
ゆっくりと見守ってくださってありがとうございます!
これからもよろしく~(^.^)/~~~
お元気でね♪