人間賛歌・もっちゃん4649

生き方のお手本 (2007年12月の自分史)


「なんのためにこんな大騒動をするのやら~?」と母の部屋を広く片付け、組み立て式の湯舟を

運び込み、ホースをセットして入浴の準備が始まると 何回も不審そうに母が呟いていました。


「お母さんをお風呂に入れてあげたいからって、来てくださったのよ~」と私。


お風呂が自分のベッドの近くにあるなんて信じられないのでしょうね~

何回も呟くのでした。


3人がかりで抱えて湯舟の中の ハンモックの上に連れて行ってくれます。


下着はハンモックのところで脱いでさっと大事なところはタオルで覆ってくれるし、

羞恥心を大切に気遣って下さる手順に 大満足の母でした。


41度のお湯が張られてまず頭からシャンプーが始まり、「目をつむってね~」と

耳元で一人が頭をしっかりと固定して持ち、その間にもう一人が手早くシャンプーです。


あとの一人は手足の爪の手入れ~


常に3人が全身をハンドタオルで優しく撫でて擦るように洗い進めて下さっています。


「長生きするとこんな良いことが一度はあるものやねえ~

私はこんなお風呂は初めてよ~(*^_^*)」と 最高の賛辞を述べ始めました。


「マサエさん、はじめてですか~?」とヘルパーさんが聞くと

「はい、初めてこんな良いお風呂に入れてもらいました~

一生に一度はこんな良いことがあるもんですねえ~」


またしても同じ言葉で喜んでいました(*^^)v


これだけ喜んでくれたら 入浴介助をする人もされる人も、傍で見ているものも

みんな幸せ気分にほっこりとなります(^.^)/~~~


血圧も体温も正常で、足のむくみも治まってきています。

食欲もあるし、排便も正常だし何も心配のない体調でした。

痒いところも痛みもありません。


入浴終了後、

「あっぱれな生き方のお手本ですねえ~」と 母の手作りの作品が並んでいる

陳列戸棚の折り紙作品や切り込み作品を見ながら 4人でお喋りを楽しみました。


新しいバリアフリーの住処を持つ母のことを 「なんと幸せな方でしょう!」と

昨日初めて見えたスタッフさんが 感想を何度も述べてくれていました。


別荘仕立ての様式ですから 田舎では珍しく瀟洒な建物なので まじまじと外観を眺めていました。


母の値打ちを上げられたとうれしく思った一瞬でした


何も予定のないフリーな一日でしたので、ゆったり気分で幸せを噛み締めていた母娘だったのです。

ご安心下さいね~

PS

『現在、コメントを受け取らない設定にしています。』

楽しいお喋りサロンとして、既存の掲示板と画像掲示板を活用したいと思っています。

入口は置手紙の下方にあります。

皆様のお越しを楽しみにサロンでお待ちしています(*^_^*)



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