充実した一日 （２００５年３月の自分史）

　　
土曜日だけのボランティアなので、子供たちも楽しみにしてくれているのが伝わってき始めました。


覚えていてくれて、うれしい顔で出迎えてくれるようになってきたのです。


周りに自然とみんなが集まってきていつにまにかそこには陽だまりが出来ているのです～


ジグソウパズルとままごとの相手をしながら自由時間を過ごし、

みんなが揃ったらお集まりの朝の会が始まります。


あなた～の♪

なまえを～

おしえてく～だ～さ～い～な♪


一人一人に注目しながら、名前を毎回尋ねます。

先生たちにも、もちろんボランティアの人にも。


はっきりと聞こえる声で名前を言える人が３人。

かすかに小さな声で聞こえるのがやっとという人が３人。

先生が名前を代わりに言ってくれるとうれしそうに片手をひょいとあげる人が３人。


もりた～♪

ひろこさん♪

いい名前だ～ねえ～♪


昨日の出席は９人でした。


全部で２１人ほど利用者がいるのですが、土曜日は家の都合でお休みとなる児童もいます。


すべて知的障害を併せ持つ重複障害なので、親の送り迎えが必要なのです。


何組かの兄弟揃って重度の障害を抱えている家族に会い、強い衝撃を受けました。


ここまで育ててくるのには並大抵のご苦労ではなかったはず～・・・


自閉症の兄弟を明るく強く、弾むような笑顔で送ってこられるＫさん。


兄弟ともに重度のオムツの取れない歩行の困難な子供を抱えるＯさん。


明るさと優しさと聡明感あふれる母親の毅然とした態度に、毎回頭の下がる思いがします。


この強さは天性のものか～？


二人の子供の育児を通して、強かで優しい人間愛あふれる慈顔の持ち主になられたのでしょう～


神様に選ばれたお二人だと感じるほどにすばらしいのです


挨拶程度の会話しか出来ていないから何も詳しくはわからないけど、

これらの兄弟に会うのも、

母親の美しい横顔に会うのも楽しみなのです。


尊敬の念が湧き、人の魅力に満ち満ちて輝いていると感じます。


授かった命を懸命に守り育てている姿に大きな感動を覚えるし、応援してさし上げたいと強く願います！


一言の言葉も持てない兄弟たちは

最高の笑顔をお返しに周りの人を癒してくれています～


関わりを持つスタッフの考え方も私は大好き～


みんな大きな人間愛で接しているし温かいのです


そんな一員に加えてもらえて素晴らしい時間を過ごすことが出来、たくさんの元気をいただいているのです。


「おつかれさま～」と家に帰ると母の優しい労いの言葉が　心地よく心に響きます。



充実したボランティアの一日だっと大満足で終えることができ、心から神様に感謝しています







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