打たれ強い性格は （２００７年１０月の自分史）

この３連休で片付けようと、朝早くから兼業農家は稲刈りを始めました。

家の前の広い田圃はすっかり昨日の夕方には片付いていました。


今朝も早くから残りの２枚を始めましたが、生憎の小雨となり

泣き面に蜂だなあと気の毒に感じています。


休み明けには大型台風の襲来が予想されているし、

今のうちにと言う予定が狂ってしまいそうです。


今年は台風の被害もなく豊作だなあと思って見ていたのですが、イモチ病の大発生で

円形に稲穂が赤茶色に変わっていくのでした。


家の前の田圃の持ち主のところが特にひどく、３枚の田に被害が集中していると言っても

過言ではないほどに虫にやられています。


若い５０前の夫婦が働き盛りで休みの日にはいつも草の手入れや消毒など

細かに手入れが行き届いているし、農機具も最新型を備えていて羨望の的になっています。


皮肉にも一番被害が大きいのです。


土壌と水と太陽に恵まれて　美味しい米の生産地として特にこの地方は認められています。


高齢者の過疎化の進んだ村ですから、休耕田になりそうな時は　農協にお願いすると

耕作権の発生しない方法で、専業農家が請け負ってくれています。


７５歳以上の老夫婦の家がほとんどですから、この村で農業をしている家は

２軒のみとなり、後の家は農協に委託しています。


台風の進路情報がとても気になっています。

虫にやられた所は早く収穫しないと強風に倒されてもっと被害が増大するでしょうし、

あと１週間で～と待っている大半の稲は豊作のままを死守できるのでしょうか～？


従兄弟の高齢のために我が家は農協委託に今年からなりました。

対岸の火事だと冷ややかに感じている自分がここにいます。


若夫婦の心の内を思うと涙雨ですのに・・・

人生は順風満帆ばかりではありません。


打たれ強い性格はこの自然の中で鍛えあげられたものですから、

あの二人も　大きな思い開きをして悟り　心を落ち着かせていることでしょう～


すべてが明日への試練なのですよね～

たくさんのことを乗り越えることが　豊かな人生の実りに通じるのです～

ＰＳ

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