両親の心の支えだったG先生が 一昨日の昼過ぎに お見舞いに来てくださいました
事前に都合の問い合わせをいただき、84歳の方が単車で5キロの道を
見舞いに来てくださるというのです
「わざわざ来ていただいても 本人の心に届くこともない認知症ですので、
申し訳ないけれど 結構です。」と柔らかく辞退申し上げていたのですが、
「ご無沙汰ばかりしていて申し訳ないから~」となおも仰るので
「お待ちしています」と お受けしました
父の盟友でした
10歳以上お若いのですが、兄弟以上のお付き合いだったと私も感じていました
とても母の心に届く時間を過ごせたようでした
その晩から頭の中が40年以上前に遡ってしまい、すっかり調子を崩してしまって
今も現実には いない母なのです
認知症の人のお見舞いは自分の都合を押し付けてはだめですね~
心境の変化を大きく与えると そこに戻ってしまい、現実がわからなくなります
父は元気に仕事に出かけていると信じ 帰りを待っていますし、
妹たちは学校に行ったかどうかを何回も確かめます
そのうち自分は今G先生のお宅に泊まっていると思い込み、服を着替えたらお礼のご挨拶を
したいといって、上着のボタンをとめようと必死で試みますが、何時間かかっても
ボタンの一つを はめられないのです
だから部屋を出て行く段階には ならないですんでいますが、根気たるや相当なものです
胸のボタンを一つ つかんで 何時間も格闘しているのですからね~
手伝ってあげたら簡単にすみますが、次は挨拶に出て行きたくなり、動き始めます~
いくら言い聞かせても それが認知症ですから
すごい意志力で貫徹したくって、制止できなくなるようです
昼寝も全くできず 疲れきっていますが、傍にいる私も閉口で お手上げで・・・
サクラソウに癒してもらっています~
今もボタンを握って悪戦苦闘中なんですよ
入浴訪問はお断りしようと思っています
憔悴の顔つきが心配ですからね・・・
早く現実に戻れることを願うばかりです
PS
『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』
楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。
入口は置手紙の下方にあります。
皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)
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