意欲付け (2007-04-11の自分史より)
子供デイサービスに出かけてきました。
2回目なので、子供の反応が温かくとってもうれしい再会でした。
人懐っこい子供が多いから笑顔で挨拶が交わせます。
新しい出会いも二人増えてかわいい兄弟でした。
母親に連れられて入室してきました。
K君兄弟という名前だとわかりました。
お兄ちゃんは5年生で、‘仲良し小道’や‘お馬の親子’など 静かな優しい歌を
しょっちゅう鼻歌で歌っている温和な感じです。
弟は人とのふれあいを求めて側によってくるが、言葉を持たないので
引っ張ったりキックしたり、一見乱暴なそぶりを見せるけど
それが意思表示なのです。
ダンボールの部屋を作ってお客さんごっこで遊べたし、呼びかけると
ニコニコうれしい顔で反応してくる
人懐っこい3年生です。
みんなが揃うまで自由遊びで遊んでいると、初対面なのにそのK君の母親が
「新しいボランティアさんなんですか?」と声をかけてくれました。
「はい、よろしく♪~」と挨拶をしたが、なぜわかったの?とちょっと不審に感じました。
前回のときは親子の音楽療法の日だったので、
5人くらいの母親が参加していたのです。
でも、途中で自己紹介するまでボランティアだと思ってくれた人は
だれもいなかったのに・・・
見ると、ピンク色のプリントを手にしておられました。
ゆうゆう通信という12月1日発行予定の通信に“よろしくね”という見出しで、
私のことを紹介して下さっていたのでした。
対応の早さに受け入れ側の喜びを感じました。
喜んで迎えて下さっているのだと言う、責任感もあわせ感じました。
商業高校のクラブ活動メンバーも8人ほど 月1回の土曜日にボランティアとして
若い息吹を吹き込んで下さっているといいます。
もっちゃんは月4回の土曜日の参加です。
母の体調の様子を見て回数を増やしても良いな~とは思っているのです。
みんな個性があり それぞれ興味の示し方が違います。
奈良での10年間の経験を活かして 静かな子供は折り紙に興味を示したり、
多動で注意不足の子供には調理なども素晴らしい学習効果があったので、
しばらく様子を見て良いアドバイスが出来ればと思っています。
母に昼食は用意しているのですが、前回は促してあげないといつまでも
食べていないままでしたので、半日の活動でしたが 家に帰ってきました。
翌朝 そろそろサッシの雨戸を開けてあげようと思って、7時過ぎに
母の部屋を覗いてみると、きちんと着替えも済ませ、新聞を見ていました。
雨戸も開けて、白いカーテンにして朝の光を入れています。
「おはよう~~♪もう、起きていたのね~」と挨拶をすると、顔を上げて
「はいはい、おはよう~さん♪
外を見たときに、なんで奈良の車があるのかな~?とぼんやり考えていたのよ。
ちょっと頭がぼうっとしてきたようよ!」といいます。
「車を奈良から持ってきたからね~♪
ぼうっとなんかしないでよね!しっかりしてよ。」というと、
「自分でぼうっとしていると気付いているだけ、良いのと違う?」と続けてきました。
そうかもしれません。
自分で自分のおかしさに気付いているということは、
正常に近づいた証拠なのでしょう。
ぼんやりと物忘れの世界から戻ってきつつあることを、
母も実感できているのだろうと思いました。
良いお天気なので、毎朝10時から1時間はドライブを楽しめています。
「ありがとうありがとう♪」と喜び、道が拡張されたことや、
父の妹の家が新築されたのを車窓から見たり、裏の畑の石垣が
きれいになっていることに気付くと 後部座席から感想を次々と話してくれます。
石垣の草を刈っていた頃のことなど、まともに思い出していました。
会話もきちんと受け答えできるし、同じことの繰り返しも
ほとんどなくなってきています。
今日のドライブはビデオを返却するコースを予定していました。
まだまだ車でのお出かけが楽しみなようです。
昨日は玄関から車までは押し車なしで歩行できました。
歩行の練習にもなると思いました。
まずは大切なのは意欲付けなのですね♪
したい、やってみたい、行きたいという気持ちを起こしたら
人は努力できるのです。
分かりきったことだったけど、目の前で 母が態度で示してくれるから
とても新鮮に感じました。
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今朝の癒しをお届けしますね
紅唐子です(べにからこ)
太郎冠者です (たろうかじゃ)
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